医学部看護学科・医学研究科看護学専攻医学部看護学科
医学研究科看護学専攻
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特別研究コース

南﨑眞綾さん -横浜市立大学 医学部看護学科 助教-(老年看護学分野 2020年修了) 

 大学卒業後、勤務する中で「高齢の患者さんが、もっと本人らしく穏やかに入院生活を送るためにはどうしたらいいか」と感じ、大学院に進学して勉強しました。そこで、研究を通して看護学を深めたいと考えるようになり、今は大学教員として勤務しています。
 YCUは広い視野で看護を学ぶことができ、やりたいことに挑戦できる環境があります。人として、看護師として、YCUで様々な経験を積んでほしいと思います。

赤塚永貴さん -慶応義塾大学 看護医療学部 特任助教・NPO法人 PolicyGarage-(地域看護学分野 2020年修了)

  私は、行政保健師として働いた経験から、健康でよりよい生活を支えるための政策や制度、システムについて学びたいと考え、大学院に進学しました。大学院は、自らの研究課題、そして自分自身と徹底的に向き合う機会であったと同時に、豊かな見識を備えた先生方や共に学ぶ仲間との出会いを通して、世界を広げることができた貴重な時間だったと思います。
 どのような立場・場面においても、YCUで学んだ、人に寄り添う「看護」の専門性や技術を人と社会に役立たせるべく日々取り組んでいます。

課題研究コース(CNSコース)

大西令未奈さん -横浜市立大学附属市民総合医療センター 小児看護専門看護師-(小児看護学分野 2020年修了)

 子どもが病気や治療を本人なりの頑張り方で乗り越える力を引き出せるよう、小児看護の学びを深めたいと思い進学しました。授業や実習を通じて、成長発達に合わせた子どもの理解や複雑な課題を持つ子どもへの関わり方、組織に合わせた活動の方法を学びました。先生方の指導と院生同士のディスカッションにより、臨床での疑問に研究として丁寧に取り組む過程を経験することができました。
 今後は、小児看護専門看護師として実践的なケアを行いながら、子どもに関わるスタッフと協働していきたいと思います。小児病棟・外来の子どもたちを中心に、その同胞や病気を持つ親の子どもなど様々な立場にある子どもに最善のケアを提供することが目標です。
 

深瀬史江さん -独立行政法人国立病院機構 横浜医療センター 感染症看護専門看護師-(感染看護学分野 2019年修了)

 感染管理者として病院勤務をする中で、独学での研究に限界を感じたため、大学院に進学しました。仕事と学業の両立は大変でしたが、先生方の手厚い指導により文献クリティーク能力が培われました。そして、職場の課題である、医療関連感染防止に向けた継続的な手指衛生向上を研究テーマに結びつけることができました。
 研究への取り組みにより、専門的知識と分析能力、言語化能力が身につき、専門看護師認定試験合格に結びついたと感じています。現在、コロナ禍において感染症への差別や偏見を目の当たりにし、取り組むべき課題を感じています。今後は、感染症看護専門看護師として課題を研究として取り組むことで、看護に貢献したいと思います。
 

大椛裕美さん -横浜労災病院- がん看護専門看護師-(がん看護学分野 2014年修了)

 大学院修了後は、診断時、集学的治療時、再発転移時、人生の最終段階にある患者と家族の心理的不安の軽減や意思決定支援、がん相談窓口の対応や緩和ケアチームの一員としても活動しています。そして、療養と就労の両立に向けた支援や若年性がん患者に対するがん生殖医療への支援などがん患者の生活や人生の質の向上を目指し、多職種や他施設と連携しています。   
 日々の活動においては、大学院での講義や実習、研究に取り組む過程で学んだ倫理的視点、研究的視点がとても役立っています。当時は課題に取り組むことに精一杯でしたが、ものの見方や視野が広がり専門看護師としての現在の活動に結びついていると実感しています。

看護学専攻博士前期課程