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医学研究科看護学専攻
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専門看護師認定審査合格者・CNS修了生の声

専門看護師認定審査合格者

CNS(Certified Nurse Specialist:専門看護師)専門看護師認定審査に合格した本学大学院医学研究科看護学専攻の修了生を紹介します。

感染症看護

大釜 恵(平成24年度修了生)
中村 真紀(平成24年度修了生)
北村 忍(平成25年度修了生)
辻田 佳小里(平成27年度修了生)
今村 のどか(平成27年度修了生)
長野 有希子(平成27年度修了生)
野口 京子(平成29年度修了生)
高橋   幸子(平成30年度修了生)

がん看護

大椛 裕美(平成24年度修了生)

精神看護

桐山啓一郎(平成24年度修了生)
谷島 和美(平成24年度修了生)
ベンジャミン 藍(平成25年度修了生)
早川   麻耶(平成25年度修了生)
一柳 理絵(平成27年度修了生)
寺戸   聡子(平成27年度修了生)
中村   啓(平成28年度修了生)
小野寺 悠斗(平成29年度修了生)
佐々木 博之(平成29年度修了生)
若杉 慶嗣(平成29年度修了生)
佐々木   貴行(平成30年度修了生)
高橋   麻美(平成30年度修了生)

老人看護

上田明日美(平成30年度修了生)
志岐亮介 (平成30年度修了生)
秋山美代 (平成30年度修了生)
金田明子(平成30年度修了生)

CNS修了生の声

 本専攻を修了し、現在CNSとして活躍中の修了生の声を紹介します。

2013年3月修了 神奈川県立がんセンター 精神看護専門看護師 谷島和美

 私は2013年に精神看護学専攻を修了しました。修了後は神奈川県立がんセンターでリエゾン精神看護専門看護師として勤務しており、リエゾン看護師外来という看護外来の運営に携わっています。がん専門病院という特性上、多くの患者さんはがんの告知、再発や積極的な抗がん治療の中止など、生命を脅かされる「悪い知らせ」を何度となく受けることとなります。リエゾン看護師外来では、患者さんが精神的な適応を取り戻し、その人らしさを保てるように専門的な直接ケアを提供するとともに、コンサルテーションや調整機能を用いて、患者さんにとっての最善の医療・ケアが何かを他職種で検討しながら活動を続けています。
心身の危機的な状況にある患者さんと対話させていただく仕事は、その責任の重さに時に押しつぶされそうになることもありますが、それ以上に患者さんの人生や、がんとの向き合う姿勢などから教えられることが多く、この仕事に携わらせていただくことに感謝しています。
今振り返ると大学院で仲間とともに学んだ時間は、宝物のような時間でした。海風を感じると、海のすぐそばにある福浦キャンパスでの様々な出来事が、今も懐かしく思い起こされます。看護師としてキャリアを重ねたあと、自分が学びたいことをより専門的に学ぶことは、基礎教育における学びとは異なる深まりがあります。また答えを教えるのではなく、どうすれば答えにたどり着けるかという視点で指導をしてくださった先生方のおかげで、今もこうして活動を続けることができているのだと思います。
大学院で学ぶ機会や、CNSとして活動する機会は、誰にでも訪れるものではありません。このメッセージにたどり着いた皆さんが、大きな一歩を踏み出されることを願っています。

2014年3月修了 横浜労災病院 がん看護専門看護師 大椛裕美

【活動内容】
大学院修了後は1年間の病棟勤務を経て、現在は専従で外来と病棟を横断的に活動しながら実績を積んでいます。
実践では、診断時、集学的治療時、再発転移時、人生の最終段階にある患者と家族の心理的不安の軽減や意思決定支援、がん相談窓口の対応や緩和ケアチームの一員としても活動しています。そして、療養と就労の両立に向けた支援や若年性がん患者に対するがん生殖医療への支援などがん患者の生活や人生の質の向上を目指し、多職種や他施設と連携しています。   
実践の中では看護職者だけなく多職種から相談を受けることもあり、問題点や対応方法を一緒に考える過程を大切にしています。相談における問題の本質を見極め、相談者の背景を考慮しながら助言したり、ときには一緒に実践したりすることもあります。
倫理においては、倫理コンサルテーションチームの一員として臨床での倫理的問題の検討や多職種でのカンファレンスの調整、倫理に関する研修の企画なども行っています。
病院全体で質の高いケアが提供できるよう多職種や管理職と調整を図りながら支援体制の構築に取組み、がん看護に関する研修の企画や研究の支援、緩和ケアリンクナース育成などの教育活動も行っています。また、研究活動は認定看護師や医師と共同して取り組んでいます。
日々の活動においては、大学院での講義や実習、研究に取り組む過程で学んだ倫理的視点、研究的視点がとても役立っています。当時は課題に取り組むことに精一杯でしたが、ものの見方や視野が広がり専門看護師としての現在の活動に結びついていると実感しています。

【これからCNSを目指す人へのメッセージ】
大学院で学ぶことは決して楽ではありませんが、臨床では得ることのできない学びがたくさんあります。これまでの看護を振り返るだけでなはなく自己を内省する局面もあり、看護師としても人間としても成長する機会になります。そして何よりも、同じ志を持つ仲間との出会いや切磋琢磨して過ごす時間はかけがえのないものであり、とても貴重な経験になると思います。 

2017年3月修了 横浜市立大学附属市民総合医療センター 感染症看護専門看護師 辻田佳小里

私は集中治療室で勤務する中で、患者さんが、原疾患の治療をするという入院の目的とは異なる、術後感染や肺炎などにより入院期間が長期化し、入院前に思い描いていた退院後の生活ができなかったり、自宅に帰れず、転院していく患者さんを目の当たりにしました。そこで、感染症が予防できれば、患者さんはより良い生活を送ることができるのではないかと考え、大学院に進学し、感染症看護専門看護師を取得しました。
専門看護師を取得後、感染制御部の専従看護師として院内の感染対策に従事しています。病院全体の感染対策は、これまで部署で個々の患者さんの看護を行ってきた私にとっては難しく、自分自身の活動が「本当にこれでよいのか」と内省する日々ですが、医師や薬剤師、検査技師等、感染制御部のメンバーや部署の師長等、多職種で病棟、院内全体の課題を共有し、感染対策の相談への対応や感染症患者の看護を行っています。個々の患者さんやスタッフへ丁寧に対応することが院内全体の感染対策につながると考えています。多剤耐性菌などの感染症患者さんや、術後や免疫抑制剤投与中の易感染患者さんは感染症であることや易感染であることで、個室隔離、行動制限を強いられることがあります。患者本人、他患者に対して感染を予防しながら、患者さんにとっての最善は何か、今の状況が患者さんにとって善いことなのか、患者さんの治療の妨げとなっていないだろうかと日々考え、病棟看護師や感染制御部メンバー等、チーム全体で共有し、実践しています。倫理的な視点で、患者さんにとっての最善を考える時には、その方法や戦略に悩むことが多いですが、院内の他領域の専門看護師と連携し、相互の専門性を発揮することで、自己の知見は広がり、よりよい看護が提供できると思っています。個々の患者さんの感染対策、予防をすることが院内全体の感染対策となり、さらには、病棟スタッフや多職種、専門看護師の仲間と課題を共有、実践し、振り返ることができることは自己のやりがいにつながります。 

看護学専攻博士前期課程