研究に関わる指針、法律など
研究者が自分自身と研究活動を守る為に知っておくべき基本知識
大学における研究活動(特に医学研究)は、社会から大きく期待されています。そして、研究活動の資金のほとんどすべては税金でまかなわれています。当然のことながら、その裏返しとして、一人一人の研究者は、研究活動を、社会の理解と支援の下に進めていくことが必要です。
したがって、研究者がのびのびと研究活動を進めていく為には、研究に関する様々なルール(指針や法律など)を遵守する事がまず必要です。ルールの遵守は、研究者自身、研究室、大学を、あらぬ疑いから守るためにも絶対に必要です。
研究に関する様々なルール(指針や法律など)は、時代の要請に応じて、刻々と変化しています。特に倫理面に関しては、10年前とは全く異なった様相を示している部分も少なくありません。現在、議論が行われている部分も多くあります。過去の様々な失敗例の多くは、その過渡期に起きた例が多い事も知っておくべきです。無用な過ちを犯さないためにも、ルールを理解して、遵守して研究活動を行う必要があります。知らなかったでは済まされません。
研究指導者は、現場で働くすべての関係者に研究のルールを徹底させる義務を負っています。同時に、現場の研究者自身がルールを理解して遵守の自覚を持つことが、なによりも大切です。