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【開催概要】市民講座「たんぱく質の異常で病気を診(み)る~早期発見・早期治療に向けて~」

2015.02.06
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  • 講座・セミナー

たんぱく質の異常で病気を診(み)る~早期発見・早期治療に向けて~

平成27年2月6日(金)開催概要

講師 : 平野久 教授、荒川憲昭 助教(横浜市立大学プロテオーム科学)

今回は、「たんぱく質の異常で病気を診(み)る~早期発見・早期治療に向けて~」と題して、プロテオーム科学の平野久 教授、荒川憲昭 助教が講演しました。

講演はまず平野教授から、病気の診断をするマーカーの重要性と検査の対象としての血液成分について、また、血液の中の異常たんぱく質の分析と病気診断への利用について、以前は150年以上かかった開発を、短い期間で可能にした例を、写真や図を示しながらわかり易く説明していきました。
続いて荒川助教から、卵巣明細胞腺がんの特徴や検査・治療法を説明しながら、血液検査で診断できる新しい卵巣がん診断マーカーたんぱく質の発見についてのお話があり、近い将来実用化されるという報告もなされました。
受講者の方から「基本的な血液の分析の方法もわかった」、「マーカーの開発の大切さがわかった」、「先生方の努力に頭が下がる思いだった」、「平野先生だけでなく後継者の先生が育っていて安心した」、「初め資料を見た時は難しそうだったが、説明をきいている内に近々診断マーカーが実現しそうなので期待している」というご感想をいただきました。
今後も当センターの研究成果情報を講座やWEBサイト、広報物等を通じて皆さまに公表していきますので、何卒よろしくお願いいたします。
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