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国府台女子学院高等部で模擬授業を行いました

国府台女子学院高等部で模擬授業を行いました

 YCUは9月2日(土)、国府台女子学院の高等部に在籍する生徒を対象にした模擬授業を実施しました。国府台女子学院は、千葉県市川市にある小中高一貫の私立女子校です。女子校での模擬授業は、今日が初となります。
土曜日の午後、通常の授業を追えた後に開催された模擬授業には、高校1年生から3年生までの希望者約30名が参加しました。

授業前半

前半50分の授業はYCUとデータサイエンス学部を紹介する等座学形式。実際にどのようなことを学ぶのかをYCUデータサイエンス推進センター 小泉和之准教授が熱く語りました。
この中で小泉准教授は、従来からデータサイエンス分野は重要な位置づけにありながらも、これを解析するソフトや膨大なデータを処理する能力を持つコンピューターがなく、技術が追いついて来なかったという状況を説明。現在では機器などの発達によりデータサイエンスを学べる環境が整ってきているといいます。
「データサイエンスは世界中から期待されている分野。現在はまだ優れたデータサイエンティストが枯渇しており、将来の進路は国内の幅広い民間企業、行政はもちろんのこと、海外にも活躍の場がたくさんあります。今はまだ職業として存在していない仕事もこれから生まれてくるのではないでしょうか」と話しました。

授業後半

後半の授業は情報実習室に移動して、バスケットボールを例にスポーツ統計学の実習を行いました。プロバスケットボールチームの選手データを使い、生徒それぞれがエクセルを使って選手のプレーを解析し、各自がMVPを選出。バスケットボールのルールをあまり知らなかった生徒も、データを活用することで、自分だけのMVPを見つけ出すことができました。
小泉准教授は、「データサイエンスの分野において、正解はひとつだけではありません。たくさんの答えがあっていいのです。数学とは違い、あらかじめ決まっているゴールに向けて証明するのではなく、自由な発想で取り組むことができ、そこから導き出された結論さえも自由なのです」と魅力を語りました。

模擬授業を体験して

模擬授業を体験した生徒からは「もっと難しいものと思っていましたが、身近なスポーツの事例などが分かりやすかったです」「父からデータサイエンスがこれから重要になると聞いていましたが、今回の授業でその内容がよく分かり興味を持ちました」「母に勧められて参加しました。これまでデータサイエンスという言葉も知りませんでしたが、未来を感じる分野だと思いました」などの感想が聞かれました。 
データサイエンスはスペシャリストとして、女性が働きやすいといわれる分野。この中から、未来のDS女子(※)が誕生することを期待したいと思います。

※データサイエンス女子:YCUでは期待を込めてそう呼んでいます。





(2017/09/27) 

データサイエンス学部School of Data Science