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2018年度一日施設公開・講演会を開催しました!

2018年度一日施設公開・講演会を開催しました!

2018年度「木原生物学研究所一日施設公開・講演会」を8月4日(土)に開催しました。
今年は猛暑にもかかわらず、516名の方にご来場いただき、大盛況のうちに終了しました。

日時 : 2018年8月4日(土)10:00~15:30
会場 : 横浜市立大学木原生物学研究所(舞岡キャンパス)

施設公開・展示

講演会

最初に本研究所長の木下哲教授より簡単に研究所紹介をしました。
その後、為重才覚特任助教より、「植物の葉の形を作り出す仕組み」をご講演いただきました。
ホールの定員以上の方にお集まりいただき、植物の葉っぱがなぜ個々に違うのか、植物ホルモンや為重先生が行っている研究の紹介について、小学生から年配の方まで興味深く聞き入っていました。

植物遺伝資源科学部門

「植物遺伝資源科学部門研究室紹介」
「切ってびっくり!種なしスイカ!」

今年の猛暑の中で食べるスイカは格別!
研究所の圃場で育てた種なしスイカと種ありスイカの食べ比べは毎年大好評です。

植物ゲノム科学部門

「植物ゲノム科学部門研究室紹介」
「作ってみよう、my小麦粉」
「あなたはいくつわかるかな!?パン食べ比べクイズ!」

パン食べ比べクイズでは、クイズ形式となっていて、それぞれのパンを食べながら、色、風味、感触などを確かめながらどのパンにどんな小麦粉が使われているのか比べていました。
 小麦粉作りは、最初子どもたちが懸命にうちわを仰ぎながら、小麦の穂から小さな実を取り出していました。そしてその実を臼で挽きながら、少しずつ真っ白な小麦粉がこぼれ出てくるのを刷毛で集めます。
今は粉の状態になった小麦粉しか知らない子どもたちにとって、小麦粉がどのようにできるのか間近に見ることができ、貴重な体験になったようです。

植物応用ゲノム科学部門

「植物応用ゲノム科学部門研究室紹介」
「ブロッコリーからDNAをとりだそう!」
「シュワッと変化!イチゴで色遊び」


毎年大好評のブロッコリーからDNAを抽出する親子実験コーナーでは、小学生から高校生までの子どもたちが実験に参加しました。実験は嶋田教授や学生の説明を聞きながら子どもたちが自分で行いました。
途中からは親御さんも加わり、親子でDNAの取り出しに夢中に取り組んでいました。
イチゴの色遊びのコーナーでも、中村助教や学生に器具の使い方を教わりながら、イチゴの色の変化に大喜びしていました。

植物エピゲノム科学部門

「植物エピゲノム科学部門研究室紹介」
「米粉でベーグルをつくろう!」

白玉ぜんざいを作るコーナーでは、学生から米粉の違いの説明を受けながら、親子で粉を練って白玉作りに励んでいました。

木原記念室公開・圃場ツアー・入試説明会

木原記念室では、名誉室長による木原博士や展示品の説明を受けられることもあり、たくさんの来場者の方が訪れていました。
また、圃場ツアーでは、あらかじめ教室で本学学生によるコムギや研究の説明を行ってから圃場見学を行いました。残念ながらコムギ栽培の時期ではなかったのですが、例年よりも多い参加者となりました。
今年は理学部の入試説明会も開催され、北海道や愛媛県からも熱心な学生さんや親御さんに来場いただき、真剣に聞き入っていました。

アンケートより(一部抜粋)

  • 実際に体験してできて楽しかったし、スイカも美味しかったです!またこのようなイベントをやってほしいです。
  • 展示専用の施設でなく、研究施設を開放してもらえたことで、研究活動の一端が想像出来て良かった。
  • 入試説明が具体的で分かりやすかったと思います。木原生研の魅力が沢山ありました。
  • 子供が小さいですが、興味深くイベント体験していました。また来年も楽しみにしています。
  • 「ブロッコリーからDNAを取り出そう!」では、お子様(小学生くらい)でも分かるような言葉で丁寧に説明がなされていた所が印象的でした。
(講演会)
  • 講演について、具体的な植物ホルモンの研究事例が聴けて良かったです。
  • 講演会の資料の内容が充実している、判り易いのが良い。
  • 何気なく見ていた葉の形が、急に面白くみえるようになりました。ありがとうございました。
この他にもたくさん感想をいただきました。アンケートに記入していただいた皆様、ありがとうございました。


木原生物学研究所では、一日施設公開・講演会以外にも講演会、エクステンション講座等の地域貢献事業を今後も予定しております。
開催前にはホームページにてご案内させていただきますので、興味のある方は是非お越し下さい。

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