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平成26年度一日施設公開・講演会 開催報告

【開催報告】2014年度木原生物学研究所一日施設公開・講演会

平成26年度「木原生物学研究所一日施設公開・講演会」を7月26日(土)に開催しました。
275名の方にご来場いただき、大盛況のうちに終了しました。


日時 : 平成26年7月26日(土)10:00~15:30
会場 : 横浜市立大学木原生物学研究所

施設公開・展示

講演会

木原生物学研究所 木下哲教授 により、
「遺伝子に刻み込まれたオス・メスの争い」の講演会が行われました。

まだ一般的には知られていない、比較的新しい分野ですが、
木下先生よりわかりやすく説明していただきました。
まだまだ発展途上の分野で難しいところもありましたが、
最先端の研究内容をみなさん興味深く聞いていました。

植物ゲノム科学部門

「植物ゲノム科学部門研究室紹介」
「圃場で麦ができるまで」
「食べよう!さわろう!比べてみよう! おいしいパンの秘密」
「石うすでひいて作ろうMy小麦粉」
「顕微鏡でのぞこう!ゲノムの世界」

小麦粉作りでは、子どもたちが小麦の穂から小さな小麦の実を取出すのに夢中になっていました。また、その実を臼で挽くときに、挽かれた小麦粉が臼からこぼれるたびにそれがもっと見たくてどんどん臼を引いていました。

植物応用ゲノム科学部門

「植物応用ゲノム科学部門研究室紹介」
「ブロッコリーからDNAをとりだそう!」
「植物が動く!?オーキシンの秘密!」


ブロッコリーからDNAを抽出する実験コーナーは毎年行列ができるほどの大人気コーナーで、今年もたくさんの方に参加いただきました。
実験は、子どもたちを中心に進め、親御さんたちも隣で心配そうに見守っていたり、写真を撮っていたり、親子で楽しむ実験となりました。

植物遺伝資源科学部門

植物遺伝資源科学部門研究室紹介」
「SATREPS~アフガニスタンコムギの里帰り~」
「食べて学ぼう! 種無しスイカの科学」

今年は急遽、サカタのタネの田崎先生にスイカに関する不思議をわかりやすく解説していただきました。講義後にはスイカの試食も行われ、受講者は満喫したようです。
研究所の圃場で栽培した種なしスイカの試食は、毎年のことながら大好評でした。
今年は実は不作で、直前までちゃんと育っているか危ぶまれたのですが、無事みなさんに食べていただくスイカは確保でき、提供することができました。
そして、アフガニスタン国際復興支援に向けた人材育成と小麦の里帰り計画を目的としている「持続的食糧生産のためのコムギ育種素材開発プロジェクト」の紹介も行いました。

植物エピゲノム科学部門

「植物エピゲノム科学部門研究室紹介」
「料理を科学する!米粉でベーグル作り」

今年度から新しく新設された部門です。
ベーグル作りは女の子に大人気で、
もちもちのベーグルを親御さんと一緒に楽しく作っていました。

木原記念室公開・圃場ツアー

木原記念室公開では、名誉室長による案内、質問等の解説を行いました。
また、圃場ツアーでは、「前から見たかったんだよ」とたくさんの方が興味を持ってくださっていて、本学学生の説明に聞き入っていました。

アンケートより

今年度の一日施設公開・講演会では81名の方々にアンケートを記入していただきました。自由記入欄には、
「難しいけれど、面白かったです。」
「とても良いイベントでした。もっと早く知っていたら低学年から参加してました。」
「スイカがとてもおいしかった。DNAのことがよくわかった。」
「ブロッコリーからDNAを取り出すのが楽しかった。」
「小麦粉を作れるのがよかった。」
「暮らしに役立つ研究をたくさんやってほしい。(豊かな社会の為に努力していただきたい。)近くですので応援しています。」
などのご感想をいただきました。

アンケートに記入していただいた皆様、ありがとうございました。


木原生物学研究所では一日施設公開・講演会以外にも講演会、エクステンション講座等の地域貢献事業を今後も予定しております。
開催前にはホームページにてご案内させていただきますので、興味のある方は是非お越し下さい。

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