【開催報告】第8回科学映画と講演の会「赤外線で宇宙の謎に迫る」を開催しました。

平成27年2月28日(土)に木原生物学研究所で「第8回科学映画と講演の会」を開催しました。今回は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の山村准教授が、赤外線による宇宙観察について最新の研究内容を紹介し、当日は111名の方に参加いただきました。

第1部では、DVD「私たちは星のかけら」(JAXA)によって宇宙の誕生から我々地球や生命が生まれてきた過程を観ました。子どもから大人まで非常にわかりやすい映像で、第2部の講演がさらにわかりやすくなる導入になりました。
第2部では、山村先生が実際に携わった、赤外線天文衛星「あかり」による、宇宙観測プロジェクトの解説をしていただきました。私たちが今まで目で見ていた宇宙とはまた違う、赤外線によって見る宇宙について、「あかり」によるデータを基にしながら説明しつつ、天文衛星に施された工夫や全天を地図にする『星図』の作成の事など、こぼれ話もたくさん織り交ぜていただき、大変楽しい講義となりました。

• 赤外線もいくつか種類があり、それを利用して宇宙観測に役立っていることを知ることができました。ありがとうございました。
• 可視光で見る物と赤外線で見るのでは違うということが分り興味深かった。
• 山村先生の話は初心者にも多少知っている人にもとても分かりやすかった。赤外線で別の世界を見たようで金子みすずの「見えないものでもあるんだよ」という言葉を連想させる。人間は自分は知らない事が多すぎるという事を再認識した。ありがとうございました。
• 赤外線で見た宇宙に大きな興味を持ちました。ほとんどが初めて見た画像で素晴らしかった感動しました。

この他にもたくさんのご意見をいただきました。ありがとうございました。
皆様からいただいたご意見も参考にしながら、今後も自然科学に関する講座を開催してまいります。

次回は平成27年8月頃に、薬にもなる植物に関する講座を予定しています。