【開催報告】第11回科学映画と講演の会「ハグロトンボ調査からわかる舞岡川の環境」を開催しました!
平成28年10月16日(日)に木原生物学研究所で「第11回科学映画と講演の会」を開催しました。今回は、横浜市立舞岡中学校の科学部が取り組んでいる「ハグロトンボ調査」について調査報告を行いました。当日は37名の方に参加いただきました。
第1部では、DVD「米ちゃんのよみがえれ地球~あーすプロジェクト21~」(サイエンスチャンネル)を観て、第2部では、横浜市立舞岡中学校科学部より、舞岡川で実施しているハグロトンボ調査について、現在のハグロトンボの生息数と下水道普及とハグロトンボの復活の因果関係の調査結果の報告を行いました。
今回は、1年生がプレゼンテーションのデビューでした。
それぞれ担当した区域に分けてハグロトンボ生息数調査を発表しました。
初めてなので、みんなとても緊張していましたが、しっかりと報告できました。
それぞれ担当した区域に分けてハグロトンボ生息数調査を発表しました。
初めてなので、みんなとても緊張していましたが、しっかりと報告できました。
3年生は、下水道普及とハグロトンボの生息の関係を発表しました。場馴れしているためか、とても落ち着いて話していて、貫録さえ感じます。
最後はポスターセッションで質問を受けました。
それぞれ担当のブースで来場者からの質問を受け、緊張しながら一生懸命に説明していました。
来場者もとても興味を持って聞いていました。
それぞれ担当のブースで来場者からの質問を受け、緊張しながら一生懸命に説明していました。
来場者もとても興味を持って聞いていました。
アンケートより
全体に対して
- 舞岡小・中・高が連携してハグロトンボを研究しているという地域に密着した試みで、今後も進めていってほしいと思います。
- 中学生の活動のお話を一般の者が聴く機会はあまりないと思いますので、またこのような機会を設けていただければと思います。ありがとうございました。
- 木原生物学研究所が様々な取り組みについて発表の場を設け、市民にもオープンにしてくれることはありがたい事だと思います。当研究所から歩いて10分余りの所に住んでいるので今後も機会あるごとに来所したいと思います。
- 自然は複雑であり単純な帰納法では解決出来ないことについて一般人も良く知るべきである。産学協動も重要だが基礎研究も重要であることを一般人に知らせることが肝要と思います。
舞岡中学校への応援メッセージ!
- 毎年地道に続けてきた調査の結果をわかりやすくグラフ等で発表していただいた。興味深く聴かせていただきました。古い資料なども丁寧に調べ下水と生物の関係を科学的に考察・分析されていてすごいなと思いましたし、おもしろかったです。これからも楽しく調査・研究を続けてください。今後の研究を楽しみにしています。
- 十数人の科学部員が数年に渡りハグロトンボの定点観察に取り組み、皆が一人ずつ発表してくれて今後もやりがいが出ると思います。自分たちの生活する環境の変化を観察することは意義ある事だと思います。この観察及び本日の発表は彼らの今後の人生に影響があると思います。
- 活動の継続、小・中・高連携の強化が一層進むことを期待します。ぜひ木原研も関わっていただき、将来を担う人材がここから育つことにつながれば素晴らしいと思います。
- 舞岡中・小・高の連携した取り組みを今後は木原生物学研究所・横浜市立大学・地域の市民、企業更に横浜市とも連携を強化して舞岡エリアの生涯学習メニューとして育ててもらいたい。
この他にもたくさんのご意見をいただきました。ありがとうございました。
皆様からいただいたご意見も参考にしながら、今後も自然科学に関する講座を開催してまいります。
次回は平成28年度後期に、講座を予定しています。