医学部看護学科・医学研究科看護学専攻医学部看護学科
医学研究科看護学専攻
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活躍する卒業生

看護師:集中治療室(ICU)

加藤耕平さん  ー横浜市立大学附属病院(2014年卒業)ー

 手術を受けた直後の患者さんや、院内急変、緊急搬送の患者さんなどを担当しています。ICUには、最新のモニタリング機器のもと、人工呼吸管理、人工心臓管理など、様々な生命維持装置が常時稼働しています。患者さん2名に対して、少なくとも1名の看護師が配置され、診療の補助や日常生活の支援を実施しています。
 また、IoTを用いて複数の医療機関のICUをオンラインで繋ぎ、遠隔でICUの患者さんをモニタリングし、医師に助言したりする「Tele-ICU」の業務も私の仕事です。 

注. 掲載している内容は取材当時のものです

看護師:NICU

白坂遥さん ー横浜市立大学附属市民総合医療センター(2010年卒業)ー

 医療的ケアを必要とする新生児を対象に、生理的な安定とそれぞれの成長発達を支援しています。早産児や超低出生体重児が多いため一つひとつの動作や環境に細心の注意を払い、ストレスの少ないきめ細やかなケアの提供に努めています。
 また、ご家族に寄り添うことも非常に大切な役割のひとつで、入院中の説明やケアだけでなく、退院後も安心した暮らしができるように他職種や地域機関と密に連携して継続的な支援を行っています。 

注. 掲載している内容は取材当時のものです

周麻酔期看護師

大山亜希子さん ー横浜市立大学附属病院(2011年卒業・2018年修了)ー

 麻酔科医とペアになり、患者さんが手術に耐えられるかどうかなど手術前の診察を行い、麻酔の計画を立てて、手術当日は挿管や患者さんのバイタル保持、投薬などを行います。手術後は患者さんの状態の確認や疼痛コントロールを行っています。 
 手術中は患者さんの意識がない状態なので、安全を保つため常に緊張感を持つように気を付けています。一瞬で状況が変わることもあるため、何かあった時にすぐに気づけるように気を張っていますね。

注. 掲載している内容は取材当時のものです

臨床実習指導看護師

佐々木理恵さん ー横浜市立大学附属市民総合医療センター(2015年卒業)ー

 呼吸器疾患の内科・外科混合病棟で手術を控える方、化学療法を受ける方、緩和ケアを中心に行う方など、周手術期から終末期までさまざまなステージにある患者さんと関わっています。入院期間のことだけではなく、退院後に患者さんらしく安全な暮らしが続けられるまでをサポートできるよう、医師・ソーシャルワーカー・退院支援看護師など、多職種の方々と連携をとりながらサポート業務を行っています。
 看護学生の受け入れ・指導業務を行う臨床実習指導や、新人看護師の育成業務も行います。学生や新人一人ひとりに寄り添った指導をしています。

注. 掲載している内容は取材当時のものです

訪問看護ステーション管理者

大谷茂さん ーわかたけ訪問看護ステーション(2015年卒業)ー

 私は、循環器病棟で看護師、横浜市役所にて保健師を経験、その後、わかたけ訪問看護ステーションの立ち上げを行い、訪問看護ステーションの管理者として働いています。 訪問看護は【生活を支える】ことが仕事です。つまり、私たちはあくまで支える人、そのため、その人の生活を第一考えていく仕事です。対象の方の生活が中心であるため、同じことは何一つなく、飽きがありません! 私たちは【人を幸せにする】ことを理念に働いています。その人の人生では、【どんなことが何が幸せか】を全力で考えます!【幸せの形】も多様です!そんな【幸せ】を体現させる!そんな素敵な仕事です! 

 看護のカタチは色々あります。色々な働き方、多くの場所で活躍している看護師が周りにはたくさんいます。広い視点、視野、知識が私たちの武器になります。これからの皆さんの活躍を楽しみにしています! 


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大学院進学:助産学分野

木村百合さん -横浜市立大学大学院 医学研究科看護学専攻(2022年入学)-

 大学3年の実習で助産師を目指そうと思い、研究もできるようになりたくて大学院・助産学分野に進学しました。大学院の実習では分娩介助も行い、責任を持って妊産褥婦とかかわる場面が多く、助産師になりたいとより強く思いました。研究では、大学の卒業研究で「冷え症のセルフケア」に興味を持ち、助産師にインタビューしました。もっと知りたいと思い、大学院では助産師の支援の実態調査をしています。
 大学院生活は講義・技術演習、病院実習、研究準備に忙しく、今後は助産院実習、育児支援プログラムの企画、研究調査も行います。ゼミ等を通して先生から指導していただきながら、主体的に学習することで多くの学びが得られ、やりがいを感じています。

注. 掲載している内容は取材当時のものです

国際協力活動

鈴木佳奈さん ーJICA青年海外協力隊(2011年卒業・2020年修了)ー

 私は、JICA青年海外協力隊で感染症対策に従事した経験から、clinical questionを持ち、母校の大学院への進学を決めました。入学後は、国連大学のプログラムに参加し、半年間をナイロビ大学に研究生として所属しながら、ケニアでのフィールド調査に当てました。様々なことに挑戦させてくれる先生方に支えられ、それぞれの分野で頑張る同期に刺激をもらいながら学生生活を送ることができました。
 看護学は、どこにいても活用できる学問だと思っています。私は今後も、アフリカを中心とした感染症対策に携わりながら、国際協力における看護学のアプローチ法を模索したいです。

注. 掲載している内容は取材当時のものです

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