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2022ヨコイチVolunteerプロジェクト②「1Day Volunteer Vol.2~野島海岸清掃活動~」

■日時:
・事前ワークショップ
 2022(令和4)年12月8日(木)18:00~19:00@Zoom
・清掃活動当日
 2022(令和4)年12月11日(日)10:00~12:00@野島海岸(横浜市金沢区)
■主催団体:横浜市立大学ボランティア支援室
■学生団体:ボランティア支援室学生スタッフVolunch(ボランチ)、学生団体Clover(シーラバー)
■支援団体:横浜市野島青少年研修センター(https://yokohama-youth.jp/kenshu/
■参加学生数:学生16名、職員等4名

第2弾は学生ボランティア団体とのコラボ企画!

◆ボラ室×Volunch×Cloverコラボ

 本年4月に実施した「2022ヨコイチVolunteerプロジェクト」の第2弾として、冬の野島海岸清掃活動を行いました。
 今回は学生団体のボランティア支援室学生スタッフVolunch(ボランチ)の資源リサイクルグループメンバーと、学生団体Clover(シーラバー)のメンバーも、募集から事前ワークショップ、当日の準備、活動…と運営の協力をしてくれました。
 どちらも2022年に新たに発足した団体で、Volunchの資源リサイクルグループは、地球環境問題に取り組み、2022年は10月にはボラツアーとして同じ野島海岸のビーチクリーンボランティア(Volunch活動レポート)に参加しました。
 また、Cloverは海洋ゴミ問題に取り組み、株式会社シードの「BLUE SEED PROJECT」に賛同して、本学の金沢八景キャンパスにて使い捨てコンタクトレンズの空ケース回収などの活動をしています。
 今回の野島海岸清掃には、株式会社シードの方もご参加いただきました。

◆活動前に課題認識すること

 学生は、12月8日(木)の事前ワークショップでプラスチックゴミ問題について学んでいました。
 また当日の清掃前にも、第1弾でもお世話になった横浜市野島青少年研修センターの職員の方から、野島の特徴やゴミ問題の現状をお話しいただいた上で海岸清掃に取り組みました。
 海洋ゴミ、プラスチックゴミ、私たちにとって、どれも身近な社会問題ですが、自分事としてとらえることは難しいかもしれません。しかし今回は、野島海岸という身近な自然を通じて、海洋ゴミ問題の課題をより具体的に身近なものとして認識ができたと思います。
 VolunchやCloverはもちろん、参加した学生みんなが真摯に向き合っている様子が印象的でした。

◆多種多様なゴミ…時代も反映

 当日は、ギリギリまで天候が心配されましたが、学生が取り組む姿を見たいのか、お日様も顔をのぞかせてくれ、風もなく、12月でしたが寒さに凍えることなく活動することができました。
 マイクロプラスチックのような細かいゴミ拾いが中心となりましたが、中には、洋服や注射器のような、海岸に落ちているとは思えないゴミもありました。
 また、マスクのような時代を反映させるゴミもあり、多種多様なゴミの分別も一苦労でしたが、終了後には身も心もスッキリしたのか、みんな生き生きとした表情になっていました。

◆未来につながる、一人ひとりの学び

 最後に3グループに分かれて、学生同士で振り返り、それぞれの感想や意見を聞いて、さらに学びを深めました。
 学生の感想の一部をご紹介します。

「海岸のどの場所に行ってもゴミが落ちており、海岸に近いところには漂流したマイクロプラスチックがよくみられ、海岸から遠いところではポイ捨てと思われるゴミが見られました。もちろんわざと意識してゴミを出している人は少ないと思うので、ゴミを捨てないでと周知するのではなく、ゴミを持ち帰る意識をもとう、何か行えばゴミは出るという意識をもつことを周知することが大事だと思いました」

「岩場の空洞部分のぞくと細かなプラスチックゴミが大量にたまっており、岩が見えないほどゴミで埋め尽くされていてカラフルでした。広いとは決して言いがたい海岸であったにもかかわらず、想像以上に多くのゴミが集まっており、こんなにも自然環境にゴミが流出されているのかと衝撃でした」

 ワークショップや講義で予備知識はあっても、実際に目の当たりにした現実から得られたものは大きかったようです。

 野島海岸は、横浜市唯一の自然の浜ですが、地域の団体などにより自主的なゴミ拾いが行われているそうです。
 今回、お世話になった横浜市野島青少年研修センターでも、ビーチクリーンを実施しています。
 ■2023年2月実施案内(ボランティア募集)はコチラ

 本学では初の試みとして、今年度、春・冬と実施しましたが、1回で解決・改善されることではなく、継続的に実施していくことが大切であると、改めて実感しました。
 今後も、学生とともに取り組んでいきたいと思います。
ボランティア支援室スタッフ

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