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ボラツアー2021 Vol.1「第3回横浜あおぞらリレーマラソン in 赤レンガ」

コロナ禍におけるスポーツボランティア活動

■日時:令和3年6月13日(日)、7:00~15:00
■場所:赤レンガパーク特設会場(横浜市中区新港)
■主催団体:あおぞらマラソン実行委員会(後援:横浜市市民局)
■Volunch:足立、揚妻、板垣、伊藤、鬼沢、加藤、神戸、武田、千明、中田、長谷川、牧野、宮崎、屋嘉比
■市大からの参加人数:ボランチメンバー14名、一般学生14名
 今回、Volunchはあおぞらマラソン実行委員会が主催する「第3回横浜あおぞらリレーマラソンin 赤レンガ」に、スタッフボランティアとして一般学生とともに参加させていただきました。新型コロナウイルス感染症の影響で多くの方々と関わる機会がなかなかつくれないなか、貴重な経験となりました。

 今回のボラツアーの主な活動内容は、マラソン大会の会場やコースの設営、大会で使用されるバトン等の備品準備など、運営にかかわる様々なお手伝いで、午前と午後の2組に分かれて活動を行いました。私はゴール付近でバトンの回収やコースの安全確認などをしました。

◆コロナ禍でのボランティア

 現在、新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、ボランティアがなかなか行えない状況です。私たちも感染症対策を考え、午前と午後の2組に分かれて、活動時間や参加人数を分散させるなど例年に比べて制約のある形になりました。一方で、「人と触れ合うボランティアがしたい」という市大生も多く、私たちの想像を上回る多くの応募が集まり、学生の熱意を感じました。
  また、2年前に同じ大会に参加した時とは異なる点がたくさんあったため、主催者の方々と普段以上のコミュニケーションをとる必要がありました。例えば、以前はリレー時に襷を使っていましたが、感染症対策としてバトンに変更となり、当日はランナーが交代する度に、バトンのアルコール消毒をすることになっていました。コロナ禍という大変な状況であっても、多くのイベント参加者に安全に楽しんでもらいたいという主催者の方々の思いから、多くの人々が協力をして、このイベントに携わっていることを改めて感じました。

◆活動当日

 活動当日、午前組のボラツアー参加者は朝早い時間からコースの設営や参加者の受付、ランナーの荷物管理などのお手伝いをしました。特に、今大会では、新型コロナウイルス感染症対策として、検温や体調チェックなども行ったため、受付でのスムーズな対応が求められましたが、ボラツアー参加者が円滑に受付作業を行ったので、特に大きな問題もなく進めることができました。
 午後組は仕事の引継ぎなどにおいて、Volunchのメンバーや他のボランティアの方と連携をしっかりとることが重要になりました。また、午後には受付が終了していたため、アナウンスや会場案内、ゴールテープ係など、ランナーとの触れ合いが多くありました。

 今回のボラツアーでは、ボランティアに初めて参加をする学生も多かったのですが、その人たちが疑問に感じることや分からないことがあった場合に、主催者の方々に相談しやすい環境をつくっていただいたので、ボランティアに参加することが初めての学生も楽しく活動をすることができたと思います。

 ボラツアー参加者は、リレーの参加者が頑張って走る姿やゴールした後の笑顔、リレーのチームメンバー同士でお互いを称え合う姿を見て、ボランティアの楽しさを感じることができたと思います。また、なかなか外出することができず、自粛生活をしていた我々にとって、多くの人々と繋がる機会をつくれたことも良かったです。コロナ禍という難しい状況でしたが、皆でしっかりと連携を取りながら活動をし、大きなケガや事故もなく最後までスムーズに活動することができたと思います。

◆ボランティア活動を通して

 コロナ禍でのボランティア企画を無事に終えることができてホッとしています。今回のボラツアーには多くの市大生が応募してくれましたが、ボランティアへの参加が初めてで、かつ初対面の人がほとんどであったため、参加するにあたって多くの人々が不安を抱えているのではないかと感じていました。

 そこで、Volunchの大きな仕事の一つは市大生がボランティアに参加しやすい環境づくりをすることなので、参加者の不安や疑問点を少しでも解消できるように、事前交流会では集合時間や場所、当日の活動に関する説明などに加えて顔合わせ会なども行いました。その点では、今回の活動で良かった点と悪かった点をしっかりと話し合い、次に活かしていくことが必要だと思います。

 コロナ禍であることを言い訳にせず、できることをやろうという思いで今回のボラツアーを企画しました。今回のような例年にない状況での活動を通して、ボラツアー参加者も私たちVolunchの企画側にとっても良い経験を積むことができたと思います。
 私は、「スポーツは人々に笑顔や感動を与えるものである」と考えています。このコロナ禍という人々が暗い気持ちになりがちな状況だからこそ、十分な感染症対策を施した上でのスポーツイベントは必要なのではないでしょうか?スポーツボランティアの価値というのを再認識する素晴らしい機会となりました。
ボランティア支援室学生スタッフVolunch 3年 鬼沢史弥

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