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学生への食の支援【特別開催・第1回 通常開催】を実施しました

2023.10.03
  • NEWS
ボランティア支援室では、令和3年より新型コロナウィルス感染症の影響で収入が少なくなった学生に対し、食の支援を実施してきました。
令和5年は、近年続く物価高の影響を受けている学生を対象に、食の支援を実施しています。

さらに今年度は、これまでは配送の課題などから、金沢八景キャンパスのみの実施でしたが、今年度は独立行政法人日本学生支援機構(以下、JASSOという)から、物価高に対する経済対策支援事業の支援金の交付を受け、初めて福浦・鶴見・舞岡キャンパスで“特別開催”の食の支援を実施しました。

今回は、福浦・鶴見・舞岡キャンパスの”特別開催”と、金沢八景キャンパスで実施した”通常開催”の2つの食の支援についてご紹介します。

■特別開催(福浦・舞岡・鶴見キャンパス)

特別開催は、JASSOの支援金のほか、横浜市立大学基金の寄附金を財源に配布品を購入、
本学が提示する条件を満たす在学生で、事前申込をした福浦・舞岡・鶴見キャンパスの学生を対象に実施しました。

結果として、3キャンパス合計93名の学生に配布することができました。学生のアンケートからは継続的な実施を希望する声が多数ありますが、予算の確保など課題があります。しかしながら、厳しい社会情勢の中でも、学生が安心して健康的に学修に専念でいるよう環境を整えることも、大学として必要なサポートと考え、ボランティア支援室は今後もリアルタイムに学生の声に耳を傾け、真摯に取り組んでいきます。
●実施概要・配布人数

実施キャンパス 実施日時・場所 配布人数
福浦キャンパス 日時:2023年7月10日(月)①12:00~13:00②15:00~17:00
場所:福浦キャンパス臨床研究棟2階A209セミナー室
70人
鶴見キャンパス 日時:2023年7月26日(水)11:00~15:00
場所:鶴見キャンパス講義室1
19人
舞岡キャンパス 日時:2023年7月10日(月)~14日(金)8:45~17:00
場所:舞岡キャンパス事務室
4人

●配布品
・食料(パックごはん、パスタ、パスタソース、レトルトカレー、レトルトシチュー、サバの味噌煮、ハンバーグ、カップ麺、インスタントみそ汁、乾燥野菜、菓子類など)
・日用品(洗濯洗剤、食器洗剤、歯ブラシ)

●学生の声
  • 最近の物価高により出費が増え、常に節約を意識して生活しているため、このような支援がとても嬉しいです。皆様のおかげで、少しゆとりのある生活が送れるようになると思います。
  • 本当にありがとうございました、親に相談できなかったため大変助かっております。
  • 普段1人暮らしの生活で、不規則な食事をとることが多く、食の支援の活動を通して、栄養の偏りは問題であることを認識しました。食に関する知識を身につけることは大事で、健康的な食生活は心身健康を維持することに対して、重要であることがわかります。このような食に関するいい体験を他人に伝えたいと思います。
●当日の様子

 福浦キャンパス 

■第1回 通常開催(金沢八景キャンパス)

令和5年度第1回目の「食の支援(通常開催)」は、夏季休業直前の8日1日(火)に実施しました。当日は、補講日であり、すでに試験を終えていた学生も多かったのですが、新型コロナウイルス感染症第5類移行後初の夏休みということもあり、帰省や留学、合宿等に向けて準備のために来校している学生も多かったようで、キャンパスには賑わいが見られました。
 
前回(令和4年度第3回/2月1日)は、131名が来場したということもあり、今回は100名を対象に準備しましたが、開始後1時間もたたないうちに定員を超え、最終的には168名に配布しました。(事前登録では、470名の学生が申し込んでいたことからも、いまだ生活が厳しい状況が伺えました)
●実施該当・配布人数

通常開催 第1回
金沢八景キャンパス
日時:2023年8月1日(火)12:00~14:30 
   ※ただし配布品が無くなり次第終了。
場所:金沢八景キャンパスいちょうの館
168名

●提供協力団体・配布品

今回は、様々な企業や団体からのフードロス品などのご寄附と、「横浜市立大学基金」を利用し、横浜市立大学生協より食品や生活用品を購入し、提供しました。
※通常開催は、フードロス品等(野菜や冷凍品を含む)も配布することで、SDGs目標12「つくる責任つかう責任」に取り組んでいます。

公益社団法人フードバンクかながわ
 米、冷凍から揚げ、フリーズドライビスケット
NPO法人セカンドリーグ神奈川
 野菜(小松菜、ごぼう、にら、トマト、ナス、枝豆、バナナ)
株式会社オーバーシーズ
 パスタ(スパゲティーニ)、サルサソース、ガーリックペースト、プルーン
社会福祉法人横浜市社会福祉協議会(市内で閉店したコンビニエンスストア3店舗分)
 生活用品、衛生用品、医薬部外品、化粧品、文具、衣類、雑貨等段ボール10箱分
横浜市立大学基金
 パックごはん、レトルトカレー、缶詰、パスタソース、スパゲティ、お菓子、洗濯洗剤、生理用品


●学生の声
  • たくさんの量、そして豊富な種類の寄付をしてくださり、ありがとうございました。就活とアルバイトのバランスが難しく、最近は必要最低限の出費に抑えた生活をしていました。食品から日用品まで寄付していただいたおかげで、この暑い夏をなんとか乗り越えられそうです!
  • 生活に困る学生のためにご協力いただき誠にありがとうございました。わずかな仕送りやバイト代で日用品や食料品を購入していたのでとても助かりました。
  • いつか恩返しができるよう、卒業に向けて精進して参りたいと思います。

●当日の様子

当日は、12:00より配布を開始しましたが、13:00には野菜やレトルト食品がなくなりました。その後も、途切れなく学生が来場し、14:30に閉会しました。
改めて、ご協力いただきました皆さま方には学生からの感謝の気持ちも含めて厚くお礼申し上げます。
なお、次回の通常開催は11月8日(水)を予定しています。

     

■学生ボランティアの活躍

福浦キャンパスでの特別開催及び金沢八景キャンパスの通常開催は、配布人数が多かったため、前日準備に学生ボランティアが参加してくれました。
皆、誰かのために役立ちたいという気持ちで、一生懸命、取り組みました。
また、金沢八景キャンパスでは、搬入に訪れたフードバンクかながわのスタッフの方から、
フードロスの現状やフードバンクの活動について、貴重なお話しいただき、熱心に耳を傾けていました。

   

横浜市立大学ボランティア支援室

tel045-787-2444(受付時間:平日10:00~17:00)

mailvoluntee@yokohama-cu.ac.jp

※土日祝は閉室のため、回答は休み明けになります。予めご了承ください。

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