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中学生・高校生を対象としたオープンクラス(模擬授業)を開講しました

2024.12.10
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中学生・高校生を対象としたオープンクラス(模擬授業)を開講しました

オープンクラス「大学で看護を学ぼう!」①~模擬授業に参加してみよう~

2024年8月2日(金)に、横浜市立大学福浦キャンパスにて、エクステンション講座:オープンクラスを開講しました(看護学科基礎看護学領域主催)。
猛暑が続く時期でしたが、市内外より、看護の仕事や本学看護学科への進学などに興味を持つ中学生・高校生30名とその保護者の方が集まってくださいました。
基礎看護学領域の教員と学生ボランティア(看護学科3年次生:5名、1年次生3名)の協同による企画・運営のもと、「滅菌手袋の着用」の模擬授業を行いました。模擬授業は、講義(滅菌の基礎知識)と技術演習(滅菌手袋の着用)を組み合わせた構成とし、中高生のみなさんに看護学科での学びを体験していただきました。
<講義前のアイスブレイクの様子> <講義前のアイスブレイクの様子>
講義を始める前に、一緒に技術演習を体験する仲間同士でアイスブレイクを行いました。中高生のみなさんと学生ボランティア・教員で、自己紹介や、「私の好きなもの・こと」「私の推し」などの話題で盛り上がりました。最初は緊張の面持ちだったみなさんに笑顔がこぼれ、とても和やかな雰囲気でのスタートとなりました。 
<講義を受講している様子> <講義を受講している様子>
講義が始まると、中高生のみなさんはとても熱心な様子で聴いてくださり、資料にメモを書き込んだり、説明に対して頷いたりと、積極的に臨んでくださっていました。とくに、これから実践する技術演習の説明では、興味津々な態度で参加してくださいました。講義の内容に興味を持ってくださっていました。
「滅菌手袋の着用」の技術演習は、アイスブレイクを行ったメンバーと一緒に実施しました。教員と学生ボランティアのデモンストレーションの後に、中高生のみなさんにチャレンジしてもらいました。
初めて挑戦する「滅菌手袋の着用」に最初は戸惑っている様子でしたが、教員や学生ボランティアに積極的に質問し、アドバイスに熱心に耳を傾けながら実技を繰り返すことで、少しずつできるようになっていきました。
 
<学生ボランティアによるデモンストレーションの様子> <学生ボランティアによるデモンストレーションの様子>
学生ボランティアたちは、事前練習(こっそり沢山頑張りました!)の成果を大いに発揮してくれました。とてもわかりやすい説明と丁寧なデモンストレーションを実践してくれ、中高生の理解もどんどん進みました。
看護の身近な先輩として、中高生から憧れのまなざしで注目していただき、学生ボランティアにとっても自信や喜びを感じられる有意義な経験になったと思われます。
技術演習が進むにつれて、中高生の手技も上達していきました。そして、学生ボランティアたちも自ら工夫して能動的に関われるようになり、教員の出番も徐々に少なくなっていきました。
 
<滅菌手袋着用にチャレンジしている様子> <滅菌手袋着用にチャレンジしている様子>
<滅菌手袋を正しく着用できたか確認している様子> <滅菌手袋を正しく着用できたか確認している様子>
技術演習の後には、全員で振り返りを行いました。参加者の方は、「うまくできた」「すこし失敗してくやしかった」など、挙手にて感想を伝えてくださいました。また、学生ボランティアからも感想を、教員からは感謝の気持ちをお伝えし、次の再開を約束しました。 
<振り返りの様子> <振り返りの様子>
<参加者の方からいただいた感想(一部抜粋)>
・ 初めての体験でとても緊張しましたが、楽しく行うことができました。
・ 今まで演習形式の講義を受けたことがなかったので、とても楽しかったです。
・ とても分かりやすく丁寧な授業で、とても楽しかったです。
・ 大学生の方々の教えのおかげで、失敗せずに滅菌手袋を着用することができました。
・ 滅菌手袋をつけることは初めてで、完璧にはできなかったので機会があればまた挑戦してみたいです。
・ 滅菌手袋をつけるときには、素手で触っていい部分といけない部分があることを知り、とても難しいことを知りました。
・ 手袋をつけるだけでこんなに緊張感が必要で、「こんなにたくさんのことを考えないといけないんだ!」と驚きましたが、思考の手順などまで教えていただけて上達できたと思います。
・ とても貴重な体験ができて楽しかったです。今回の経験を今後の進路に役立てたいです。
・ 横浜市立大学の雰囲気がとても好きになりました。入学したいです!
・ 実際の看護学科での学びを少しイメージすることができました。
・ 少し不安が大きかったのですが、分かりやすく教えてくださり看護にも興味を持てました。
・ 医療関係者の偉大さがもっとよくわかり、自分の夢を実現させる第一歩になりました。

<学生ボランティアの感想>
・ 中高生が熱心に活動に取り組み、滅菌手袋の着用がどんどん上手になっていく様子を見ることができてよかった。
・ 多くの中高生が医療に興味を持って参加していて驚いた。
・ 中高生に伝わるような説明の仕方を考える中で、自分自身も授業で学んだ手技を再確認することができ、授業の際には気付かなかった工夫なども発見することができた。
・ 中高生にどのように教えたらよいのか分からず、人に教えることの難しさを実感した。また、装着に苦戦していた高校生が最後に装着できた際に、教えた自分自身も達成感を得ることができ貴重な体験をできた。
 
<オープンクラス当日運営のメンバー> <オープンクラス当日運営のメンバー>
 <教員からのお礼>
学生ボランティアのみなさんと一丸となって、中学生・高校生の方に看護を学ぶことの楽しさを伝えることができ、教員一同大変嬉しく思っています。これからも、みんなの力で『看護の魅力』を発信していきましょう!みなさんの目覚ましい成長を目の当たりにできたことも、我々にとってご褒美でした。ありがとうございました。 

横浜市立大学医学部看護学科 基礎看護学 佐藤 政枝

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