ムール貝のR-型レクチン「セヴィル」の立体構造を決定 - レクチン創薬への利用に期待 -
2021.02.02
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- 研究
ムール貝のR-型レクチン「セヴィル」の立体構造を決定
- レクチン創薬への利用に期待 -
横浜市立大学大学院 生命医科学研究科 鎌田健一 研究員、ジェレミー・テイム 教授、水谷健二 助教、朴 三用 教授、小沼 剛 助教、池上貴久 教授、生命ナノシステム科学研究科 大関泰裕 教授は、イタリア共和国フェデリコⅡ世ナポリ大学 ロベルタ・マルケッティ 博士、アルバ・シリポ 教授らと国際共同研究を行い、ムール貝の持つR-型レクチン『セヴィル』の立体構造を決定しました。構造を決定した結果、セヴィル(レクチン)と糖鎖の結合によって赤血球凝集活性を消失させることが分かりました。今後、この機序を解明することでがん治療などの免疫疾患に作用するレクチン創薬への利用が期待されます。