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横浜市大 広告医学プロジェクト病院の待ち時間を前向きに過ごす 「こころまちプロジェクト」を開始

2017.12.06
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横浜市大 広告医学プロジェクト 病院の待ち時間を前向きに過ごす 「こころまちプロジェクト」を開始

横浜市立大学「広告医学プロジェクト」では、これまでに生活習慣の改善に向けた施策開発や、楽しみながら健康促進につながるプロジェクトを展開してきました。今回、院内での患者さんの待ち時間を「前向きな時間」にして元気づけることを目的として、東京デザインプレックス研究所(東京都渋谷区道玄坂2-10-7)とのコラボレーション企画「こころまちプロジェクト」を実施します。
病院での待ち時間は長く退屈です。「あっと言う間に過ぎてしまうような楽しい時間を病院に。」そんな思いから生まれたのがこのプロジェクトです。院内で過ごす時間を心待ちにできるような時間、「こころまち時間」に変えることを目指し、若手クリエーターたちと協力して空間・グラフィック・WEBデザインによる5つの企画を実施します。併せてこのプロジェクトが患者さんの精神的な負担の軽減にどの程度効果があるのかについて、アンケートを実施し、検証します。
◆期間:平成29年12月4日(月)~(終了日時は未定)
◆場所:横浜市立大学附属病院(金沢区福浦3-9) 2階ロビー・1階休憩室
◆取材について:病院内での取材撮影が可能な日時は 12月6日(水)17:00~18:00 です。ご希望の方は事前にご連絡下さい。写真データの提供についてもお受けいたします。

◆こころまちプロジェクト施策

1.空間デザイン

(1)こころまちぇあ
椅子の背にアート写真を展示。
座っただけで癒され楽しめる
フォトギャラリーに。

(2)こころまちツリー
患者さん参加型のアート。
ステッカーやメッセージで
つくるクリスマスツリーです。

(3)こころまちラウンジ
1階休憩室を、森をイメージした
内装でよりリラックスできる
空間に改装します。

2.グラフィックデザイン

(4)こころまちマップ
本プロジェクトの紹介を目的としたマップ形式の
パンフレットを作成。

3.WEBデザイン

(5)こころまちウェブ
専用Webサイトで
「こころまちマップ」と連動した情報を発信。

http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~admed/cocoromachi-time/

広告医学プロジェクト

アートやデザイン、コピーライティングなどの広告的視点を医学におけるコミュニケーション手法に取り入れながら、健康行動を自然に動機づける方法の研究で、市民の皆さまが将来重篤な病を発症することを未然に防ぎ、健康寿命の延伸を目指す新しい試みです。http://admed.jimdo.com/
メタボ基準値を境に色が変わる仕掛けを取り入れた「アラートパンツ」や、塩分量を意識させる「減塩・運動誘発パッケージ」を製作、また、楽しみながら階段を上る運動を誘発する「健康階段」を横浜シーサイドラインの駅階段に設置するなど実施してきました。
平成26年度からは、横浜市立大学の教員地域貢献活動支援事業としても活動し、平成28年4月にプレスリリースを行った、若手クリエーター・アーティストとのコラボレーションの取り組みのひとつである「Another Stepsつい上りたくなる健康階段」では、ラボに籠っている研究者に階段の上り下りで世界50か国の天気情報をリアルタイムで提供し、附属病院小児科の待合室の壁には、現代美術アーティスト 曽谷朝絵(そやあさえ)さんのアニメーション作品「宙(そら)」を投影するなど、楽しみながら健康づくりができる仕掛けをプロデュースしてきました。
また、昨年度は、臓器移植の意義や価値を普及啓蒙する「Second Life Toysプロジェクト」の一環として、移植手術を受けたぬいぐるみの展示を行うなど、様々な課題にも取り組んでいます。

お問い合わせ先

(広告医学プロジェクトについて)
公立大学法人横浜市立大学大学院医学研究科准教授武部貴則
E-mail:ttakebe@yokohama-cu.ac.jp

(取材対応窓口、資料請求など)
公立大学法人横浜市立大学医学・病院統括部医事課長高橋正海
TEL:045-787-2806
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