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ボラツアー2025vol.1「野島海岸清掃ボラツアー」レポート

分別しきれないほどのゴミを収集!海洋環境問題のセミナーでは海洋ゴミの実態を学ぶ

■日時:令和7年10月18日(土)、13:00~16:00
■場所:横浜市金沢区野島海岸
■参加人数:5名(Volunchメンバー3名を含む)
■レポート執筆者名:ボランティア支援室学生スタッフVolunch 2年H、1年F、1年L

   2024年度は実施できなかった、ボランティア支援室学生スタッフVolunch(以下「Volunch」という)によるボラツアーですが、2025年度は3つの活動グループ(食支援・リサイクル、国際交流・地域交流、子ども食堂)のメンバーそれぞれが、昨年度の反省をもとに実施に向けて取り組んできました。
 まずは「食支援・リサイクルグループ」が10月に実施した、2025年度第1回目となる「野島海岸清掃ボラツアー」をレポートします。

【ボラツアーとは】

  ボラツアーとは、ボランティアに初めて参加する学生の不安を少しでも減らすために、ボランティア支援室学生スタッフ「Volunch」と一緒にボランティアに参加してもらうプログラムです。事前・事後の交流会を実施して、事前の準備と振り返りといった一連のサポートを行うことで、ボランティア経験の少ない学生も安心してボランティアに取り組めるようVolunchがサポートします。

■企画提案と事前の打ち合わせ

Volunch食支援・リサイクルグループのメンバーは、後期の開始とともにボラツアーの活動先の検討を始めました。いくつか情報があったビーチクリーン活動の中から、本学の同窓会組織である「浜大会」が定期的に開催している、野島公園の海岸清掃活動を候補に挙げて、ボラツアーの実施についてスタッフの方に相談し、すぐに承諾していただくことができました。
 その後浜大会のスタッフの方とツアーの内容や当日の流れなどについて何度かオンラインの打ち合わせやメールで情報共有を行い、企画内容を取りまとめてYCU‐Boardで学生に周知し、参加を呼びかけました。
 

■企画の内容とスケジュール

 ボラツアーの周知を開始するまでの間、メンバーはチラシや学生への案内メール文・申し込みフォーム等を作成し、ツアー内で実施予定だった「海をつくる会」事務局長の坂本昭夫さんによる海の出張授業(環境問題についてのセミナー)『未来の海をまもるチカラ  ~アマモとプラスチック、そしてわたしたち~』の内容を事前に共有するなど準備を進めました。

 ボラツアーでは、活動をスムーズに進められるように事前と事後に交流会を行っていますが、今回は事前交流会(オンライン)を10月16日(木)に、また、振り返りを共有するための事後交流会(対面)を20日(月)に設定しました。
 最終的に今回のボラツアーでは、Volunch食支援・リサイクルグループのメンバー3名と、学生ボランティア2名が参加しました。

■当日のスケジュール

 当日は13:00に現地(野島海岸)に集合し、自己紹介後早速ゴミ拾い活動を開始。40分ほど拾った後、13時40分頃から約50分かけて、海岸に敷いたブルーシートの上で集まったゴミを分別し、参加者でその内容を確認しました。当日までの雨天・荒天などの天気の影響で、当日は海岸に大量のゴミが漂着しており、拾ったゴミの量はとても多くなりました。分別作業では、ゴミをキャップ、プラスチックトレー、お菓子のゴミ、など細かく分別して数えたのでとても時間がかかり、すべて数えることは活動時間内では無理でした。写真にあるように、大人が2人座れるほどの大きさのレジャーシートが全く見えなくなってしまうほど大量のゴミが集められました。
 その後は、野島青少年研修センターに移動して「海をつくる会」とFMヨコハマが協力して実施している海の出張授業(環境問題についてのセミナー)、講師は「海をつくる会」事務局長・坂本昭夫氏)『未来の海をまもるチカラ  ~アマモとプラスチック、そしてわたしたち~』を受講。マイクロプラスチックなどによる海洋環境問題の現状や課題などについて学び、解散となりました。
 

企画・運営を担当したVolunch学生の感想

【2年Hさん】

■改めて考えさせられた「ゴミ問題」

  野島海岸は横浜市唯一の自然砂浜が残っている場所で、当日は晴れていたこともありとても眺めがよく、自然豊かな場所でした。
 しかし、足元に目を向けると漂流した大量のゴミが…。野島海岸は特にゴミが流れ着きやすい場所であることを事前に教えていただいていたものの、ペットボトルや中には帽子やクーラーボックスまであり、あまりのゴミの多さに衝撃を受けました。最終的に拾ったゴミを入れた袋は何十袋にもなり、想像をはるかに超えた量でした。
 この現状を目の当たりにして、今からでも一人ひとりがゴミ問題に向き合っていくことが必要であると強く感じました。自分一人では何も変えられなくても、多くの人が意識的に行動を改善していくことができれば、10年後の状況は全く違っているかもしれない。今、どのように行動するべきか改めて深く考えていきたいです。

■味わえた達成感

 初めて海浜清掃のボランティアに参加して、自分の目で環境問題の現状を知ることができたとともに、活動前後で見違えるほど海岸をきれいにできたことの達成感を味わうことができ、とても良い経験ができました。
 正直、今まではゴミが落ちていても見て見ぬふりをしてしまっていました。ただ今回の活動を経て、これまで海がきれいに保たれていたのは、最初からきれいだったわけではなく自分がやっていない代わりに誰かが拾ってくれていたからなのだと気づかされました。これを機に、これからは誰かにやってもらうのを待たずに、自分から行動できるようにしていきたいです。

 

■企画&運営で達成できたこと・できなかったこと・振り返り

 今回は初めてボラツアーを開催して、一般学生を巻き込んだ活動を行いました。自分たちが中心となってあらゆる準備をしなければならず、手間取ったり不安だったりしたことも沢山ありましたが、それでも無事に活動ができて本当に良かったです。また、メンバーとの連携がとても大切であると改めて実感し、リーダーとしての貴重な経験になりました。
 参加していただいた学生にも「楽しかった」「またボランティアをしたい」と言っていただくことができ、ボラツアーが有意義であったと感じられて嬉しかったです。
 このボラツアーの経験と今回の反省点・改善点をしっかりと次の活動に活かしていきたいです。

 

【1年Fさん】

■自分の耳で聴き、目で見た環境問題

  野島公園は横浜市内唯一の自然海岸でありこぢんまりとしている。しかし地理的に、東京湾の中でもものが流れ着きやすいところであり、海岸の広さに見合わないくらいたくさんのゴミが流れ着いていた。2時間ほど清掃活動に励んだが、ほんの一部のゴミしか拾うことができなかった。一言に「ゴミ」といっても、マイクロプラスチックのように拾うのが困難なほど小さなものから、クーラーボックスなどの大きなものまであった。
 しかし野島海岸は市の管轄ではなく、誰かがボランティアとして定期的に清掃活動を行っていかなければならない。現在、この海岸が守られているのはたくさんの方の汗と苦労があってのことなのだと身にしみて感じた。今後もこのような活動が継承されて行ってほしいと強く思う。

■貴重な経験

 今回のボラツアーでは、環境問題についてより深く知り、改めて考える機会になった。そして、参加してくれた学生とも仲を深め、楽しくボランティアを行うことができた。一挙両得なボラツアーになったと思う。
 ボランティア後の環境セミナーでは、プラスチック問題についてより身近に、そして危機意識を感じさせられた。中でも、マイクロプラスチックを吸い込むと最終的に脳にたまってしまうという事実が衝撃だった。
 

■企画&運営で達成できたこと・できなかったこと・振り返り

 今回初めてボラツアーを企画し不安も多かった。しかし周りの学生や浜大会の方に支えられながら満足のいくボラツアーをすることができてよかった。また、事前・事後ミーティングを設けたことにより、参加メンバーで仲を深める機会ができてよかった。そして、参加してくれた学生の意見を聞くことで、反省もきちんとできた。ボラツアーにもっと気軽に参加できるようなスケジュールにしたり、まずはVolunchの存在を広めたりしたいと感じた。また、企画する側において最も重要なのは、参加する側の立場になって考えて企画すること。ボランティアをしてみたいけど方法がわからない、一人だと不安だという学生にもっと参加してもらうため、気軽さやコミュニケーションの取りやすさを重視したい。 

【1年Lさん】

■意外と身近な環境問題

  横浜市唯一の自然海岸である野島海岸は、潮の満ち引きの強い関係で、様々なゴミが流れ着いていた。アイスのゴミやクーラーボックスなど、海辺のバーベキュー場から流れ着いたと思われるゴミやスーパーで見られるプラスチックトレーを細かい状態で発見した。野島海岸に落ちているゴミは、ボランティアさんによってしか回収されない。つまり拾わなければ、どんなに廃棄物を減らしても環境問題は解決されない。この活動がより多くの人とともに実施されることを強く願っている。

■再認識

  今回のボラツアーでは、海岸清掃の大変さと現実を学ぶことができた。2時間弱の清掃だったけれど、すべて拾いきることが到底できない量であった。また、環境セミナーでは、初めて歯磨き粉にマイクロプラスチックが含まれていることを知った。マイクロプラスチックは削減すべきだと考えていたが、自分が自ら使っていると思わず、少しショックだった。今回のボラツアーでは自分にとっても、参加してくれた一般学生にとっても有意義な活動であったと思う。

■企画&運営で達成できたこと・できなかったこと・振り返り

  今回、初めてのボラツアーを企画するにあたって、スケジュール通りに進められたことが良かったと思った。また、SNSを再始動することができたので、Volunchの活動をより広報しやすくなると思った。事後ミーティングで参加者の感想を聞いていく中で「セミナー参加については選択できるとよかった」という意見をいただいて参考になった。また達成したこととして、参加した一般学生2人に「もっとボランティアに参加したい」と言ってもらえたので、ボランティアに関心を持ってもらうという目標がしっかり達成できたと思った。

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