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「令和6年第50回金沢まつり花火大会募金活動」ボランティアレポート

金沢区の海と夏を象徴する「金沢まつり花火大会募金活動ボランティア」に多くの学生が参加

■日時:8月24日(土)、17:00~21:30
■場所:横浜市金沢区海の公園
■主催団体:金沢まつり実行委員会(横浜市金沢区役所地域振興課)
■ボランティア学生数:20名、金沢区役所インターン生2名
■イベントの規模:来場者約25万5千人・花火(約3,500発)

 

間近で迫力のある花火を楽しみながら、来年開催に向けての募金を呼びかけ

■来年の開催資金のため、打ち上げ前後各1時間~1時間半の募金活動に従事

   昭和50年の第1回から数えて50回目となった「金沢まつり花火大会」は、8月24日(土)19時から20時の1時間に約3,500発の花火が打ち上げられ、25万5千人の人々が鑑賞して無事終了しました。
 花火打ち上げの前後には各1時間~1時間半程度、在校生20名と金沢区役所のインターンシップに参加していた本学の学生2名が、地域の方々や金沢区の職員の方々と一緒に募金活動を行いました。
金沢まつり花火大会は区民や区内企業からの協賛金・募金で賄われており、募金は翌年の大切な開催資金となっています。ボランティアの学生たちは蒸し暑さにもめげず、担当エリアに分かれて、花火を楽しむ来場者の皆さんに向けて声を張り上げ募金を呼びかけ、約340万円もの募金が集まりました。

■横浜に来て初の海の公園、初の花火という学生も!

 会場となった金沢区海の公園は、横浜市唯一の海水浴場を持つ公園で、春には潮干狩りを楽しむ人々でにぎわいます。花火は八景島との間の海上から打ち上げられます。打ち上げ場所が近いので、観客は砂浜や松林の合間に座り、頭上に上がる花火を下から見上げるような構図で、迫力のある打ち上げを楽しめます。

19時~20時の打ち上げの間は、ボランティアも募金の手を止めて花火を楽しむことができるのも、この活動の魅力の一つです。「横浜に来て初の海の公園、初の花火」という学生も多く、三々五々スマホを向けて花火を撮影しながら、約3,500発の花火を楽しんでいました。この素晴らしい花火を来年も開催するための募金ということで、学生たちは募金活動にも熱が入ったようです。
 

■徐々に暗くなるにつれて高まる興奮と高揚感に、募金を呼び掛ける声も大きく!

 17時の集合後、まずは10名程度のエリア担当グループに分かれて出欠を取り、募金の方法、お金の管理方法などの説明があります。その後夕食として配付されたお弁当を各自でいただき、18時に再集合して前半の活動です。
「ボキン」と書かれたうちわや、メガホンを持って、まるで推し活のように大声を張り上げて呼びかけることに、最初はためらいや恥ずかしさがあるようで、なかなか声の出ない学生もいます。でも徐々にあたりが暗くなってくると、周囲の観客もごった返してきて、それにつられるように皆大声が出るようになります。そういった学生の変化に驚かされますが、“花火大会”という非日常の場ならではの、独特の興奮や高揚感がそうさせるのかもしれません

 そして花火が終わった後の募金は、さらに興奮が高まります。観客の方々も、たった今目前で見たばかりの花火を「来年も楽しみたい!」という気持ちから気が大きくなるのか、募金額も打ち上げ前に比べて格段に増えます。学生も、「ここがチャンス!」とばかり呼びかけ、そして感謝の言葉を忘れずに伝えていました。
 

■学生のコメントより

◆今までは花火を見る側でしたが、今回のボランティア活動を通して、花火大会を開催するためのお手伝いができたことが良い経験になりました。活動中は大きな声で呼びかけることと、募金をしてくださった方へ感謝を伝えることを意識して取り組みました。1時間30分ほどの活動時間でしたが、募金をしてくださる方だけでなく花火を楽しみにしている方の表情を見ただけで、来年の花火大会開催に貢献できていることにやりがいを感じられました。

◆私が活動を通して学んだことは、募金で集まったお金をどのように使うかがとても重要であることです。今回はボランティアとしてお金を受け取ることには関わりましたが、そのお金がどのように使われるのかまでは関わりません。私は直接お金を預かったことで、募金をしてくださった方が花火を楽しみにしている思いをものすごく感じました。それと同時にこのお金を無駄にしないように、思いを裏切らないように最大限活用していくことが求められていることを知ることができました。

◆昨年に引き続き、参加させて頂きました。市民の方をはじめとしたたくさんのお客さんと交流することが出来て楽しかったです。また来年も機会があれば参加したいです。

   ボランティアでありながら、身近で迫力ある花火が楽しめる募金活動。地元の方々や区の職員さんとも仲良くなれて、夏の思い出にもなる、唯一無二の貴重な体験です。ぜひ来年も多くの学生に参加してもらえるよう、ボランティア支援室では引き続き市大生に呼びかけていきます。
(ボランティア支援室コーディネーター 柳本)
 
    
 

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