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ボラツアー2022 Vol.3 子ども食堂「チルドレンズカフェ」ボラツアー

一緒に夜ご飯食べませんか

自分たちの目で子ども食堂がどのようなものかを理解し、人員不足の改善を目指す

■日時:令和5322日(水)・329日(水)・45日(水)、16:0019:00
■場所:神奈川県鎌倉市・チルドレンズカフェ
■主催団体:チルドレンズカフェ
Volunch:高橋・大石・山下・城戸
■一般学生:3
■利用者数:
 322/大人16名、小中学生10名、未就学児15名、テイクアウト8
 329/大人11名、小中学生 2名、未就学児 5名、テイクアウト1
 4 5/大人 7名、小中学生 5名、未就学児 4名、テイクアウト4

子ども食堂「チルドレンズカフェ」ボラツアーの企画・運営について

 私たちVolunch「子ども食堂グループ」では、2022年度「チルドレンズカフェ」で継続的に活動を続けてきましたが、その中でボランティア不足を目の当たりにしていました。そこでその解決のために、子ども食堂そのものを知ってもらうことで積極的なボランティア活動を促そうと考え、ボラツアーを企画しました。

 目的は、このボラツアーを通して学生が主催者や参加者と実際に関わりながら現状を知り、子ども食堂という場が、子どもたちの栄養不足や孤食という問題の解決に繋がることを理解してもらうこととしました。

■ボラツアーの企画から開催まで

 「チルドレンズカフェ」は毎週水曜日に開催しているので、今回のボラツアーは322日(水)、29日(水)、45日(水)の3回実施し、それぞれVolunchメンバー1名と一般参加の学生1名がペアになって活動するというプログラムです。36()YCU-Boardでボラツアーの告知をし、参加者(一般学生)を募集したところ、すぐに定員の3名が集まりました。

318日(土)にはZOOMで事前交流会を行い、当日の活動の流れを確認するとともに、子ども食堂が解決しようとしている『子どもの貧困』『孤食』『地域交流の不足』『地域の子どもの見守り体制の低下』などについて学びました。

■ボラツアー当日

 第1回ボラツアーは、322日(水)16時~19時に実施しました。当日はおとな16名、小中学生10名、未就学児15名、テイクアウト利用者が8名と来客数が多く非常に忙しかったのですが、参加した方からは「来週も参加したい」との声を頂きました。

 329日(水)16時~19時の第2回ボラツアーは、おとな11名、小中学生 2名、未就学児 5名、テイクアウト1名の利用がありました。来客数もそれほど多くなかったので、一人一人に丁寧な対応ができたと思います。

45日(水)16時~19時の第3回ボラツアーは、おとな 7名、小中学生 5名、未就学児 4名、テイクアウト4名と来客数が少なく、子どもと一緒に遊ぶなど親密な対応ができました。

■事後交流会で

 413日(木)の昼休みに振り返りのための事後交流会を行い、その中ではさまざまな意見や感想が出されました。 
 ボラツアーを主催したVolunch子ども食堂グループメンバーからは以下の声が上がりました。

  • 来客が多く忙しかったが、近所の交流の場として大切にされていることを、ボラツアー参加者に知ってもらえた。
  • 来客数が少なかったが、その分ゆったりと話せたのでとても興味深い話を多くできた。
  • お客さんに丁寧な対応ができた。

 参加した一般の学生に改めて『参加した理由』『参加してみての感想』『子ども食堂ボランティアへの今の関心』について尋ねたところ、『参加した理由』は「春休みにボランティアをしてみたかったので」、「子どもに関わるボランティアをしてみたかった」などの意見が出ました。
 また、『参加してみての感想』は以下の通りです。

  • 子どもから大人まで多くの方が来ていてとても賑わっていた。
  • 宿泊客の方、同じくボランティアで来ていた方、子ども食堂を利用している方など、様々な方と関わりながら活動することができて、楽しい時間を過ごすことができた。
  • いつもに比べお客さんが少なかったが、他のボランティアで来た方やお客さんから色々な話を聞くことができた。
  • 赤ん坊を抱かせてもらう機会もあり、普段はできない体験を多くすることができ、とても楽しかった。
  • 親御さんがご飯を食べている間に小さい子と遊んだり、外国籍の宿泊客とも英語で話したりする機会があり非常に良い経験になった。
  • 来週からしばらく子ども食堂がお休みするので、再開したらまた参加したい。

 そして参加者全員から「またボランティアをしてみたいと思っている」と答えていただき、子ども食堂ボランティアへの関心を高めることができたのではないかと思います。

■ボラツアー全体を通しての感想

  自分たちが企画、運営をするということが初めてだったので、最初は何から始めればいいか戸惑いがありましたが、皆で話し合いを重ねて企画が無事成功した時に、1から自分たちで成し遂げられるのだという喜びとともに、とても自信がつきました。今後も試行錯誤しながら、新しい企画を運営していきたいと思います。

ボラツアーの参加者からは、「なにか新しいことを始めたいと思って参加した」という声を貰いましたが、この声から、自分たちが子ども食堂の主催者の方だけでなく、参加した学生の手助けもできていることを知り、ボランティア活動の在り方について改めて見つめ直すことのできるボラツアーになったと思います。

■良かったこと・今後改善したいこと

ボラツアーを実施しての成果としては、参加した学生に実際にそれぞれの目で見ながら子ども食堂のことを理解してもらうことができ、今後も「チルドレンズカフェ」の活動にボランティアとして継続的に参加したいと思ってもらえたことです。

 今後は他の企画も考えていく予定ですが、改善点は参加日数を増やすことです。今回のボラツアーは3日間であったため、一般の学生は3名しか参加できませんでした。定員の関係でお断りした方もいたため、子ども食堂への理解を広めるためにも参加できる日にちを増やせると良いと思います。 

Volunch2年 高橋舞美、山下詩乃、城戸風花、大石あかり

 

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