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ジェンダーやセクシュアリティに関する「偏見・差別・タブー視」を無くすための勉強会を開催

■日時:2022年1119日(土)、26日(土)第110001130、第214:001530
■場所:19日オンライン、26日対面(Zoomでの参加も可)
Volunchメンバー:浦田、福田、山谷、川野、千明、高松
 一般学生参加者:19日第1部/4人、第2部/1人 
         26日第1部/4人、第2部/2

ざっくばらんに身近なジェンダー問題について話せる場の創出

 Volunchでは今年度から、ジェンダー問題に取り組む『ジェンダーグループ』が立ち上がりました。「ジェンダーやセクシュアリティに関する偏見、差別、タブー視を少しでも無くす」という活動目的のもと、最初の活動として、市大生を対象とした気軽に、ざっくばらんに身近なジェンダー問題について話し、学べるような勉強会を企画しました。

◆企画の目的と内容

  この勉強会の目的は、市大生がジェンダーに関する問題に対して、違う視点の考え方や、知らなかった情報を得ることで理解をより深め、潜在的なタブー視や差別的な考え方などに対する何らかの気づきを得ることとしました。そのため、勉強会のテーマを「性の多様性・LGBTQ」「ジェンダー不平等・女性問題」というように広く設定しました。参加者一人ひとりには5分程度の短い発表をしてもらい、ディスカッションを行うことで、今まで知らなかった問題やあまり考えたことのなかった話題にも幅広く触れることができるように企画しました。

 また、オンラインでは匿名、カメラオフでの参加を可とし、発表の内容や形式も、参加してくれた学生にとって話しやすい方法で行ってもらうことで、気軽に、自由に話せるような雰囲気づくりを心掛けました。

◆当日の感想・反省

  19日の勉強会は、オンラインで行いました。第1部、第2部ともに、身近なものから社会問題まで、非常に多くのテーマや問題を取り扱いました。オンラインだったため、発言する人が偏ってしまうのではないか、十分に時間が取れないのではないかと心配でしたが、ボランチメンバーを含む参加者全員が均等に話すことができたと思います。

26日の勉強会は対面がメインで、第2部ではZoomでの参加者が1人いました。少し堅い雰囲気になったことや、スケジュールが押したということもあり、参加者の方が話す時間がもう少しあった方が良かったのではないかと思います。しかしながら、19日と同じテーマを扱ったものの、全く違った視点からのお話をしていただき、幅広いテーマに触れるという目的を達成できました。

 今回の勉強会に参加した学生は、ジェンダーに興味があり、日頃から情報収集や、ゼミ等で勉強をしている方が多かったです。
5分という短い発表時間ながらも、どの学生の話も分かりやすく、ディスカッションにおいても様々な視点からの意見を、自由に発言してもらうことができたと感じます。参加した学生からは、「このように自由に話せるような機会があまりないため貴重な機会だった」、「自分が知らなかったことをたくさん知れた」、「またこのような勉強会を開催してほしい」という感想が多くあり、嬉しく思いました。

 全4回を通じて、各回の終了後、Volunchメンバーで「こうしたらもっと話しやすいのではないか」と内容や形式を変更していき、反省を生かしつつ柔軟に対応することができたと感じています。参加した学生にとっても、Volunchメンバーにとっても、より良い会が開催できたのではないかと思います。

◆最後に

  私自身、ジェンダー問題に興味がありますが、今回の勉強会を経て、知らなかったことや考えたこともなかったことの多さに驚き、改めて日頃の言動を見直すきっかけとなりました。最近では、性の多様性はより社会に認められるようになり、ニュースや選挙においても、ジェンダー問題は大々的に取り上げられ、急速に理解が求められるような社会になっていると感じます。しかしながら、ジェンダーやセクシュアリティを詳しく学校で学ぶような機会はなく、間違った知識や情報が、さらに差別を助長したり、問題を悪化させたりしています。社会をより良い方向へ変えていくため、また自分の言動によって身近な人を傷つけてしまわないように、まずは自分が知ろうとすることが大切なのだと実感しました。

Volunch3年 浦田莉里花

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