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Volunch食糧支援グループ2021Vol.1 「ヨコイチ学生起業家によるオンライン講演会~循環型社会を目指す学生起業家の挑戦~」

無駄をなくすための取組について ~フードサイクルに取り組む市大生による企業、株式会社StockBase~

■日時:令和3年6月4日(金)18:00~19:15
■場所:Zoom
■主催団体:ボランティア支援室学生スタッフVolunch、株式会社StockBase
■Volunch:揚妻、武田、加藤(す)、山谷
■当日参加者:一般・学生/56名

Volunch食糧支援グループ

 今年度のVolunchは活動内容ごとにグループに分かれて、企画・立案から当日の運営に至るまで行う方針となりました。私たち食糧支援グループではフードサイクルに関係のある活動を企画しています。そんな中その最初の取組として株式会社StockBaseの協力のもと、循環型社会や学生による起業について講演会を開催しました。

◆講演会の目的

 今回の講演会は、4年生(現在休学中)の関芳実さんと菊原美里さんがフードサイクルを中心に「無駄をなくす」ことを目的とした会社を起業したことを受けて企画しました。今回の企画をした理由としては、私たち食糧支援グループの活動に近い内容の企業のお話をぜひ聞いてみたいと思ったこと、もう一つは在学中の起業ということで、歳の近い人たちが会社を立ち上げるに至るまでの過程について興味・関心を持ったことです。学内にも同じようにフードサイクルや在学中の起業について興味・関心がある人が多くいるのではないかと考え、その人たちに機会を提供することを目的に今回の講演会を開催しました。

◆当日の様子

 講演会当日に向けて関さんと菊原さん、またグループの内部で内容の事前打合せや広報を中心に準備を進めました。当日は、本学の学生・先生など約60名の方が講演会に参加してくれました。StockBaseのお二人が会社の事業内容や学生による起業、一日のスケジュールまで丁寧に説明してくださったので、理解の深まるいい講演会になったと思います。また、最後には質疑応答の時間を設け、多くの質問がよせられました。お二人が一つひとつの質問に丁寧に答えてくださったので、活動の内容や学生による起業について、より分かりやすいものになったのではないかと思います。

◆参加した方の声

 今回の講演会を受けてのアンケートでは、多くの感想がよせられました。複数選択方式のアンケートでは参加した方の半数以上が「起業への関心が高まった」、「食支援や循環型社会への関心が高まった」と選択しました。ほかにも記述式の感想では、
「学生起業家の方のお話を聞くことが初めてだったので、とても良い経験になりました。歳が近いということですごく親近感もあり、共感できる部分もあったのでとても楽しかったです」
「自分たちが問題だと考えたことをそのままにせずに行動にうつし、起業までするという行動力が本当に素晴らしいと思いました。自分は1年生で将来やりたいことがはっきりと決まっていないので、これからいろんなことにチャレンジし、どんどん行動に移して行きたいと思います」
などのように、無駄をなくそうと尽力している姿を称賛する感想や、見習いたいという感想をくれた方が多くいました。さらには
「廃棄物など知らなかったことを聞くことができ、SDGsや循環型社会への理解を深めることができました」と、新たに循環型社会に興味・関心を持ったという感想をくれた方も多くいました。

◆今後の展望

 今回の講演会では関さんと菊原さんからいろいろなお話を聞くことができ、フードサイクルについて知ることができました。食糧支援グループでは、今後はお話を聞くだけではなく、実際に体験し学ぶことができる機会を提供できるようにしていきたいと思います。
 
 今回は食糧支援グループ初めての取組として講演会運営を行いました。今回で講演会の運営について学んだだけでなく、フードサイクルについての知識も得られたので、食糧支援グループの活動としてとてもいい経験になったと思います。

Volunch2年 山谷勇貴

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