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後期オンライン履修相談会 活動レポート

コロナ禍だからこそ近く寄り添った不安解消を!

■日時:
<全体説明会>
9月18日(金) 国際教養学部・国際商学部・理学部・医学部看護学科 
9月21日(月)・22日(火) 医学部医学科 

<個別相談会>
9月23日(水)~10月5日(月)

■場所:オンライン

■Volunch:
吉門・加藤・桑野・長島・野間・横見・渡邊・揚妻・足立・石川・板垣・鬼沢・桜川・新谷・菅野・武田・田中・富永・中田・吉村・浦田・鹿瀬島・屋嘉比・山谷

■参加者:
<全体説明会>
国際教養学部28人、国際商学部14人、理学部24人、看護学科4人、医学科3人

<個別相談会>
Zoom相談6件、メール相談11件

後期オンライン履修相談会とは…

 前期オンライン履修相談会時の予想を超える申し込みから、新入生が履修に対する不安を抱えていることが分かったため、後期にもオンライン履修相談会の開催を計画しました。また、Volunchとしても新メンバーを巻き込んだ企画を実施したいと考えていました。そのため、新入生のニーズを理解できる新メンバーと自身の履修経験を持つ上級生メンバーの力を結集すれば、1年生の不安に寄り添った企画ができると考え、開催に至りました。

 後期オンライン履修相談会では、全体説明会と個別相談会の2部構成で実施しました。全体説明会では、学部生全体に共通する注意事項や経験談を扱いました。一方で、個別相談会では、個々人の状況に合わせた対応を行いました。

実際の活動の様子

○全体説明会

 全体説明会は、「何が不安かもわからないけど不安…」という1年生でも履修相談に参加できることを目的に開催を決めました。そうした学生のため、履修モデルとして上級生の時間割と体験談を提示できるよう準備を進めました。さらに、申し込みを開始すると、1年生から事前質問がたくさん寄せられたため、よりリアルな声・不安に寄り添った内容を準備できたと思います。学部やカリキュラム変更により上級生が準備した内容だけでは不十分だった部分が、1年生からのリアルな質問によって厚みを増したのではないかと考えています。

 また、当日はVolunchスタッフからの説明後に質疑応答の時間を設けました。Zoomでのオンライン開催ということもあり、手を挙げる緊張感もなく、チャットには1年生からたくさんの質問が寄せられていました。フリースタイルでの質疑応答であったため、上級生スタッフの体験談も数多く飛び出し、より1年生が後期の履修をイメージしやすくなったのではないかと思います。

 履修はなにより1回目の授業に出てみて、自分の目で見てみることが大切ですが、その1回目どの授業に参加してみるかをイメージするきっかけとなった全体説明会だったのではないでしょうか。

○個別相談会

 個別相談会では、「必修や選択必修の履修が合っているのか見てほしい」という完全パーソナルな履修相談もできることを目的に開催を決めました。進級のための履修ができているのかという不安は例年生じると思いますが、今年度は特にコロナ禍において前期は完全オンライン授業だったため、履修を相談できる友だちがいない1年生もいました。そうした学生のため、実際に先輩と話しながら相談ができる〈Zoom相談〉と、顔を合わせずに文面で相談できる〈メール相談〉の2種類で個別相談を実施しました。

 Zoom相談では、1年生が事前に感じていた不安だけでなく、上級生と話す中で自然と解消された不安もあったと思います。教職を目指す場合の相談やPEの状況に合わせた相談など、1年生の抱える不安・心配に寄り添った対応を行いました。

 メール相談では、履修ガイドを見るだけでは理解できない点の質問が多く寄せられました。オンラインでしか大学生活を経験していなかった1年生にとって、学務や教務へ電話やメールで質問するのはかなりハードルが高いと思います。Volunchが仲介役となることで、そうした質問への対応もできた点においては、同じ学生という立場を活かせたと思います。

 初回授業が始まる中で新たに不安や疑問が生まれるも、まだ相談できる友だちもいないという状況において、1年生の拠り所となれた個別相談会だったのではないでしょうか。

○Teamsの活用

 自分では気が付かなかった点に目が向くように、後期オンライン履修相談会用のTeamsを作成しました。Teamsは、全体説明会の様子をストリーム配信したり、個別相談で寄せられた質問への回答を匿名で公開したり、1年生が気軽に参加し不安を解消できる場として活用しました。前期のオンライン授業で活用されていたからこそ、1年生が利用しやすい媒体としてTeamsが活躍したのではないでしょうか。

 

今後の展望

 全体説明会後に採ったアンケートからも、今回の後期オンライン履修相談会は1年生の不安解消に役立ったのではないかと感じます。しかし、特にコロナ禍における1年生の不安は履修だけに留まらないはずです。今回のように気軽に相談できる環境を今後も企画できたらと思います。また、これを機に、今年度から実施している「ヨコイチトークルーム」の活用も広がれば良いなと思います。

 Volunchとしては、全員で取り組んだ企画ということもあり、情報共有や進捗報告などがスムーズに行えない場面もありましたが、その分メンバー同士の交流も深まり、それぞれが自発的に行動するという成長をできた企画にもなったと感じます。

Volunch3年 加藤奈那華 / 2年 足立萌黄

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