Volunteer Support Officeボランティア支援室
search

ボラツアー2019 Vol.5 「第1回横浜リレーマラソンボランティア in 赤レンガ」

初開催のイベントの運営で重要なこと

  • 日 時:2019(令和元)年11月16日(土)7:00〜16:30
  • 場 所:赤レンガパーク特設会場(横浜市中区新港)
  • 主 催:ウイズランニング実行委員会
  • 後 援:横浜市市民局
  • ボランティア学生:Volunch:9人、一般学生:2人
  • イベント参加人数:約20,000人
 11月のボラツアーで参加した「第1回横浜リレーマラソンin赤レンガ」のボランティアは、ウイズランニング実行委員会が主催する横浜市市民局後援のマラソンイベントの運営活動でした。ウイズランニング実行委員会は「北海道から九州まで、いろいろな場所でランニングとウォーキングを楽しむ時間をたくさんの方と共有し、一緒に楽しむことで、参加者の豊かな心と健康な体を維持・増進する機会を提供します。そして、そのことを通じて社会に貢献することを目的に活動しています(ウイズランニングプロフィールより)」と、紹介されているイベント運営団体です。

 今回のボランティアの主な活動内容は、マラソン大会の会場やコースの設営など、運営にかかわる様々なお手伝いでした。早朝からの準備、午前中のレース開始、夕方に終了と日中の間にイベントが行われ、イベント終了後の夕方以降には参加者の方々が友人やご家族と一緒に、横浜を楽しむことができる時間も含まれたイベントでした。私はコース設営のお手伝い、荷物お預かりの対応、観光客の誘導、コースの安全確認、給水所での対応などをしました。

初開催のイベントでのボランティア

 今回のイベントは、初開催のイベントでした。正確には、以前から行われていたイベントでしたが、リニューアル後初めての開催でした。初めて開催されるイベントのボランティアに参加することは珍しく、ボランティア参加者にとって貴重な経験になったことと思われます。初めて開催されるイベントのボランティア活動は、身の回りに経験者がいなかったり、前例がなかったり、イメージがわきにくかったりなどと、普段以上に主催者側の方々とコミュニケーションをとったり、活動内容をより具体的にとらえる必要があります。
 
 そのため、主催者を代表してスタッフの倉田さんが事前に横浜市立大学ボランティア支援室にいらして、活動内容について説明をしてくださいました。主催者側がボランティアスタッフに求めていることを深く理解できたり、ボランティアスタッフが抱く多くの疑問が解決されたりと、とても有意義な時間になりました。このような時間は、できる限り設けられるべきものだと感じました。

ボランティア活動当日

 当日は朝6時半という早い時間に桜木町駅に集合し、日の出を見ながら参加メンバーで赤レンガ倉庫へ向かいました。早朝の風の冷たさを感じながらも、イベント準備、コース設営などが始まり今回のイベントやスポーツ大会に限らず多くのイベントは、イベントに実際に参加する人が想像しないであろう時間帯や人数が携わって行われていることを改めて感じました。
 
 開会式前までにイベント施設の設営や、コースの整理を終わらせ、受付対応やランナーの荷物管理が始まりました。それぞれの役割は主催者の方に割り振っていただき、担当時間や早退者にあわせてボランティア側の判断で役職の交代などを行っていい、自由な環境でした。
 
 ボランティア参加者は、お互い楽しみながら設営や準備等を行い、イベント中はイベント参加者(ランナー)を応援したり、観光客やランナーの家族を安全に誘導したり、ボランティア活動ならではのつながりを感じる瞬間を多くつくり出せたと思います。事前説明会で倉田さんが直接説明や質疑応答をしてくださり、全員で情報共有を取り上げたため、初開催の、Volunch初参加のイベントのボランティアでしたが、ケガや事故もなく最後までスムーズに活動できたと思います。

ボランティア活動を終えて

 何よりもケガや事故がなく、イベント参加者とボランティア参加者が絶えることのない笑顔とともに活動を終えることができてよかったです。今回、11月ボラツアーとしてボランティアを選ぶ際、なかなか参加する活動が決まらず、Volunch内での計画や役割分担が遅くなってしまったため、計画段階序盤でのコミュニケーションの不足や、少ない準備期間になってしまったこと、短い応募期間になってしまったことが反省です。

 倉田さんが「ボランティアでは自発的な気持ちを大切にして、自らの内から爆発するような「なにかしたい」という気持ちをもってほしい」とお話しされたように、各自がそれぞれの個人目標や活動内容に対して自発的に取り組めたのではないのでしょうか。ボランティア経験者が多く参加した今回のボラツアーでしたが、初開催のイベントでのボランティアは大きな価値があったのではないのでしょうか。

ボランティア支援室学生スタッフ 2年 マクガバン晏岳

レポート一覧