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「子どもプログラミング教室2019」

例年子どもたちに大人気の講座を、今年も学生ボランティア講師がサポート!

  • 日 時:2019(令和元)年8月17日(土)10:00~12:00、14:00~16:00
  • 場 所:横浜市立大学八景キャンパス 情報教育実習室E
  • 主 催:金沢区役所地域振興課・横浜市立大学ボランティア支援室(共催)
  • ボランティア学生:8名
  • イベントの規模:午前 親子18組、午後 親子15組

熱気いっぱいの、真夏のPC教室

 今年で4回目となる区内小学生に大人気の「子どもプログラミング教室」。今年もお盆の猛暑の中、元気な小学生とそのご家族など午前18組(低学年)、午後15組(高学年)が集まり、Joint Apps(リンク参照)を使って、ページを行き来するアプリ作りを楽しみました。
 
 午前中の低学年の部では、子どもたちも緊張気味。パソコンがずらーっと並んだ部屋に場馴れしてないせいもあるのか、隣に座っている保護者の方に頼りがちで、なかなか学生のほうを向いてくれません。それでも、小さな手でマウスがうまくつかめない子どもたちに学生講師がやさしくサポートしていると、徐々に心を開き、質問もしてくれるようになってきて、学生たちもうれしそうでした。
 
 1ページ完成して、お試しにそのページをスマホで確認するときは、子どもも保護者の方もドキドキです。うまく表示されると、あちこちで歓声が上がりました。中にはボタンの位置が思った場所に表示されないなどということもありましたが、そんな時は学生講師の出番!ササっとPCから表示位置を直してあげるので、子どもたちは「すごい!」という驚きと憧れの目で学生講師を見ていました。

応用編の後半は、それぞれ自分の頭で考えてアプリ作り

 4ページ作ることができたら、後半は自分で「ページ移動」の応用を考え、表示する絵を描いてそれをスマホで取り込んでオリジナルアプリを作る作業です。学生講師の促しで、自分の好きなキャラクターを描いておみくじを作る子もいれば、好きなメニューを描いて夕ご飯占いを作る子も。学生講師が画像の取り込み方を保護者の方に伝え、自分の描いた絵がスマホに表示されると子どもたちはさらに大喜びでした。

 絵は4枚描かなければいけないので、低学年の部では時間が足りなくなってしまう子もいましたが、午後の高学年の部ではさすがに進行も早く、個人アプリの作成にたっぷり時間を取ることができました。もっと難しい応用については、家でもできることを伝えると、多くの子は名残惜しそうにPCから離れました。

学生と小学生の交流が、この教室のポイント!

 学生講師も、高学年の時間になるとだいぶ慣れて来たのか子どもたちと積極的に関わる場面が増えたようです。自分に弟や妹がいない限り、大学生と小学生は、なかなか接点がありません。
 
 参加した学生からは 「小学校の低学年と高学年の違いが知れて良かったのですが、子どもと話す時にどう話しかければいいのか分からず、会話が課題だと感じた」という声もありました。
 
 2020年からは小学校でプログラミングの授業が必修化され、今後プログラミング教育は各学校が主体的に実践を開始します。そうなった時にこの「子どもプログラミング教室」はどのように運営していくべきなのでしょうか。「プログラミング教育」については、全面的に小学校にお任せするのであれば、来年の開催に向けて今一度検討が必要だと思われます。

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