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「横浜マラソン2018 ボランティア」〜完走者と感動を共に〜

2017年度に中止になってしまい走ることができなかった走者へのメダルかけ

  • 日 時:2018(平成30)年10月28日
  • 場 所:臨港パーク
  • 主 催:横浜マラソン組織委員会
  • Volunch:13名(鈴木、佐野、星野、マクガバン、北田、桑野、高田、魚住、日高、加藤、佐藤、田中、深井)
  • ボランティア学生:28名
  • イベント規模:約28000人のランナーが参加

2年越しの完走メダル

 2017年は天候悪化のため中止になってしまった横浜マラソンでしたが、2018年は気温も上がり、とてもいい天候の中で活動することができました。横浜市立大学生は2017年に申し込んでいた方に2017年のメダルをかける役割を務めました。

 28,000人以上いるランナーの方にメダルをかける作業はとても大変でした。ボランティア全員が初参加ということもあり、実際の動きがわからず、開始早々から、試行錯誤しながらの活動となりました。実際の活動内容としては、2018年メダル配布後の2017年メダル配布場所への誘導、段ボールからメダルを出しラックにかけ、完走者にメダルをかける作業を行いました。

反省と感動の共有

 フルマラソンを完走した方の姿はとてもカッコよかったです。多くのランナーの達成感溢れる姿に感動し、ボランティアの私たちも頑張ろうと思いました。しかし、28000人に対して40人ほどのボランティアでは人手が足りず、休憩する時間も短く、声をかけたり、立ちっぱなしの作業で大変な面が多かったです。また、メダルをかけるラックが片側にしかなかったこともあり、ボランティアが手前の方に集まってしまいました。そのため、選手も一箇所に集中し、混雑していました。ラックが二箇所に分かれていれば、選手も分散して、もう少し楽だったかもしれません。
 さらに、メダルを箱から出してラックにかける作業の人手が足りず、そちらに集中してしまったため、バックヤードが空き段ボールだらけになってしまいました。終わるころには綺麗になっていましたが、活動開始直後は段ボールのゴミが散乱していました。たとえ、バックヤードは私たちの作業場であっても、ランナーの方に最後までいい思い出を残してもらうためにも、裏方の作業や掃除をきちんとやるべきだったと思います。
 
 総合的には、一般学生の方たちと学生スタッフが協力でき、全員が積極的に動いてくれたおかげで、活動は成功に終わったと思います。また、ランナーの方たちとも完走した感動を共有できたと感じています。

ボランティアを通して

 初めてスポーツボランティアに参加して、その大変さ、そして人の多さに驚きました。グループのリーダーだったこともあり、グループメンバーがどこで活動しているかなども把握しようとしました。しかし、自分の作業にいっぱいいっぱいでそこまで気を回すことができませんでした。手前のラックにランナーが集中していたこともあり、手前のラックにメダルを並べる人手が足りず、グループとは関係なしに段ボールの蓋を開けて、メダルを取り出して準備する作業に集中していました。もともと空いている箱も少なく、取り出す作業に時間を取られてしまいました。最初のランナーがゴールする前にある程度時間があったので、その時にできるだけ多くの箱を開けておくべきであったと思います。また、グループによって担当場所を分けていましたが、そのくくりにとらわれずに、人が足りなさそうな場所で臨機応変に活動する必要があったと思います。
 最後にはランナーさんにメダルをかける活動を行いました。「完走おめでとうございます」という言葉や笑顔とともにメダルを首にかけました。メダルが思った以上に重く、この活動の意義を再確認しました。実際に完走した方の表情は達成感に溢れており、自分も走ってみたいと思ったほどです。また、ランナーの方から「ボランティアの皆さんもお疲れさまです。」という言葉をいただいたときはとても嬉しかったです。
 
 1日を通しての活動はとても疲れましたが、実際にランナーの方との関わりを通して私自身もエネルギーをもらいました。

おわりに

 東京オリンピック・パラリンピックでは、より多くの競技で多くのアスリートの方々と関わることになります。実際にその空気を感じることで自分自身も大きな達成感を得ることができると思います。

 皆さんもボランティアとして参加してみてはいかがでしょうか。
 
 
ボランティア支援室学生スタッフ 2年 村山ほのか
 

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