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ボラツアー2017 Vol.6「オールクリーン野島ビーチ ボランティア」

  • 日 時:2017(平成29)年11月18日(土)
  • 場 所:野島海岸

 ボランティア支援室学生スタッフVolunchメンバー5名と市大生2名が、2017年11月18日(土)に野島海岸で開催されたオールクリーン野島ビーチに参加しました。
学生スタッフによる参加レポートをご紹介します!

海洋汚染の現状を知り、その改善の様子を知る機会となるボラツアー

  • 日 時:2017(平成29)年11月18日(土)
  • 場 所:野島海岸
  • 主 催:海を作る会
  • 学生ボランティア:Volunch5名、一般2名
  • 全体参加者数:約70人

海岸清掃の第一印象

 個人的には2回目となる環境ボランティアへの参加となりました。自分の生活に海がないこともあって、海をきれいにしたいという思いはあまり意識していなかったので、活動前は「ただの掃除」といった感じでした。
 
   活動としてはレーキ(大きな熊手)を使ってゴミをひたすらかき集めるという作業をやりました。率直に言うと、個人的にはあまり楽しくもなく、達成感も得られませんでした。意外と重労働であることに加え、何よりもそれで誰かを助けた実感がわかないこと、数日もすればもとに戻るのを承知で維持のためにやるということがその理由であると思います。

驚きの漂着物

 それでも微力ながら少し協力できたとは思えました。これは「こういうことをやって環境を陰ながら支えてくれている人たちがいる、それはとても大変なことなのだ」ということを知ることにもつながりました。他にも、例えば注射器などの「そんなものが落ちてるの?」となかなか信じがたいものが、実際に漂着しているという事実を実感することができたと思います。流れ着いていたもので最もインパクトが強いものは注射器でしたが、他にもフォークリフト用の大きなパレットが埋まっていたり、タイヤがあったり、思ったより大きなものが流れ着いていました。

説明会で知った海洋汚染の事実

 今回のボランティアで一番勉強になったのはボランティア後に開催された説明会でした。今回説明してくださったのは「海をつくる会」会長の坂本昭夫さんです。普通に暮らしていれば知る機会もない海洋汚染の事実を、詳しく知ることができる貴重な機会でした。
 
 海に入ったペットボトルは溶解して、マイクロプラスチックと呼ばれる粒子となって生物の体内に入ってしまうとか、浄水場の浄水用の部品が流れ出ている、など意外なものが海洋汚染につながっているそうです。そして今までは自分たちとは違う世界のことと思っていたような麻薬などの社会問題が、海岸への使用済み注射器の漂着及びそれによる負傷、そこからの感染症の感染など自分たちに直接影響を与えるほどに身近なことであることも実感できました。

川から海への汚染。責任ある行動が必要

 また、世界の河川の汚染が、海洋汚染の原因であることなども教えていただきました。カトマンズでは大量のごみが川へ廃棄されており、それもまた海洋汚染の原因となっているといいます。同様に、私たちが道端へペットボトルを捨てた時も同じ事が起こるといいます。転がって川に落ちたペットボトルは、そのまま流されて海洋汚染につながるため、普段の自分たちの行動はそのまま海洋汚染につながる危険があるということになります。自分たちの行動は海洋汚染につながっているということを認識して、責任のある行動をすることが求められるということを知る良い機会だったと思います。

ボランティア支援室 学生スタッフ 飯塚 大翔

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