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ボラツアー2017 Vol.1「鎌倉路地フェスタ ボランティア」

 ボランティア支援室学生スタッフVolunchメンバー4名と市大生23名が、2017年4月22日(土)~30日(日)にかけて開催された「第12回鎌倉路地フェスタボランティア」に参加しました。

 学生スタッフによる参加レポートをご紹介します!

鎌倉路地フェスタボランティアに参加して

~ボランティアを通して感じた鎌倉の温かさ~

  • 日 時:2017(平成29)年4月23日(日)
  • 場 所:鎌倉市(鎌倉駅周辺から雪ノ下、二階堂路地)
  • 主 催:鎌倉路地フェスタ実行委員会
  • 学生スタッフ:4名(岡、藤原、村山、池田)
  • 一般学生ボランティア:23名(4月22日~30日の累計数)

第1回ボラツアー「鎌倉路地フェスタ」

 今年から「ボラツアー」という、ボランティア支援室学生スタッフと市大生が一緒にひとつのボランティアに参加するという企画を始めました。学生スタッフと一緒に参加することで、ボランティア参加が初めての学生にも気軽に参加してもらえることや、学生スタッフの目線で、ボランティアの楽しさを伝えることが目的です。
 第1回目のボラツアーでは、4月23日に学生スタッフ4名と、市大の学生ボランティア23名で、第12回鎌倉路地フェスタのボランティアに参加しました。この鎌倉路地フェスタは、今年は4月22日~30日の9日間行われました。12年前に、「アートの力で街を元気にしたい!」を合い言葉に、さまざまなジャンルの地元アーティストと、9店舗のオーナーが始めた、「アート」「路地」「鎌倉らしさ」「暮らし」をテーマにした催しです。例年、公式マップに掲載される広告の収入と、参加者の支払う参加料により運営されている手作りのイベントで、最近では多くのメ ディアに取り上げられ、2015年は10日間で延べ20,000人のお客様に足を運んでもらい、鎌倉での大きなイベントとなったそうです。

鎌倉の魅力あふれる様々な拠点

 当日はお客様のご案内、写真撮影、会場設営、片付け、拠点でのお手伝いなど、様々なボランティアがありましたが、私が行ったのはSNSを使った広報活動でした。具体的には、鎌倉駅周辺から雪ノ下、二階堂の路地に点在する約20のギャラリーやショップ、民家などを訪れ、そこではどんなものが販売・展示されているのか、またどんな催しを行っているのかなどレポートしながらTwitterで情報発信するという活動でした。

 木版画作品展や雑貨屋さんに併設されているおしゃれなカフェ、紅月劇団、アメリカのアンティーク雑貨を取り扱ったお店など様々なアートな場所がたくさんありました。それぞれの拠点でのおススメ商品、お店のアピールポイントや魅力などをたくさん聞きだし、常に新しい情報を写真と一緒に載せて情報発信することを心がけました。また、お店の人にどんなお客さんに来てほしいのかレポートしたり、自分がその拠点を訪れて、どんな人におススメできるかなども考えてTwitterの文章を考えました。
 例えば、たくさんある拠点のカフェの中でもひとつひとつその雰囲気や魅力は異なるので、ノスタルジックな懐かしさを求める人にはレコードの置いてある、昔を思い出すような空間のカフェを、自由に手を大きく伸ばして休みたい気分の人には、天井が空いた空の見える広々としたカフェを、ジャーナリズムや海外の歴史などに興味がある人には、そういった展示が行われているカフェをおススメするなど、情報発信の工夫をしました。

ボラツアーに参加した市大生の声

 また、この鎌倉路地フェスタには、多くの市大生がボランティアスタッフとして参加しましたが、一緒に情報発信のボランティアをしていた学生は鎌倉の魅力を再発見したようで、地元の方との交流を楽しみながら活動していました。また、劇団の拠点でボランティアをしていた学生はもともと鎌倉が好きで、訪れたことのない鎌倉について知りたい!という理由でこのボランティアに参加したそうです。ポスターの掲示や受付、準備、片付けなどのボランティアを通して、「演劇を専門とする人と触れ合い、いい経験になった」、「温かい雰囲気で鎌倉ならではの“らしさ”を感じた」と話してくれました。市大生の皆さんが言うように、このボランティア活動を通して、『鎌倉の温かさ』を私もとても感じました。

ボランティアに参加して

 私は、鎌倉には数回、鎌倉駅から小町通りまで観光に行ったきりで、いつもその先へ行くことはありませんでした。しかし今回、この鎌倉路地フェスタの出店場所のほとんどが小町通りより奥の地域だったので、行くところ全てが初めてで、たくさんの地元の人と交流することができました。訪れる拠点で「ボランティアありがとうね、楽しんでいってね」と声をかけてもらったり、お昼休憩をした拠点のひとつであるカフェでは「ボランティアお疲れ様」といってハワイの珈琲とジャスミンティーをサービスしていただいたりと、地元の人々の優しさに、鎌倉の地域は本当に温かいなぁと感じました。

 このボランティアに参加して、今まで知らなかった鎌倉のアートな部分や住民の人の町を活気付けたいという想いや、楽しんでイベントを行う姿などを見ることができました。そして、地元の人々の温かさや優しさに触れ、鎌倉にはたくさんの魅力が溢れていると感じました。また、このようなイベントがあったら是非、参加したいと思いました。
 
 執筆者:学生スタッフVolunch 3年 池田真結乃

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