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「2017 ITU世界トライアスロン横浜大会 ボランティア」

通訳や受付・誘導など、選手と直接かかわるボランティアで、大会の熱気を実感

  • 日 時:2017(平成29)年5月13日(土)14日(日)
  • 場 所:山下公園周辺
  5月13日(土)、14日(日)の2日間、山下公園周辺を会場に「2017世界トライアスロン横浜大会」が開催され、市大生15名がボランティアとして参加してきました。

 初日の13日はあいにくの雨模様。気温19度、水温21度というコンディションの中、世界各国から集まったトップアスリート「エリートクラス」によるトライアスロン(115名)とパラトライアスロン(70名)が行われ、市大のボランティア学生は、選手とドクターをつなぐ通訳ボランティアを担当しました。

 翌14日は、天候は回復したものの、気温はまだ低い状態。一般参加者による、年齢別の「エイジクラス」と、リレー、パラトライアスロンが行われました。この日の活動は、選手の受付、入賞者への副賞渡し、誘導など。参加選手も1,674名と多く、早朝から対応して、無事活動を終えることができました。
    トライアスロンは、距離によってカテゴリーが分かれていますが、一般的なスタンダードディスタンス(ショートディスタンス)は、スイム1.5km、バイク40km、ラン10km、トータル51.5kmの3種目で競い合います。スプリントディスタンスはその半分のスイム0.75㎞、バイク20.0㎞、ラン5.0㎞となっており、14日のエイジクラスでは、スプリントディスタンスも行われました。

 会場は多くの観客やサポーターで賑わい、参加したボランティアの学生は、選手の方々に「お疲れさま!」と声をかけたり、完走した喜びの場面を共有したり、とてもいい機会となったようです。

学生団体によるパフォーマンス

 また、今回は大会の側面支援として、EXPO会場のステージに市大の学生団体も参加しました。
「チアリーダー」「吹奏楽団 奏」「Second Wind Jazz Orchestra」がその3つ。こちらも、多くの観客の中で、それぞれの特徴を生かしたパフォーマンスを繰り広げ、拍手を浴びていました。

2020年東京パラオリンピックでも期待される、パラトライアスロンとは?

 一方、2016年リオデジャネイロ・パラリンピックから正式競技となったパラトライアスロンですが、今回の大会でもエリートクラス、エイジクラス合わせて85名が完走しました。2020年の東京パラリンピックでも、金メダルが期待されているそうです。トライアスロンでは、環境が許されれば、健常者も障害者も同じレースで共に競い合うことができます。これまでも障害をもった選手が、健常者の選手と一緒の大会に出場し完走しています。

 パラトライアスロンとは、具体的にどのようにして競技が行われるのでしょうか?
イメージがつかみにくいと思うので、簡単にご紹介します。

■クラスについて

 パラトライアスロンは、一般の標準の距離である51.5km半分の、スイム0.75㎞、バイク20.0㎞、ラン5.0㎞、合計25.75km(スプリントディスタンス)で争われます。障害の種類と程度によって、以下のようにクラス分けされており、クラスごとに順位を決めます。スタンディングクラスは、障害の度合いや部位によって、さらに4つに分かれています。

1.シッティング(座位)
・両足に障害がある選手。バイクではハンドバイク、ランでは競技用車椅子を使用。
2.スタンディング(立位)
・四肢の切断や麻痺のある選手。ロードバイクの改造や、義手・義足の着用可。
3.ブラインド(視覚障害)
・資格に障害のある選手。同性の伴走者1名(ガイド)が伴走する。
・スイムとランではガイドロープでつながり、バイクではタンデムバイク(二人乗りバイク)を使用。
・ガイドの声と気配、ガイドロープによって方向等を確認・判断する。

■トランジションについて

 トランジションとは、スイムからバイクへの乗り換えと、バイクからスイムへ移る時間のことです。その間に、ウエットスーツ、ヘルメット、シューズ、義肢の着脱、バイクや競技用車椅子の準備と乗車が行われます。一人で行うことが困難と認められた選手は、トランジションを手助けする「ハンドラー」を1~2名つけることが可能です。記録にはトランジションにかかる時間(トランジションタイム)も含まれます。

9月の「横浜シーサイドトライアスロン」のボランティアにも参加してみよう!

 9月24日(日)には、八景島シーパラダイスを会場に、「横浜シーサイド トライアスロン」が開催されます。もちろん、パラトライアスロンも同時開催です。ボランティアも募集しますので、次回もまた、多くの市大生のご参加をお待ちしています!
(ボランティア支援室)

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