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「定時制高校でのキャリア支援授業」ボランティア

「定時制高校でのキャリア支援授業」ボランティア

  • 日 時:2016(平成28)年2月29日(月)18:30~
  • 場 所:翠嵐高校
  • 主 催:NPO法人多文化共生教育ネットワークかながわ
 2月29日(月)の18:30から翠嵐高校定時制のクラスで行われた、
「大学生によるキャリア支援授業」のボランティア活動を見学に行ってきました。

 対象は高校1年生で、テーマは「ブラックバイト」について。
4~6人ずつ10グループに分かれた高校生に、大学生1人がついてのグループワークです。大学生は、いろいろな学校から集まりました。

 はじめに「人はなぜ働くのか?」というテーマについて、各グループで話し合いました。
回答として挙げられた①お金のため ②生活のため ③健康のためのほか、新たに自分たちで思いつくものを挙げながら、コミュニケーションを深めていきます。

 最初はお互いに緊張している様子でしたが、すぐに打ち解けて、ワイワイにぎやか。
高校生の年頃だと、ちょっと冷めた風な生徒も多いのでは?と思っていた私たち大人の心配は全く無用でした!
外国につながる子どもたちのグループもいくつかありましたが、
大学生も英語を使いながら、上手に意見を引き出していました。

 次は、大学生による「ブラックバイト」に関する寸劇。
その後、何が問題だったのか、またグループで話し合います。
「授業よりバイトのほうがお金になって楽しいよ」
「来週のキミのシフトは、こっちで入れておいたから」
「今日のシフトの人が休んじゃったから、今夜は11時までお願い」
等々、かなりブラックな店長さんの言動に、高校生はちょっと興奮気味。
大学生たちは、そんな高校生の意見に真摯に耳を傾け、
また自分のバイト経験を、先輩ならではの視点で話すなどしながら、意見をまとめていました。

 最後は、各グループから一人、高校生が出て発表タイム。
「高校生は10時までしか働けないはず」
「みさきさん(寸劇の高校生役、バイトで働いている)も、嫌なことは嫌だと言った方がいい」
「ちゃんと求人広告を確認してから働かないといけない」
といった、とてもしっかりとした大人な意見や、
「店長はみさきさんをナンパしようとしている(笑)」など高校生らしい意見も!
これからバイトをしたいという高校生にとっては、とても役立つ内容だったようです。

 この日の前に大学生は、専門のキャリアコーディネーターから
3回のキャリア支援研修を受けて、授業に臨みました。
市大からは3名の学生が参加していましたが、3名とも話を聞き出すことがとても上手だと感じました。
「相手に寄り添って話を聞く」。
こういった、直接人と接するボランティア活動では、とても大切なことです。

 こちらの活動は来年度も続きますので、興味のある方は、ぜひ参加してみてください!

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