医学部看護学科・医学研究科看護学専攻医学部看護学科
医学研究科看護学専攻
search

地域貢献ニュース3月号(地域看護学領域)

担当:有本梓、伊藤絵梨子、岩田由香、後藤直子

横浜市保土ケ谷区との共同研究による高齢者の健康づくりグループ事業評価

-コロナ禍前後の縦断研究と報告会の開催-

地域看護学領域では、横浜市の健康福祉局・こども青少年局、各区の職員の皆様と共同研究契約を結び、実態調査および事業評価を複数行っています。

2019年度から2023年度にかけては、横浜市保土ケ谷区高齢・障害支援課の皆様と一緒に、高齢者の健康づくりグループである「きらりシニア塾」の事業評価のために実態調査を行いました。

横浜市保土ケ谷区では、誰もが、いつまでも健康で、イキイキと暮らし続けるために、身近な場所での健康づくり活動の推進に取り組んでいます。その取り組みのひとつが「きらり☆シニア塾」です。保土ケ谷区では、さまざまなシニアの健康づくりを行っているグループを「きらり☆シニア塾」と認定し、さまざまな形でPRや後方支援することにより、地域全体の健康寿命をのばすことを目標としています。

実態調査では、コロナ禍前の2019年とコロナ禍後の2022年に、約90グループ、約1000名の参加者とリーダーの皆さんを対象にアンケート調査とインタビュー調査を行いました。調査結果は、支援者向け研修会とグループ代表者向け研修会で報告し、「きらりシニア塾」の活動の維持と発展に向けた提案をしました。論文として公表も行っています。今後も調査結果を地域活動と学術の両方に還元していく予定です。

写真は、「きらり☆シニア塾」グループ代表者研修会の様子です。

関連リンク

横浜市立大学地域看護学領域ウェブサイト

保土ケ谷区「きらり☆シニア塾」

地域貢献