担当:千葉由美
摂食嚥下機能の低下予防のための講座開催
横浜市立大学ではエクステンション講座を開催していますが、経年的に一般の方向けに摂食嚥下障害に関連するお話をさせて頂いています。
近年は、口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどといった「オーラルフレイル」が注目されています。
これは身体の衰えの一つで、具体的には活舌が悪い・舌が回らない、むせる・食べこぼす、噛めない食品が増える、口が乾くなどの軽い症状を生じます。
特に嚥下、つまり飲み込み(咽頭期)の機能が著しく低下するとむせが重症化し、誤嚥やそれが原因で生じる誤嚥性肺炎につながることになります。
年齢がかさむと全身の筋力が低下してきますが、嚥下に関連する筋肉についても同様で、筋力を維持するためには予防体操を継続して行うことが重要となります。
近年は、口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどといった「オーラルフレイル」が注目されています。
これは身体の衰えの一つで、具体的には活舌が悪い・舌が回らない、むせる・食べこぼす、噛めない食品が増える、口が乾くなどの軽い症状を生じます。
特に嚥下、つまり飲み込み(咽頭期)の機能が著しく低下するとむせが重症化し、誤嚥やそれが原因で生じる誤嚥性肺炎につながることになります。
年齢がかさむと全身の筋力が低下してきますが、嚥下に関連する筋肉についても同様で、筋力を維持するためには予防体操を継続して行うことが重要となります。
嚥下に関わる舌骨上筋群を鍛える体操

舌骨上筋群:ピンク色の部分の筋肉

おでこ体操:手の平の付け根あたりを、おでこにあてておへそを覗き込むように顎を引きます。おでこと手の平を押し合って5秒間維持し、休むといった動作を10回繰り返します。
本講座では、毎年、新たな情報を盛り込みながら摂食嚥下のメカニズムと予防体操のコツなどを紹介してきています。