医学部看護学科・医学研究科看護学専攻医学部看護学科
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地域貢献ニュース7月号(看護生命科学領域)

担当:赤瀬、槇原、福田、吉田、立石

未来の医療を支える研修制度「特定行為に係る看護師の研修制度/術中麻酔管理領域パッケージ」がはじまりました。

「特定行為に係る看護師の研修制度」とは、保健師助産師看護師法に位置付けられた研修制度で2015年10月より開始されています。
特定行為とは、看護師が診療の補助となる行為を手順書に基づいて行うもので直接動脈穿刺法による採血など21区分38行為あります。実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が要求されることから、研修受講が義務付けられています。
本邦では団塊の世代が75歳以上となる2025年までに、急性期医療から在宅医療等を支えていく特定行為を取得した看護師を10万人以上養成することを目指しています。
2020年2月、本学大学院は厚生労働省より特定行為を行う指定研修機関として承認を受け、本年度より周麻酔期看護学分野の中に特定行為/術中麻酔管理領域パッケージが稼働しています。これは全国で初の試みです。
同分野では、看護学を基盤とし、麻酔科学をはじめ薬理学、生理学、解剖学などの深い専門的知識と高い麻酔管理技術により周麻酔期における包括的ケアを実践していく看護師を育成してきました。現在、5名の修了生が、周麻酔期看護師として各病院で活躍しています。
これからも知識と技術を兼ね備えた看護師が社会に貢献し、活躍していくことを期待しています。

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