地域貢献ニュース1月号(成人看護学領域)

担当：渡邉眞理

今回は2018年12月3日 (月)に本学のヘボンホールで開催されたがんプロ市民公開講座のご報告をいたします。主催は医学部看護学科・がんプロフェッショナル養成プラン事務局、後援は横浜市医療局でした。企画・運営は成人看護学の渡邉が担当しました。
今回の市民公開講座は「がんになった時の身近なサポーター」というテーマで開催されました。平日の夜にも関わらず、医療者も含め市民の皆様にご参加いただきました（計51名）。演者は、がん患者会コスモス会代表を長年担当された緒方真子様から「がんになっても守られる自分らしさのために」というテーマでお話がありました。緒方様ご自身の2度のがん体験や、がんの患者会を通して日々の何気ない生活を続けられることの意味についてお話がありました。2人目の演者は渡邉が担当し、がん看護専門看護師としてがん患者さんやご家族の相談支援に直接携わってきた経験から、がん患者さんが直面する意思決定の場面と必要な支援について具体的な説明を致しました。最後に横浜市立大学附属病院のがん性疼痛看護認定看護師の齋藤幸枝様から、附属病院のがんサポーターについてご紹介いただきました。2人に1人ががんになる時代、市民の皆様にどのような情報やサポートが受けられるかについて知っていただく機会となりました。