医学部看護学科・医学研究科看護学専攻医学部看護学科
医学研究科看護学専攻
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地域貢献ニュース8月号(看護生命科学領域)

担当:赤瀬智子、槇原弘子、伊吹愛

理工学技術を用いた学び・考える授業を通して、科学的看護実践能力のある看護師の育成を目指しています

近年臨床現場では、様々な理工学機器が、看護技術の教育・研究の両面で有効活用されるようになってきています。私たちは、超音波診断装置(エコー)、体圧分布測定器、サーモグラフィー、静脈可視化装置などを使用して、「可視化する」という視点で学ぶことを目的とし、2年次生の演習にこれらの理工学機器を取り入れる新しい教育を導入しました。
演習では、可視化を通して静脈穿刺について学んだり、体位変換や排尿のアセスメントといった臨床応用されている技術を体験したり、看護技術を科学的視点から考え、自分たちで創意工夫する課題を実施しました。
医師や臨床検査技師が使用するイメージの強いエコーも、軽量・小型化によってベッドサイドでの使用が可能となり、看護師にも徐々に取り入れはじめられています。このような、最新の視点をとりいれた演習を行なうことによって、より先進的で科学的思考をもった看護師の育成に取り組んでいます。また、この新しい試みには、福井大学より四谷教授がご協力くださいました。
演習風景
演習で使用した理工学機器の例
(左から静脈可視化装置、超音波測定器、超音波皮膚画像装置、体圧分布測定器)

地域貢献