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地域貢献ニュース4月号(精神看護学領域)

担当:田辺有理子

東日本大震災から7年目を迎えた岩手県大槌町における住民のこころのケア

精神看護学領域では、精神科医師、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士などで構成されるこころのケアの専門家チームの一員として、岩手県大槌町において東日本大震災後の中長期支援の活動を続けています。
東日本大震災の津波によって東北の沿岸地域は大きな被害を受けました。災害直後のショックや喪失体験だけでなく、生活環境の変化などに関連してさまざまなストレスがかかり、精神的な不調をきたすことがあります。
仮設住宅や災害復興住宅などを訪問しながら、お話を聞いたり健康相談に応じたりしています。大槌町は震災から7年目を迎えた現在も45地区の仮設住宅があり、そこから復興住宅へ移り住んだり、自宅を再建したりと、住み替えによるストレスや生活格差の広がりなど時間の経過とともに住民の課題も変化しています。
住民の方々と一緒にお茶を飲みながら話を聴き、医療者による健康講話、認知機能や身体機能の低下を防ぐための運動、創作活動などを取り入れたサロンを開催しています。

地域貢献