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地域貢献ニュース11月号(基礎看護学領域)

地域貢献ニュース11月号(基礎看護学領域)

臨床現場とともに読み解く、平成26年度診療報酬改定 -病院経営上の課題について考え、看護管理に活かすために

担当:柏木聖代
 平成26年度は、診療報酬改定に加え、病床機能報告制度が始まるなど、2025年に向け、医療機能再編が本格化しています。特に入院基本料7対1を算定している病院にとって今回の診療報酬改定は、高度急性期や一般急性期として継続していくのか、亜急性期や慢性期等へ移行していくのかの選択までをも迫られる厳しい改定内容となりました。
 横浜市立大学の附属2病院である、横浜市立大学附属病院、横浜市立大学市民総合医療センターは、ともに入院基本料7対1を算定する急性期病院であり、まさに今回の改定の影響を受ける病院です。こうした状況もあり、今年度、それぞれの病院の看護部より2014年度診療報酬改定の概要についての研修のご依頼をいただき、下記の日程で研修を実施させていただきました。

○横浜市立大学附属病院
 平成26年3月24日(火)平成26年度診療報酬改定のポイント
 平成26年6月24日(火)平成26年度診療報酬改定と看護管理
 平成26年8月 5日(火)診療報酬における看護技術評価の現状と課題
○横浜市立大学市民総合医療センター
 平成26年5月21日(水)平成26年度診療報酬改定と看護

 横浜市立大学附属病院では、3月の時点で平成26年度診療報酬改定のポイントを、全容が明らかになった平成26年6月24日には、実際の看護管理に活かしていただくために、看護部でのグループワークで出されました質問にお答えする形で、改定内容について一緒に読み解いていきました。最後の回(8月5日)では、診療報酬における看護技術の評価のプロセスについてお話し、受け身ではなく、日ごろ実践されている専門性の高い看護技術の有効性をどのように評価し、提案していけばよいのかについて考えていきました。
 今回の研修を通じ、少しでも臨床現場の質の高い看護サービスの提供につながればと考えています。

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