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インドネシアのハサヌディン大学から学生と教員を招聘しました

2025.03.17
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 横浜市立大学グローバル都市協力研究センターと医学部看護学科精神看護学領域の共同事業で、インドネシアのハサヌディン大学の学生との国際交流を行いました。
横浜市立大学では2020年度からインドネシアのハサヌディン大学の学生を招聘して、科学技術振興機構(JST)のさくらサイエンスプログラムを実施しています。
2024年度は、「インドネシアと日本の災害支援における交流 ICTを活用した被災地のメンタルヘルス支援」をテーマとして、災害支援やICTを活用したメンタルヘルス支援に関するプログラムを行いました。

災害支援におけるICT記録ツールの活用
精神看護学山田典子教授が災害医療アプリの開発に関する講義を行い、実際にアプリの操作を体験しました。
災害時の支援用ビブスを着用して被災地でのICT記録アプリを体験
応急手当のトレーニングを受ける学生たち 応急手当のトレーニングを受ける学生たち
看護学科3年生と災害体験と救命演習

看護学科3年生と共に本所防災館を訪問し、地震や火災などの災害に備える体験型プログラムに参加しました。地震体験装置で東日本大震災を再現した震度7の揺れを体験し、火災発生時の初期消火や煙のなかでの避難を体験しました。応急手当について、心肺蘇生とAEDのトレーニングを行いました。
 
ハサヌディン大学の学生と横浜市立大学の看護学科2年生 ハサヌディン大学の学生と横浜市立大学の看護学科2年生
看護学科2年生とグループディスカッション

国際看護学Ⅱの授業において、看護学科2年生とハサヌディン大学の学生との合同で「医療者としての災害への備え」「災害時の医療支援体制」「災害時・災害後の心のケア」の3つのテーマで、グループワークとプレゼンテーションを行いました。グループでのディスカッションを通して、災害の特徴や保険医療体制、災害時の支援体制などについて、インドネシアと日本の相違点に気づき、グループごとに学びをまとめて全体でプレゼンテーションを行いました。
授業の後には看護学科2年生がフェアウェルパーティを企画し、両国の理解を深めるクイズや折り紙で交流、インドネシアの学生さんからは民族衣装で華やかな舞踊を披露いただき、学びと交流の深まる時間を過ごしました。

 
そのほか、災害時の心理的支援、災害後のメンタルヘルスの長期支援、災害時の食事支援や災害食文化、災害時の訪問看護の課題等を学びました。横浜市立大学附属市民総合医療センターで日本の救急医療と災害医療に関する講義、高度救命救急センター、ヘリポート、ドクターカーの視察を通して日本の災害医療体制を学びました。横浜市内の防災フィールドワークでは、避難所、津波警報システム、海抜表示などを実際に見て、湾岸部の災害対策やインドネシアと日本の違いについて理解を深めました。
グローバル都市協力研究センター、科学技術振興機構に掲載の活動報告もご覧ください。
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