2021年度保健師助産師看護師実習指導者講習会が修了しました

本学では、神奈川県からの要請を受け、毎年8月から11月まで、保健師助産師看護師実習指導者講習会を開講しています。本講習会は、看護教育における実習指導者の育成を目的に、看護学科と附属2病院看護部との協力体制のもと運営しています。開講7年目となる今年度は、新型コロナウィルス感染症の予防対策を踏まえ、オンラインと対面のハイブリット型で開講しました。残念ながら、附属2病院での臨地実習は、学内での模擬実習に変更されましたが、講義・演習、模擬実習の関連づけをより強化することで、看護基礎教育における実習の意義や実習指導者の役割を学び、教育実践に繋げることのできるカリキュラムを構成しました。
40名（21施設）の方が参加され、勤務やプライベートの時間を調整しながら、週2～3日の授業を受講してくださいました。11月26日の閉講式では、4か月間の講習を終えたみなさんが、教育の魅力や実習指導者としての意気込みを楽しそうに述べてくださり、自信に満ちたその表情がとても印象的でした。

～受講生の声～（2021年度受講者アンケートより一部抜粋）

• 今まで学生指導の根拠や方法を知らずに行っていたため、講義を受けて学生さんの気持ちや根拠を持った指導方法を知ることができました。
• 講義とグループワークがバランスよく組み合わされており、知識を学ぶ機会と他の皆さんの意見を聞く機会の両方があって学びが深まりました。
• 教育学の基礎、看護学の基礎、実習方法など具体的に学び、学生が何を学んで実習に来ているのかが具体的によくわかりました。
• 学生指導にさらに興味・関心がわき、また指導にあたって重要なポイントをいくつも発見できました。
• 多くの講習者と意見交換をすることで自分の視野を広げることができ、また、先生方の考えも講義を通じて知ることができ、とても有意義な時間となりました。