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理学部 大関泰裕教授がAssociation of Carbohydrate Chemists and Technologists Indiaよりフェローシップ称号を授与されました

2025.12.11
  • TOPICS
  • 研究
  • 理学部

—インド糖質科学研究への貢献と、国際的なレクチン・糖鎖研究の発展に寄与—

理学部の大関泰裕教授(糖鎖生物学)が、Association of Carbohydrate Chemists and Technologists India*1 (ACCTI/インド糖質化学者・技術者学会)より、2025年フェローシップ(Fellowship)の称号を授与されました。
同称号は、世界で9名の研究者が選ばれており、日本からは3名が授与されています。
大関教授は2015年から、同会年会ならびにインド科学会議協会が主催する国家行事 「Indian Science Congress(インド科学会議)」に計3度招へいされ、研究者・学生との交流を深めてきました。さらに、糖鎖生物学の国際標準教科書Essentials of Glycobiology 4th edの分担章執筆、インドの有力大学の博士号審査、科研費やJ-GlycoNet共同研究、横浜市トライアル助成金等を活用したインド国立チャタラジアンがん研究所(西ベンガル州)との国際共同研究、日本とインド間における研究者交流の推進などに、日本人研究者として積極的に取り組んできたことが、この度の称号付与に至りました。
大関泰裕教授
被称号授与者
理学部 大関泰裕教授(糖鎖生物学)

称号名・授与理由
Fellowship, Association of Carbohydrate Chemists and Technologists (India) 2025
国際的なレクチン・糖鎖研究におけるすぐれた功績、インド糖鎖科学界への長年の貢献
授与式
2025年11月21日 
国際学会CARBO-XXXIX: International Conference on Emerging Trends in Glycoscience and Glycotechnology
開催:2025年11月21日~23日
場所:インド・バラナシ/ヒンドゥー大学
主催:Association of Carbohydrate Chemists and Technologists (India)
大関教授のコメント
南アジア地域からの文科省国費留学生(大学院博士後期課程)への博士号研究指導、さらには学位取得後の国際研究支援を通じ、インド科学界との学術・研究者間交流の接点が生まれたことが、本称号付与の端緒になったと感じています。
今後はこの称号を、世界最大の人口を有するインドの研究・教育発展に活かしつつ、横浜市立大学のJ-PEAKS事業*2および研究・教育の国際化の推進にも寄与していきたいと考えています。


用語
*1 ACCTI
1984年創立。インドを代表する糖鎖化学・技術に関する学会。国内学会(毎年)、国際学会CARBO (3年ごと)を開催。国際学術雑誌 Trends in Carbohydrate Researchを刊行。

*2 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)
文部科学省が実施する事業で、地域の特性を生かしつつ卓越した研究力を備えた大学を重点的に支援する取り組み。研究力強化、産学官連携、国際的な研究ネットワーク構築などを推進し、地域発のイノベーション創出につなげることを目的としている。
横浜市立大学は2025年1月に本事業へ採択され、「よこはまデータサイクル」を基盤としたデータ駆動型研究の推進、医療・健康・市民生活の課題解決に資する研究の強化、オープンイノベーションの加速、次世代研究者育成などに取り組んでいる。
https://www.yokohama-cu.ac.jp/j-peaks/index.html
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