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循環器・腎臓・高血圧内科学教室 田口慎也医師が、日本内分泌学会にてYIAを受賞!

2024.06.28
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皮膚組織レニン・アンジオテンシン系調整を介した血圧の新規制御メカニズムを報告

横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学の田口慎也医師(客員研究員)が、2024年6月6日~8日にパシフィコ横浜ノース(神奈川県横浜市)で開催された第97回日本内分泌学会学術総会にて、「皮膚組織レニン・アンジオテンシン系に着目した高血圧の新規病態生理解明」について発表し、若手研究奨励賞(YIA)を受賞しました。
第97回日本内分泌学会学術総会
受賞発表の様子(写真提供:田口医師)
受賞者
循環器・腎臓・高血圧内科学
田口たぐち  慎也  しんや医師/客員研究員

指導教員
循環器・腎臓・高血圧内科学 
田村 功一主任教授(市民総合医療センター病院長)
涌井 広道准教授
小豆島 健護助教

受賞内容
第97回日本内分泌学会学術総会
若手研究奨励賞(YIA)

受賞演題

皮膚組織レニン・アンジオテンシン系に着目した高血圧の新規病態生理解明
今回の発表内容について田口医師に解説していただきました。
近年、皮膚組織の異常が高血圧症の発症・進展と関連していることが報告され、皮膚が血圧調節の一部を担っている可能性が指摘されております。一方で、その調節メカニズムについてはほとんどわかっておりません。今回の研究では、全身の水分量や塩分の量を調節するホルモンシステムであるレニン・アンジオテンシン系が、皮膚においても重要な役割を果たし血圧調節に影響を与えていることを見出し、研究内容の一部を学会発表しました。
田口医師のコメント
この度は栄誉ある賞をいただき大変光栄に思っております。本研究では皮膚による血圧調整系の一端を解明することができましたが、依然として不明な点は多く残されており、今回の受賞を励みにより一層研究の発展に努めて参ります。本研究においてご指導いただきました田村功一主任教授、涌井広道准教授、小豆島健護助教をはじめ共同研究者の先生方に、この場をお借りし深く御礼申し上げます。
指導教員 田村功一主任教授(市民総合医療センター病院長)のコメント
循環器・腎臓・高血圧内科学教室では、1853年黒船来航の横浜・神奈川の歴史に根ざす「門戸開放」、サイエンス・アカデミアの高みをめざす「研究重視」、 地域貢献重点の「患者第一」を理念としています。そして、私どもの教室のモットーは、『ともにめざそう!  “心腎代謝連関病”病態連関制御を通じた”From molecules to the whole body, and to the Society”実現のための横浜・神奈川発のエビデンス創出』です。また、私自身、医学研究科主任教授と附属市民総合医療センター病院長を兼務していることもあり、教室として医学研究科・国際マネジメント研究科・附属病院および附属市民総合医療センターが一体となっての研究・診療・教育・地域貢献を通じての優秀な医療人材の輩出にも力を入れています。今回、田口医師が本賞を受賞したことは、多くの大学院生と指導教員にとっても大きな励みになると思います。
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