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【YCU RESEARCH 2021】COVID関連研究(臨床統計学)

2021.10.20
  • TOPICS
  • 研究

COVID関連研究(臨床統計学)

 

2021.10.20

Identification of serum prognostic biomarkers of severe COVID‑19 using a quantitative proteomic approach

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の 血清予後予測マーカータンパク質を発見


先端医科学研究センター  プロテオーム解析センター  木村弥生 准教授
センター長  梁  明秀 (微生物学 教授)
救急医学        竹内一郎 教授
臨床統計学     山本紘司 准教授
免疫学            田村智彦 教授
呼吸器病学     金子   猛 教授


質量分析計を利用したプロテオーム解析技術を用いて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症患者の予後と密接に関連する血清タンパク質を明らかにしました。これらのタンパク質の測定は、予測される予後に基づいた適切な治療の提供に役立つことが期待されます。 

 

 

2021.5.20

新型コロナウイルス感染から約1年後における 抗ウイルス抗体および中和抗体の保有状況に関する調査

臨床統計学 山中 竹春 教授
微生物学    梁 明秀 教授
データサイエンス研究科   後藤 温 教授

研究グループは、昨年8月より「新型コロナウイルス感染症回復者専用抗体検査PROJECT」を実施し、昨年12月には回復者のほとんどが6か月後も従来株に対する抗ウイルス抗体および中和抗体を保有していることを報告しました。

今回、2021年3月末までに採血を実施した約250例のデータを解析し、感染から6か月後と1年後において(1)抗ウイルス抗体および中和抗体の量はいずれも6か月時点より緩やかに減少する傾向にあることを確認しました。一方で(2)依然として多くが抗ウイルス抗体および検出可能な量の中和抗体を有しているという結果も得られました。さらに拡大傾向にある変異株に対する中和抗体の保有割合についても評価を行ったところ、6・12か月時点の中和抗体保有割合は従来株に比べて低下傾向にあることが示されました。

2021.5.12

Rapid detection of neutralizing antibodies to SARS-CoV-2 variants in post-vaccination sera

新型コロナ変異株に対するワクチン接種者の約9割が 流行中の変異株に対する中和抗体を保有することが明らかに

臨床統計学 山中 竹春 教授
微生物学    梁 明秀 教授, 宮川 敬 准教授
附属病院  感染制御部   加藤 英明 部長



研究グループは、現在接種が進められている新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンが、従来株のほか、様々な変異株に対しても中和抗体の産生を誘導し、液性免疫の観点から効果が期待できることを明らかにしました。現在、日本でワクチンの接種が進められているところですが、接種をされる方々にとっての重要な基礎データとなります。 
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