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onlineシンポジウム「糖の起源と進化 ~宇宙 & 深海~」を、ヨコハマから発信

2020.06.15
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宇宙と深海から「糖」と「生命」の多様性を考える、初の学術シンポジウム!

本学と比較グライコーム研究会の共催シンポジウム「糖の起源と進化〜宇宙 & 深海〜」(オンライン開催)を、2020年8月21日(金)14時より、分野横断的な研究者を、国際海洋都市ヨコハマへ仮想的に招き、研究者、関連企業者、大学院生、学生へむけて開催します。

★2019年11月、宇宙から落ちてきた隕石の中に、リボースなどの「糖」が存在していたことを、日本の地球化学者らが明らかにしました。これは、糖質科学を医学・生物学的に研究してきた研究者には、大きな驚きでした。糖が宇宙に存在した事実から、今後、生命科学のパラダイムは大きく変わると期待されます。
★一方、宇宙と似た地球上の極限環境は、深海に存在します。そして宇宙と深海を、かつて「糖」をキーワードに学問的に比較し語られたことはなく、この異分野融合の討論は、糖の世界にインパクトを与え、生命の起源と進化の最先端を浮き彫りにすることでしょう。ここから糖と生命の共通概念である「多様性」を再確認するメッセージが発信されることを期待しています。 

開催日時・開催形式・プログラム

日時 2020年8月21日(金)14時-17時
開催方法 zoomアプリを用いたオンライン開催
イベント名称 onlineシンポジウム「糖の起源と進化 ~宇宙 & 深海~」第21回比較グライコーム研究会2020横浜

参加方法・申し込み

対象 糖と生命の起源と進化に興味をもつ 研究者、関連企業者、大学院生・大学生
申し込み方法 8月20日(木)までに返送してください。応募多数(300名以上)の場合は抽選し、当日のアクセス用ID・パスワードをメールで送ります。
お申込みはこちらから。
参加費 無料
問い合わせ 2020年世話人:大関泰裕 (ozeki@yokohama-cu.ac.jp) 横浜市立大学 大学院生命ナノシステム科学研究科/理学部 糖鎖生物学研究室
司会 横浜市立大学 大関泰裕

シンポジウムプログラム

14:00-  Part 1 講演 糖とはなにものか、それはどこから来たのか?

1)シンポジウム開催の目的と意義
産業技術総合研究所 平林 淳氏

2)井蛙の世界観: 糖とはなにものか?
名古屋大学 北島 健氏

3)宇宙に生命の起源を探る
横浜国立大学 小林憲正氏

4)生命の材料になる糖はどこでできたのか?
東北大学 古川善博氏
休憩
15:10- 5)(隕石に糖がみつかったからって宇宙で生命が誕生することにはならないよね。やっぱり)生命は深海熱水で誕生したと私は主張します。
6)深海微生物を彩るキテレツな糖鎖
京都大学 中川 聡氏

7)化学進化と糖
   共和化工 大島泰郎氏
休憩
16:20- Part 2 ディスカッション~糖とその研究は、どこへむかって行くのか?~

ファシリテーター:共和化工 大島泰郎氏
17:00 終了

(主催)比較グライコーム研究会 世話人会
(共催)公立大学法人横浜市立大学
(後援)日本糖鎖科学コンソーシアム、日本糖質学会、海洋都市横浜うみ協議会、国立研究開発法人海洋研究開発機構JAMSTEC、神奈川新聞社、ヨコハマ経済新聞
※このonlineシンポジウムは、公益財団法人 横浜観光コンベンション・ビューロー 2020年度「横浜MICE開催応援プラン」の助成を受けています。

比較グライコーム研究会について

生物全般の糖鎖と糖鎖認識分子の研究を行いつつ、生物の進化を考える研究者の会です(2020年現在会員数約70名)。2000年「線虫糖鎖研究会」として発足し、のちに現在の名に変わり毎年研究会を催しています。第20回は2019年に横浜(帆船日本丸訓練センター)で開かれ、懇親会では海洋都市らしく横浜港クルーズを楽しみました。2020年には初のシンポジウムを計画するも新型コロナウイルス感染の影響で開催が危ぶまれました。しかし世話人会の時代に合ったアイデアから、このonline開催が実現します(写真は2019年度の様子)。
※本シンポジウムは科研費の支援を受けて行われています。

問い合わせ

2020年世話人:大関泰裕 (ozeki@yokohama-cu.ac.jp) 横浜市立大学 大学院生命ナノシステム科学研究科/理学部 糖鎖生物学研究室
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