医学教育センター医学教育センター
search

ご挨拶

医学教育センター長(医学部長)

令和41日付けで、医学教育センター長を拝命致しました金子 猛です。
当センターは、医学教育の質の更なる向上、優れた医療人の育成を目的として平成244月に設置され、年を追うごとに体制を充実させてきております。学生の頑張りもあり、教育成果目標の一つである医師国家試験合格率も高い水準を維持しております。
本学では、いわゆる医学教育の2023年問題の対応の一環として、医学教育センター設置後すぐに、SGB Consultants(米国の医学教育評価・認証組織)による外部評価を受審しました。その結果をもとに、平成285月に初回の医学教育分野別評価を受審しました。審査でのご指摘を踏まえ、さらなる医学教育の質を向上すべく、これまでセンター内に7つあった部門をより横断的な5つの部門に再編しました。
1
年次の共通教養科目、専門教育への導入カリキュラムとしての医学基礎教育科目などを調整・検討する教養教育部門。基礎医学の授業、基礎あるいは臨床研究に15週間携わる「リサーチ・クラークシップ」等、勉学および研究意欲を高めることを目的に検討を行う基礎医学部門。臨床医学の座学やクリニカル・クラークシップの問題共有・解決、医師国家試験に向けた取組みを検討する臨床・病棟部門。学年横断的な課題や地域医療を担う医療人を育成するための教育内容の検討を行う医学教育推進部門、医学科の国際化に関連する案件を扱うグローバル推進部門です。
さらに、公的化された共用試験(CBTOSCE)の運営、FDの運営の検討など、テーマ別に部会を設け、集中的に議論を行う体制を整えています。
また、医学教育センターの設置に伴い、学生生活や学習についてのきめ細かい指導を行うために各学年に担任を配置し、学生支援委員会と共に学生支援体制の強化に努めています。
時が経つのは速いもので、2023年(令和5年)11月から12月にかけて、2巡目の医学教育分野別評価を受審し、2031年(令和13年)3月31日までの認定を受けることができました。そこでのご指摘事項を踏まえつつ、本学独自の課題にも対応するため、今年度、医学教育改革プロジェクトを立ち上げ、医学教育センターを中心に更なる教育改善を図っていく所存です。
コロナ禍が収束し、人と人とのつながりが持つ力とその素晴らしさが見直されています。皆様のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

  

令和7年6月

金子 猛

 

 

 

 

 

ご挨拶