高等教育推進センター高等教育推進センター
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センター長挨拶

高等教育推進センター長挨拶

石川高等教育推進センター長


横浜市立大学では学生のための教育の質保証および教育改革を推進するために、令和4年4月1日に高等教育推進センターを設置しました。
高等教育推進センターには「教育開発部門」、「FD・SD部門」、「教学IR部門」、「高大連携・初年次教育部門」の4部門を設置し、学部などの部局を横断した全学的な組織として方針策定・課題解決に取り組んでいます。


・「教育開発部門」では、社会の変化に応じた教育の大きな変革に伴う将来構想を担当し、特にグローバル教育とデータ思考教育を注力課題として検討を進めています。
これまでの主な実績としてデータやAI技術を有効かつ安全に活用することができる人材を育成するためのプログラムを開発し、文部科学省から「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」に認定されました。
・「FD・SD部門」では、教職員および指導補助者に必要とされる知識・技能の習得や、能力・技能の向上、授業内容・方法の改善のための取組を推進しています。
これまでの主な実績として内部質保証体制の構築を進め、教学改革を推進していくための大学の基本方針を定めました。また、4大学間包括協定に基づく「ヨコハマFDフォーラム~コロナ禍の学生生活と学修への影響~」を幹事校として実施しました。

・「教学IR部門」では、学内外のさまざまなデータの収集、分析ならびに情報提供等を行い、教育における積極的な意思決定につなげています。これまでの主な実績として「全国学生調査」の結果を分析し、「研究力の向上に資する項目」に強みがあり、「授業運営に関する項目」に課題があることを明らかにしました。

・「高大連携・初年次教育部門」では、高等学校までの学びから大学での学びを円滑に接続できるよう、高等学校と連携して、企画・検討を行っています。
これまでの主な実績として教育連携協定に基づいて横浜市立高等学校重点校を対象に提供してきた「大学の学び」に触れる機会を神奈川県内の高校に広く提供する検討を開始しました。

横浜市立大学は、全学の教育に携わる部署の連携を強化することにより、一貫性のある改革の推進に、高等教育推進センターが中心的役割を果たし、ディプロマポリシー(卒業時の明確な到達目標)、カリキュラムポリシー(目標達成のための教育課程の編成・実施の方針)、アドミッションポリシー(入学者選抜方針)に基づいた質の高い教育活動を行います。それにより、「グローバルな視点を持って課題に向き合うことのできる人材」「新たな価値とビジョンを創造し、社会課題の解決を図ることができる未来を担う人材」の育成を推進してまいります。

高等教育推進センター長
石川義弘