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呼吸器外科

重症筋無力症(胸腺腫非合併例も含む)

重症筋無力症とは、神経筋接合部という神経と筋肉のつなぎ目が自分の免疫で破壊されてしまうことで起こる病気で、筋力の低下(特に夕方)や疲れやすさなどの症状が現れます。特徴的な症状は眼瞼下垂(どうしてもまぶたが下がってしまう症状)や複視(ものが二重に見える症状)、手足の筋力低下などがありこれらが朝に比べて夕方にひどくなることが特徴です。主に脳神経内科で治療する疾患ですが、病型と胸腺腫の程度により手術(胸腺摘除)が必要となることがあります。
当科では脳神経内科と連携して最適な治療を提供します。他院では胸骨正中切開により拡大胸腺全摘が行われることが多いですが、当院では極力、胸骨を切らずに傷の小さい胸腔鏡手術あるいはロボット支援下手術で行っております。
通常は手術前日に入院、術後は脳神経内科での治療継続の有無により退院日が決まります。