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令和元年度伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生紹介(成績優秀者特待生(医学部医学科、医学部看護学科))

伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生 紹介3

令和元年度の伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生に選出された全56名を紹介します。
奨学生・特待生の皆さんには「今興味を持っていること又は取り組んでいること」、「今後の抱負」について語っていただきました。

成績優秀者特待生-医学部 医学科

医学科 2年 竹内 沙織

この度は特待生に選出して頂き、光栄に存じます。2年生では基礎医学が始まり、人体の精緻な構造に圧倒される毎日です。膨大な知識が必要とされ大変に思うこともありますが、講義で臨床の体験談を聞くと知識の重要性を再認識できますし、また、知識が増えることで先生が紹介してくださる研究への理解が深まるので、一歩一歩医学を学んでいるという充実感があり、勉強のモチベーションとなっております。今後も、私を支えて下さる方々への感謝の気持ちを忘れずに、日々の学びを大切にしていきたいと思います。そして、患者の方々に必要とされる医師となれるよう努力して参ります。

医学科 2年 芝 侑香

この度はこのような素敵な機会をありがとうございました。
二年生の現在は基礎医学を勉強しています。覚えなければならないことや身につけなければならない考え方は多く、大変だと感じることもあります。しかし、一つ一つの内容がとても興味深く、知識が増える度に、将来医師になるという実感が湧き、嬉しく思います。また部活動や私生活においても、周りには私にはない良い部分を持っている多くの方の存在があり、沢山の影響を受けながら、充実した日々を過ごすことができています。
これからの学生生活では、出会う人々を大切にし、全てのことに丁寧に向き合い、将来は周りから親しまれ、信頼される医師となれるように成長していきたいです。

医学科 3年 渡邉 優奈

この度は特待生に選出して頂き、大変光栄です。3年次からはいよいよ臨床科目の授業が始まり、憧れていた臨床医学をついに学べるという喜びとともに講義を受けています。今年度は座学を通して医学の知識を学ぶ日々が続きますが、常にその先に未来の患者さんがいるのだということを忘れずに、楽しみつつも緊張感を持って勉強に向き合っていきたいと思います。また、それと同時に、所属するバドミントン部の活動を始め、勉学以外の様々なことにも精力的に取り組み、自分の人間としての幅を広げていきたいと思っています。
最後に、熱心にご指導して下さる先生方、一番の支えである家族や友人に改めて感謝申し上げます。今後も患者さんに寄り添える医師を目指して努力して参ります。

医学科 3年 山田 啓輔

この度は特待生に選出していただき、大変光栄です。私は3年生になってよく2つのことを考えるようになりました。1つ目は「基礎的な視点」の重要性です。3年生の講義が進む中で、病気そのものや治療法を理解する上では2年生で学んだ基礎的な視点が必要だということをよく感じます。そして、このような視点は臨床に出てからも非常に役に立つと思います。2つ目は「人とのつながり」の大切さです。医療は1人ではできないとよく言いますが、その通りだと思います。中でも、色々な意見を交わしあえる友人は大切だと思います。なので、これからも恵まれた友人たちを大切にし、基礎的な視点を持った医師を目指して努力していきたいと思います。

医学科 4年 高田 祐介

この度は、このような素晴らしい賞を頂きとても嬉しく思っております。四年次でのリサーチクラークシップでは、消化器内科学教室でお世話になり、研究の基礎から丁寧に指導していただきました。そこで、研究の魅力にも触れ、将来は研究と臨床を両立できる医者になりたいと強く感じました。来年からは臨床実習が始まりますが、知識を得ることはもちろん、先生方や患者さんとの関わりを通して、興味の幅を広げていきたいと考えております。これからの学生生活では特待生に選出していただいたことを励みに、勉強や研究、臨床実習に一生懸命取り組んで参りたいと思っております。

医学科 4年 中井 優作

このような栄誉ある賞に選出いただき大変光栄に思います。入学以来、硬式テニス部の活動と学業の両立を目標に努力してきましたので、今回の選出は大変うれしく思います。4年次の4月からの3ヶ月間、循環器腎臓高血圧内科学教室にて、心不全の病態形成に関わる因子の研究に取り組みました。現在も、日々先生方の指導を受けながら、学会発表に向けて研究を続けております。日々の生活を支えてくださる先生方、家族、友人に感謝しながら、部活と学業、そして研究のすべてにおいて、妥協することなく真剣に取り組み、今後とも努力していきたいと思います。

医学科 5年 織井 隆介

この度は成績優秀者特待生に選出していただき誠に光栄です。4年次のリサーチクラークシップでは循環器腎臓高血圧内科に配属され動脈硬化症の新規病態について研究させていただきました。動脈硬化症の進展を阻止できれば多くの患者さんを救えるという点にこの研究の魅力を感じています。5年次からは臨床実習が始まり実際に患者さんを診ながら勉強させていただいています。時々刻々と容態が変化する患者さんを前にいままで座学で勉強したことのみでは到底太刀打ちできず自分の未熟さを痛感する毎日です。自分を支えてくださっている方々への感謝を忘れずに頂いたものを少しでも多く患者さんに還元できるようこれからも日々精進してまいります。

医学科 5年 山田 裕己

この度はこのような栄誉ある賞に選出いただき誠に光栄です。現在、私は病棟実習において今まで学んだ知識を実践的な臨床の面と照らし合わせ深化させるとともに、患者さんの診療の場に加わることで教科書を読むだけでは得られない経験をさせていただいています。
私は入学時から子どもの診療に携わりたいと思っており、小児科医を目指しています。加えて4年次で行なった研究を契機として血液学に興味を持ち、小児血液の分野を志すようになりました。小児血液の疾患には難治のものが少なくなく、将来は臨床だけでなく治療法を模索する基礎研究も介して医学に貢献したいと考えています。今後も日々精進し立派な医師となれるよう研鑽を積んで参ります。

医学科 6年 浦郷 夢子

3年生・6年生と思いがけず二度の特待生表彰を頂き、大変光栄です。5年生からの病棟実習では、約30の科で診療に参加させていただきました。先生方、患者さん方、同期、家族、これまでの学びを温かく支えてくださった皆様に感謝いたします。学生生活を通して、自らに甘く周囲に頼ってしまうところが大きな課題だと感じております。来春からは初期研修医になりますが、社会人として・医師として、自らを律し他者を支えられる人になれるよう、精進してまいります。

医学科 6年 長谷川 巧

4年次の2月に始まった、1年半以上・全27科にわたる病棟実習も先日終了し、現在は国家試験に向け日々勉学に勤しんでいます。病棟実習では先生方から、教科書では学ぶことのできない臨床に即したたくさんのことを教わり、またさまざまな併存疾患を抱える患者さんの診療を通して、人の命やQOLを救うことの意義を感じ取りました。私は現在さまざまな診療科に興味があり、将来進む診療科を絞れずにいますが、人の役に立ちたいという初心を忘れることなく慎重に専門科を決めていきたいです。
今後、各診療科の卒業試験に国家試験と、他大学に類を見ない関門を乗り越える必要がありますが、無事卒業できるよう友人と協力しながら戦っていく所存です。
 

成績優秀者特待生-医学部 看護学科

看護学科 2年 佐藤 友佳

この度はこのような栄誉ある賞を頂き、誠に光栄です。これまで支えてくださった方々に改めて感謝申し上げます。
2年次からは更に専門的な学習が始まり、領域毎に異なる看護の奥深さを学ぶ日々は毎日刺激的です。
私は現在看護生命科学領域に興味があります。今まで薬理学や形態機能学、生化学等で人体について文字通り細胞レベルで学習してまいりましたが、生体内での様々な反応には驚かされるばかりです。中でも私は生活習慣病に興味をもっております。食事療法では患者さんにあった適切な食事管理が行われるように、そして退院後は地域で暮らしていくために継続のための看護支援が欠かせず、環境を整える必要性があります。患者さんにあった方法はなにか、また地域において出来る支援は何か等に対してこれからの学びで自分なりに答えを見出してまいりたいと考えております。
恵まれた学習環境や支えてくださる周囲の方々への感謝の気持ちを忘れずに、今後も全力で勉学に精励していく所存にございます。

看護学科 2年 鈴木 里帆

この度特待生に選出していただき光栄に思います。
1年次には総合講義や他学部学生との交流を通して医療分野以外の様々な知識や考え方を学び、視野を広げることができました。2年次から様々な領域の学習が始まり、新しく得る学びに刺激を受ける日々です。基礎看護実習IIでは実際に患者さんを受けもたせていただいたことで、臨床で一人前に働くために今後身につけなければならない知識や手技の多さを実感しました。
現在は地域看護学・精神看護学の分野に興味があり、将来臨床で働く際には身体面・精神面ともに高い技術を提供できる看護師を目指したいです。今後は大学の講義のみならず課外活動などを通して積極的に学びを深めていこうと思います。

看護学科 3年 岩田 双葉

講義、演習、そして実習を通し、「その人にとってのより良い生き方」というものを考えるようになりました。人それぞれ生活習慣や歩んできた人生は異なっているため、「個人のニーズに合わせた看護」というのものにとても難しさを感じております。後期から領域別の実習が始まりますが、講義での学びの中に、患者の価値観や信念を汲み入れていくことで患者のQOLの向上、より良い人生につながっていくことを理解して実践に取り組んでいきたいと思います。
実習では患者さん1人を受けもたせていただくため、患者さんらしい生活を考えながら看護を実践できる貴重な機会となると思います。その人らしい生活を支えてあげられるような看護師を目指し、自己研鑽に努めていきたいと思います。

看護学科 3年 堀之内 楓川

昨年から専門科目が始まり、講義や演習から多くの知識を学びました。また所属する部活動やアルバイトでも様々な経験をし、とても充実した一年でした。いよいよこの後期からは本格的な病棟実習が始まります。看護を行うにはご本人の意思を尊重し、さらに対象者それぞれを取り巻く環境や背景、家族、価値観など、その方を全人的に捉えて最善の看護を考えることが重要であると感じました。しかしながら実際にそれを捉えることはとても難しく、実習でも日々迷いながら取り組むことになると思いますが、臨床の場でしか学ぶことのできない貴重な経験がたくさんあると思うのでしっかりと知識を身につけ、積極的な姿勢で学んでいきたいと思います。

看護学科 4年 田崎 結花

現在基礎看護学ゼミに所属し、出生前診断のひとつである非侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)について、看護学生の理解度や看護観に着目して卒業研究に取り組んでいます。NIPTのような新たな医療技術が次々に開発され、医療現場に大きな恩恵をもたらすとともにそのことによってさまざまな葛藤が生じています。医療技術と患者・家族をつなぐ立場として新たな技術に真摯に向き合い続けていく必要があり、さらに患者・家族の意思の尊重のために自らの看護観を探求していく必要性を感じています。これまでの学び・経験を生かして、今後は助産師課程に進学し、助産師として母子とその家族の望む周産期の実現に向けた支援を行っていきたいと考えています。

看護学科 4年 氏家 愛

私は、地域看護学ゼミに所属し、「地域在住認知症高齢者の高齢介護者における災害への備え」というテーマのもと、研究を進めています。私が看護職を目指すきっかけの1つとして、災害があり、現在も関心を持ち続けていることです。卒業研究は、自分の関心のあることをじっくり考えられる、貴重な時間だと考えます。ですので、周囲の仲間と助け合いながら、一生懸命に取り組んでいきます。
また、今までの大学生活を振り返ると、海外フィールドワークや実習、日々の学習を通して、様々な方に出会い、様々な考え方に触れ、自分の視野を広げる事ができました。その学びを活かして、これからも学習を続けていきたいです。