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令和元度伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生紹介(成績優秀者特待生(国際教養学系、国際都市学系))

伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生 紹介1

令和元年度の伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生に選出された全56名を紹介します。
奨学生・特待生の皆さんには「今興味を持っていること又は取り組んでいること」、「今後の抱負」について語っていただきました。

伊藤雅俊奨学生-国際総合科学部 経営学コース

本学卒業生であり、株式会社セブン&アイ・ホールディングス名誉会長の伊藤雅俊様から頂戴したご寄附をもとに創設した制度です。前年度に特に優秀な成績を収めた経営学コース・会計学コースの学生から、各年次1名が奨学生に選ばれます。 

経営学コース 2年 中山 優香

私は経営学コースのサービスビジネスゼミに所属しています。ゼミでは、競争戦略や業界分析等を学びました。実際に分析を行い意見を交換することで、深い知識を身につけることができました。「経営学を学びたい」、「マーケティングが楽しそう」、という漠然とした興味からこの大学に入学しましたが、ゼミや授業を通して戦略を練ることの楽しさを実感しています。
今後は学習した知識を生かし実践することに力を入れ、ゼミの海外研修や研究に取り組んでいきたいと思っています。
最後になりますが、この度奨学生に選出していただけたのは、両親、友人、先生方の支えがあったからこそです。この感謝を忘れずに、奨学生として恥じぬよう今度とも精進していきたいと思います。

経営学コース 3年 服部 由佳

私は現在、経営学コースの国際経営論ゼミに所属しております。ゼミ活動は主に、神奈川産学チャレンジプログラムへの参加と英語の本や論文の輪読です。
神奈川産学チャレンジプログラムとは具体的には神奈川県や東京の大学が参加するビジネスコンテストのことで、参加企業様から出題されたテーマに解決案を提案するものです。昨年も参加し、理論として講義で学んだことを実際の提案に落とし込むことの難しさや現実の厳しさを思い知らされました。今年は、去年の教訓を生かして、より成長した結果を出せるようグループのみんなと努力していきたいと思います。

経営学コース 4年 小池 史紗

この度はこのような素晴らしい賞を頂くことができ、非常に光栄に思っております。指導してくださった先生方、友人、家族をはじめとする皆様に感謝を申し上げます。私はビジネスエコノミクスゼミに所属しており、現在は「清酒業の多角化」をテーマとして卒業論文を執筆しています。卒業論文は今までの学び方とは大きく異なり、教わるのではなく、自分自身で答えを導き出すという作業で上手くいかないことも多々ありますが、先生に指導していただきながら、ゼミの仲間と一緒に支え合い進めることが出来ております。このように自分の興味があることを追求できる環境に対して感謝の気持ちを忘れずに、今後も様々な事にチャレンジしていきたいと思います。

成績優秀者特待生-国際総合科学部 国際教養学系

国際文化コース 2年 山本 真子

この度は、特待生に選出していただき、誠にありがとうございます。小幡先生をはじめ、ご指導くださる先生方、支えてくれる家族、友人たちに心から感謝します。
所属している中国文化ゼミでは、『論語』『孟子』など、中国古典の漢文訓読法や通釈の鍛錬を行っています。北京ゼミ合宿では、天安門広場や故宮博物院などを訪れ、より一層の中国文化に対する興味を抱きました。中国思想への理解を深めるため、これからも継続して勉学に励みます。また、今夏には上海夏季語学研修に参加させていただきました。1カ月間、アジア各国の仲間と共に実践的に中国語を学び、忘れがたい貴重な経験を得ました。
様々なことに挑戦できる学生生活を楽しみ、今後も一生懸命に精進してまいります。
 

国際文化コース 2年 石澤 栞夏

この度は、特待生に選出していただき、大変身に余る光栄に存じます。
私はフランス文化論ゼミに所属しています。初修外国語でフランス語を学んだことをきっかけにフランスの文化に興味をもち、ゼミに所属し学びたいと思いました。日々新たな発見や視点を得ることができる学習はとても楽しく意欲が高まっています。ゼミでの学習を通して現在はフランスの教育制度について特に関心を持っているので、今後はより深く学び、いずれはそのようなテーマでの研究を行いたいと考えています。
また、所属しているテコンドー部では大切な人とのつながりを得ることができ、学習の面に限らず大変充実した大学生活を送らせていただいております。日頃支えてくださる両親や先生方、友人へ心から感謝し、今後も勉学や部活動に励みたいと思います。

人間科学コース 2年 森田 奏恵

まず始めに、成績優秀者特待生に選んでいただき大変嬉しく思います。表彰の場を設けてくださった関係者の皆様、ならびにこれまで支えてくれた家族・友人に心から感謝申し上げます。
現在は、高橋先生の現代教育論ゼミに所属しています。大学で様々な授業を受ける中で、日本に限らず世界中で問題となっている様々な「格差」の根底には教育機会の不平等があることに気づき、新たに教育学に関心を抱いたからです。また、大学の管弦楽団にも所属しており、日々練習に励んでいます。ゼミ・部活動ともに素晴らしい仲間を持つことができました。改めて充実した大学生活を送れることに感謝し、さらに自分の可能性を広げられるよう精一杯努めようと思います。

人間科学コース 3年 関口 ひらり

この度は、特待生に選出していただき、大変嬉しく思います。私は臨床心理学ゼミに所属しており、人間の心のはたらきや、その個人差などについて学んでいます。現在は、人間の性格などに関わるパーソナリティ心理学に興味を持ち、それぞれの人の持つ性格が、その人の人生においてどのような影響を及ぼすのかということについて、さまざまな論文を読みながら知識を深めているところです。今後は、今までに得た心理学の知識や本学で学んださまざまな分野の知識を活用し、卒業論文に向けて研究のテーマを定めていきたいと考えております。これまで支えてくださった先生方や友人への感謝の気持ちを忘れず、より一層勉学に励みたいと思います。

社会関係論コース 3年 前畑 汐里

 私はコミュニケーション論ゼミに所属しております。ゼミでは、会話やメディア表現などといった社会のあらゆる言葉について学んでいます。3年次の個人研究では、女性雑誌内の広告50本以上を比較し、ターゲットが惹かれる広告の特徴を分析しました。今後は卒業論文の執筆に向けて、より専門知識を深めていきたいと思います。
また、大学の国際的な環境に刺激され2度の短期留学を経験しました。20カ国以上の国から集まる留学生と切磋琢磨する中で日本とは違う文化や価値観に触れる事ができ、非常に貴重な経験になりました。今後は、国際ボランティアなどを通じて異文化に触れる機会を積極的に作っていきたいと思います。
この度は、このような素晴らしい賞を頂き、大変嬉しく光栄に思っております。
いつも支えてくださる家族や友人、先生、職員の方々をはじめとする皆様への感謝と学ぶ事の大切さを忘れずに、これからも様々な事に挑戦し成長していきたいと思います。

国際文化コース 3年 松村 真理

現在私は古代中国の漢文を読んでおります。昔の出来事について知るだけでなく、人々の思想や生き様を鮮やかに感じられることがとても楽しいです。歴史を学ぶこともそうですが、古代から現在に至るまでの膨大な人生観や訓戒を吸収することは自分という枠を拡大する面白い手段だと思います。市大での学びは本当に多様で、自己の視野を広げ、思考を深めていく訓練をし、新鮮な知識を得ています。この経験ひとつひとつが宝です。このありがたい機会をこれからも大切にしていく所存です。

人間科学コース 4年 渡邊 真音

この度は特待生として選出していただき、大変光栄に思います。
私は現代教育論ゼミに所属し、これまで現代の教育課題や国内外の教育について、文献や仲間との討議を通して、幅広く学んできました。現在取り組んでいる卒業論文では、以前から興味をもっていた国際バカロレア教育について研究を進めています。
この度の選出は、多くの人の支えがあってこそのものだと感じています。これからも、支えてくださった人への感謝の気持ちを忘れずに、より一層勉学に励んでいきたいと思います。

社会関係論コース 4年 桜井 稜

「戦争体験」が私の研究テーマです。といっても、戦争体験の聴き取りや収集をするわけではありません。いったい私たちは何を「戦争体験」として選択しているのか、というのが私の関心の中心です。体験者への共感や記憶の継承ばかり重視される昨今、私たちの戦争体験へのまなざしの偏りが、ますます見えにくくなっています。しかし、偏りの自覚なくして本当の意味で戦争を考えることなどできません。戦争体験者がいなくなる未来を目前にした今の日本社会には、思考の転換が必要なのではないでしょうか。私の研究はその一助になるという信念のもと、これからも特待生の名に恥じない学びを続けていきたいと思います。

国際文化コース 4年 安達 大介

まず、賞の授与と日頃からのご支援に、この場を借りて御礼申し上げます。今回の賞は平素の努力を認めていただいたものと思い素直に喜んでおりますが、同時に、その努力ができたという幸せも実感しています。私が研究している8世紀は、誰でも学べるという時代ではありませんでした。当時としては当然のことです。しかし、現在もなお、日本国内ですら、自由に勉強できないという状況があることを、大学に入って深く知りました。大学では他にも、四年前の自分に教えてあげたいような様々なことを知りました。市大でなければ気付かなかったようなこともあります。四年後の自分は新たに何を知っているのだろう。ワクワクしながら勉強し続けています。

成績優秀者特待生-国際総合科学部 国際都市学系

グローバル協力コース 2年 石濱 歩奈

私は、小野寺ゼミに所属し、前期は観光列車による地域活性化について先行論文を読み、研究を進めました。研究結果を発表し、ゼミ生や先生から質問やアドバイスをいただくことにより、自らの研究を一層深めることができました。海外調査実習で中国を訪れた際には、上海師範大学の学生方と、観光開発や持続的な発展について討論をする機会がありました。そこで私は、日本の事例として、この研究内容について英語でプレゼンテーションを行いました。他国の学生方と交流することにより、新たな視点を発見でき、とても貴重な経験となりました。
今後も、自ら積極的に学び、問題を提起し、その解決策を提言できるよう理解を深めていきます。この度は特待生に選出していただき、誠にありがとうございます。

地域政策コース 2年 上江洲 志龍

私は有馬先生の観光マネジメントゼミに所属し、観光とそれに関連する産業などを学んでいます。私は、観光をビジネスの視点から学びたいと思っており、近年、観光を取り巻く旅行業や宿泊業に変化がみられる中、観光業界全体が時代に合わせどのように変化するべきかを研究していきたいと考えています。また、毎年海外実習もあり、今年はベトナムでゼミ生各々が設定したテーマの調査を行いました。この実習は、自分の考えや意見を深められる非常に良い機会となります。特待生に選出して頂いた感謝の気持ちを忘れずに、今後もこれまで以上の努力をしていきたいです。
 

グローバル協力コース 2年 野口 英利香

私は国際法ゼミに所属し、その授業の一環として模擬裁判に取り組んでいます。模擬裁判は、国際法の知識を深めるとともに論理的思考力や説明力、柔軟な対応力等も身につけることができるため、自分の成長につながる大変よい経験をさせていただいていると感じています。
現在は、国際情勢やエネルギー問題について関心を持っています。また、将来国際社会で活躍していきたいと考えているため、語学力の向上にも力を入れています。
この度は、特待生に選出いただき誠にありがとうございます。今後も周りの方々への感謝を忘れず、謙虚な姿勢で勉学に励んでいきたいと思います。

まちづくりコース 3年 高崎 里美

 私は不動産マネジメントゼミに所属し、空き家の利活用を学んでいます。空き家の改装から始まり、その場を地域交流の拠点にするべく、管理運営を行ってきました。イベントの開催から、地域住民との交流があり、この場所に求められている機能や役割を考えることができました。また、まちづくり実習では、ゼミの垣根を越えて協力し合い、対象地区の分析からプランの提案までを行いました。まちを複数の視点から見る力や、効果的な提案を行うスキルを身につけることができました。ゼミ活動も実習も、けして私ひとりでやってきたわけではなく、自分が出したアイデアに乗ってくれ、それらをより良くしてくれる仲間や先生方がいました。周囲の支えがあったからこそ、頂くことができた賞だと実感しております。今後は、今しかできないことにどんどん挑戦し、悔いのない学生生活を送りたいです。

地域政策コース 3年 菊地 香里

このたびは特待生に選出していただきとても光栄です。家族や先生方、大学職員の方々をはじめとする沢山の方々の温かな支えのおかげです。本当にありがとうございます。私は地域政策コースのCSR(企業の社会的責任)を専門とする影山先生のゼミに所属しております。企業は利益を上げるだけではなく、社会や人々から求められる責任に応え、認知されることで持続可能な経営を目指すという課題があります。ゼミでは、その課題解決のためにどのようなCSR活動を行っているのかを地域密着型の中小企業に訪問し、インタビューや動画、CSR報告書の作成を行っています。実際に現場で働いている社員さんや社長さんのお話を伺える大変貴重な環境で活動ができるためとても実践的な経験をさせていただいています。
 また、2年後期から3年前期にかけてはリヨン第三大学(フランス)の交換留学に参加いたしました。様々な国からの留学生や学生と交流をすることで多様な価値観に触れ、柔軟性を高めるとともにこれから自分が磨いていかなければならないところも発見することができました。この留学においても多くの方のサポートがあって実現できたことであるため、感謝の気持ちを持って恩返しをしていきたいと思います。今後も積極的に学び、体験し、豊かな経験を積んでいきます。

グローバル協力コース 3年 滝本 美喜子

この度は特待生に選出いただき誠にありがとうございます。私は2年次から瀬田ゼミに所属し、国際法模擬裁判という非常にエキサイティングでスリリングな活動に取り組んでいます。国際司法裁判所(ICJ)や国際刑事裁判所(ICC)を想定した法廷で、国際法を学ぶ学生が書面作成・弁論を通して、自らの法的知識を駆使し、専門家との質疑応答をこなしながら正確な論証を行うゲームです。昨年度は弁論者として3つの大会に出場しましたが、3年生になった今年度は4月に入ゼミした可愛い後輩たちのサポートに徹しました。4月から大会までの3ヶ月間、腹を痛めて生み出した論が頓挫したり書面提出当日のミスの発覚、煩雑な事件名の覚え間違いなど様々な困難が降りかかりましたが、皆で力を合わせて励ましながら乗り越えていきました。結果は昨年度同様総合2位でしたが、これまでにない達成感を味わうとともに、模擬裁判の深みに後輩たちを誘うことができたと自負しています。今後は半年足らずで先輩となる可愛い後輩へエールを送りながら、11月末の国際人道法模擬裁判と自身の卒業に向けての勉学に励む所存です。

まちづくりコース 4年 石井 茜

 私は市民まちづくりゼミに所属しています。子供たちに、自身が住んでいるまちのことを深く知り愛着を持ってもらうことを目的として、まちの中で見つけたお気に入りのものを写真に撮りながらおさんぽする『おさんぽキッズカメラマン』を開催しました。
ゼミの活動を通して、地域の様々な方と交流する機会が多くあり、自身の成長につながりました。
また、部活動は軽音楽部に所属しています。卒業まで残り半年、部活動の仲間と音楽ができる貴重な時間を大切に、今後のライブに参加したいです。
この度は、このような栄誉ある賞を頂き、大変光栄に思います。お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れず、これからも努力を続けていきたいです。

地域政策コース 4年 山室 仁美

私は地球環境政策に関わるゼミで、持続可能な開発目標SDGs達成に向けて、【責任ある消費と生産におけるフェアトレード(FT)コミュニティ認証の有用性】について研究しております。FTコミュニティ認証とは学校、職場、小売店、教会といった施設で既定の量のFT商品を取り扱い、FT認知向上に貢献することで、コミュニティ認証を得られるシステムです。昨年、自身の研究を深めるために、FTタウンとして認定され、FTコミュニティ認証が普及しているカナダのウィニペグ市への留学を決意しました。
現在はマニトバ大学にて、環境科学、サプライチェーンマネジメントを履修し「我々の消費行動がもたらす環境問題」「持続可能な生産管理論」を学んでおります。現地の学生も教授も毎回の講義内容に熱心で質問、発言が飛び交い、刺激的な毎日を過ごしています。現地の学生のレベルについていくのは簡単ではありませんが、特待生に選出していただいたことを励みに、日々の課題克服に努めて参ります。
研究分野では、FTコミュニティ認証を受けている各機関へインタビューを行い、FTコミュニティ認証が、消費者にどのようなFT認知効果をもたらしているのかを調査しています。驚くべきことにFTの認知度は高くないものの、持続可能な選択としてFT導入を挙げる方が多く、街全体でどのような価値観がこのような選択に作用しているのかを引き続き調査したいと考えています。
今年度もこのような栄誉ある賞をいただくことができ、大変光栄に思います。遠方ではございますが日々応援してくれた家族、支えていただいた友人、ご指導いただいた先生に感謝申し上げます。

グローバル協力コース 4年 菊地 真由香

この度は、成績優秀者特待生に選出していただき、ありがとうございます。このような光栄な機会をいただけたのは、今まで私に関わってくださった家族・先生・友人、すべての方々のお陰です。
私は中東・北アフリカ地域を専門とする山﨑和美教授のゼミに所属し、「モロッコの王政と音楽フェスティバルの関係性」について研究しています。
この研究を充実させるべく現在は、モロッコ王国に留学しています。さらに研究のみならず、現地のコミュニティに参画するため、日本語・英語の先生として、日本の学生とモロッコの学生をインターネットを通じて国際交流をするという活動をしながら、アラビア語を学んでいます。モロッコの子供達は、言語を覚えることが非常に早く、意欲的なので教えていて、とても楽しいです。日本とは異なる環境に苦労することも多いですが、モロッコの人々の優しさや芯の強さに支えてもらいながら有意義な留学生活をしています。
今後はこの経験を日本の人々に伝え、日本の教育の未来そして、日本とアラブ諸国をつなぐ架け橋となり、今までお世話になった方々に恩返ししていきたいです。