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平成30年度伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生紹介(成績優秀者特待生(国際教養学系、国際都市学系))

伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生 紹介1

平成30年度の伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生に選出された全55名を紹介します。
奨学生・特待生の皆さんには「今興味を持っていること又は取り組んでいること」、「今後の抱負」について語っていただきました。

伊藤雅俊奨学生-国際総合科学部 経営学コース・会計学コース

本学卒業生であり、株式会社セブン&アイ・ホールディングス名誉会長の伊藤雅俊様から頂戴したご寄附をもとに創設した制度です。前年度に特に優秀な成績を収めた経営学コース・会計学コースの学生から、各年次1名が奨学生に選ばれます。 

経営学コース 2年 下郷 るん

私は経営学コースの芦澤ゼミに所属しています。ゼミでは実践的な学びを基本とし、企業の方々との様々な関わりから、社会人としての力を身に付けることを目標としています。私は現在、ゼミとLINKAI横浜金沢(金沢区工業団地)が運営するAozora Factoryの広報を担当しています。10月の開催に向けて、より多くの方々にAozora FactoryとLINKAIの魅力を知ってもらうため、SNSなどでの広告活動の指揮をとっています。プロモーション方法を工夫し、過去最高の来場者数の記録を目指します。
また、今年度の夏季休業には、スペインで国際ボランティアに参加しました。約15名の様々な国籍を持つ人々とボランティアをし、共同生活をした2週間は非常に刺激的でした。今後は異文化に触れる機会を積極的に持ち、同時に英語でのコミュニケーション力強化のため、語学力の向上を目指します。
 

経営学コース 3年 金井 海成

 この度、伊藤雅俊奨学生に選出していただけたことを光栄に存じます。支えてくれる家族、切磋琢磨しあう学友、ご指導してくださる先生方のお力添えに心から感謝申し上げます。
私は現在、ビジネスエコノミクスゼミに所属しており、前年度学んだ理論を活用して、グループで自動車業界の分析を行っています。また、昨年度は学内のビジネスプランコンテストに参加し、フィールドワーク等貴重な体験をさせて頂きました。これからも、学習することの楽しさを忘れずに、真摯に学んでいきたいと考えています。

経営学コース 4年 戸田 駿佑

私はサービス・ビジネスのゼミに所属しています。ゼミでは、競争戦略や消費者行動論、統計学などを幅広く学びました。特に、海外研修では現地での調査や学んだ理論を応用する事で企業の戦略を考えるなど、知行合一を大切に活動してきました。このような活動の中で、私は特に日本企業の競争力低下や製造業のサービス化に関心を持ちました。現在は卒論として電機メーカーにおける、イノベーションと組織能力に関する研究を行っています。今後も貪欲に学ぶ姿勢を大切に、様々な事に挑戦していきたいと思います。 

成績優秀者特待生-国際総合科学部 国際教養学系

社会関係論コース 2年 新子 香織

この度は、素晴らしい賞を頂きとても嬉しく思っております。ここまで支えてくださった両親と友人、先生、職員の方々をはじめとする皆様に感謝しております。私は増田先生のゼミに所属しており、社会福祉の分野を学んでいます。特に、介護や児童福祉について関心があり、今後深く研究していきたいと考えています。さらに、英語学習や海外にも興味があり、現在は、高校在学時より興味のあったディズニーバレンシア国際カレッジプログラムに第13期生として参加しています。世界中から集まった多くの人との仕事や共同生活を通して様々なことを学び、貴重な経験をしています。今後の大学生活でも、学びを自由に深められるこの恵まれた環境の中で自分の興味のあることを追究してその学びを将来に活かしていきたいです。

 

国際文化コース 2年 池田 みのり

私はフランス文化論ゼミに所属しています。日々の学習を通して私のフランスへの興味関心の幅は広がっており、明確な研究テーマはまだ決まっていませんが、「フランスでの日本の表象」に特に強い関心があるので、いずれはフランスと日本を関連づけたテーマでの研究を行いたいと思っています。また、将来は国際的な場で働きたいと思っているので、現在は英語に加えフランス語学習に意欲的に取り組んでおり、今後はDELFや仏検にも挑戦したいと思っています。今回、成績優秀者特待生に選出していただいたことは身に余る光栄であり、日頃応援してくれる両親や先生への感謝の念を忘れずに、これを励みに今後も勉学に邁進していきたいと思います。 

社会関係論コース 2年 山口 紗弥

私は社会理論ゼミに所属しており、身近な事象から現代社会の様相を分析しています。この活動を通して、自らが抱いてきた固定観念を捨て去り、物事を柔軟に捉えることの重要性に気づきました。現在は日本のポップカルチャーと社会の関わりに興味を持っています。日常の中で接することの多いポップカルチャーがどのように社会を反映しているか明らかにしたいと考えています。今後は卒業論文の執筆に向けて、視野を広く持つことを念頭に置き、自分の興味があることに貪欲に挑戦していきたいと思います。 

人間科学コース 3年 竹内 夏樹

現代哲学ゼミに所属しています。高校の倫理の授業で哲学という学問を知り、人間の思考がどこまでも深くなりえることに衝撃を受けました。大学入学後は哲学や思想研究、倫理学などの講義を履修し、今に至ります。
現在は道徳哲学における理性と感情(直感)の役割に興味を持っています。私たちは正しい行為を選択しようとする際に「冷静に、合理的に考えよう」と努め、反対に「感情的であること」は嫌悪する傾向にありますが、理性に基づき合理的に考えさえすれば正しい行為が導かれるのでしょうか?感情やそれに基づく直感は常に不必要な悪なのでしょうか?
自分の中でもまだ答えは出ていません。残りの学生生活でじっくり考えたいテーマです。

 

社会関係論コース 3年 新井 里穂

 私は現代日本社会論ゼミに所属し、「コミュ障」を中心に現代日本社会のコミュニケーションについて研究を進めています。先行研究で「コミュ力」を過剰に重んじる現状が問題視されていたことで、興味を持ちました。今後は社会とコミュニケーションの関係がどう変化してきたのかを明らかにし、生きづらい現代社会を見つめ直すきっかけになるような研究を目指しています。また、所属しているSWJOという部活動の引退が近く、仲間と一緒に音楽ができる貴重な時間を大切にしたいと思っています。この度は特待生に選出していただき大変光栄に思います。周囲の方への感謝を忘れずに、これからも自分のやりたいことに自信を持って取り組んでいきたいです。

国際文化コース 3年 安達 大介

市大に入学して三年が経ちました。市大は狭さに関わらず色々な人がいて、自分でも想像しなかったほど幅広い内容を学ばせてもらって来ました。その中からほんの狭い分野に絞って専攻を決め、研究を進めてきました。が、そんな小さなことをこの場で書いても仕方がないので、市大で学んできたこととは何だったのかを考えてみました。いろんな人から様々なことを学びましたが、それは一言でいえば「相対化」だったのだろうと思います。自分には自分の考えがあるけれど、あの人にはあの人の考えがあって、どちらも正しいし間違っている。そんな当たり前のことを、今まで多くの場面で学べました。そしてこれからも、学び続けたいと思います。 

人間科学コース 4年 伏見 ゆかり

 私は心理学ゼミに所属し、これまで親子関係、思春期のキレ行動、演じることの心理学的意味などの文献に注目してきました。現在取り組んでいる卒業論文では、「空想」をすることの機能や個人差に注目し、それが共感性との組み合わせにより、攻撃性に対してどのような影響を及ぼすのかについて調査研究を進めています。また、学外の医療領域のボランティアを通して一部ではありますが心理職の実践現場に触れることができました。大学卒業後は、専門の大学院に進み資格を取得することを目指すとともに、この4年間で学んだことを活かして研究や実践をより深めていきたいと考えています。今回の受賞を励みにして頑張っていきたいです。

社会関係論コース 4年 原田 実咲

私は国際経済社会論ゼミで、日本の決済比率の変革可能性について研究しています。世界各地でキャッシュレス革命が起きるなか、私は日本も国際競争力や訪日外国人の利便性の向上のためにキャッシュフリー化を推進すべきであると考えます。そのため卒業論文では外国の事例を参照した国際比較をもとに、日本らしい決済のあり方を探求したいと思います。来春からは社会人として学生生活での学びを活かし、何事にも積極的にチャレンジすることで自分を成長させます。この度は栄誉ある賞に選出していただき、ありがとうございました。 

国際文化コース 4年 岩倉 佳子

この度は、特待生に選出していただき、大変嬉しく光栄に存じます。私は、フランス文化論演習ゼミに所属しており、現在「フランス文学と動物描写の関係」をテーマに卒業論文を執筆中です。今まで、日本を含め各国の文化理解に興味を持ち、勉学や語学学習に励んでまいりました。また、部活動やアルバイトの経験を通して、人として生活するうえで大切なことを学ばせていただきました。卒業後は、この大学での経験を忘れずに、社会人として懸命に日々精進していきたいです。家族や友人、先生方、多くの方のおかげで、恵まれた環境で貴重な4年間を過ごすことができました。改めて、心から感謝の想いを伝えたいです。 

成績優秀者特待生-国際総合科学部 国際都市学系

地域政策コース 2年 笹谷 千尋

地域政策コースに所属し、地方財政や都市政策等について学んでいます。都市問題に関する政策分析と制度設計を考えることをテーマとし、前期では地方財政について学び、後期からは少子高齢化や社会保障など学生の興味のあることに合わせて研究をしていきます。ゼミでは毎年、夏季休業中に他県へ足を運び、実習を行っています。今年は福岡県北九州市でした。来年度の実習では、ゼミ長として今回の学びや反省点を活かし、より良いゼミ活動にできるよう努力していきたいと思います。ご指導していただいた先生方への感謝の気持ちを忘れずに、より一層勉学に励んでいきたいと思います。 

グローバル協力コース 2年 滝本 美喜子

この度は特待生への選出、誠にありがとうございます。私は今春から国際法模擬裁判に取り組む瀬田ゼミに所属しています。前期は瀬田先生や3年生の先輩方に模擬裁判のイロハをご教授いただき、7月上旬に開催された国際法模擬裁判大会ジャパンカップに弁論者として出場させていただきました。また夏季休業中には様々な方のご尽力により、国際法模擬裁判2018年アジアカップに出場させていただきました。初めての英語での弁論に苦戦しましたが、11月末に出場予定の国際人道法模擬裁判大会に向けてのスタートダッシュを切ることができ、さらにアジア各地からの優秀な学生と交流することができ大変有意義な夏となりました。
また、昨年末から趣味でエスペラントの勉強をしているので、今後は一緒に学ぶ仲間を探し、多様性や新たな言語創出という人類の叡智を改めて実感できればと思います。
後期以降も所属ゼミでの活動を始めとする学業に力を入れると同時に、学生生活を楽しみたいと思います。
 

地域政策コース 2年 田中 杏奈

私は大島先生の都市政策論演習のゼミに所属し、都市及び社会問題を各階層の視点から考え、実行可能な政策分析を行っています。具体的には、輪読を中心に、地方財政論に関する基礎知識の習得や各生徒が興味を持つフィールドについての議論を行っています。私はその中でも、東京一極集中問題や少子高齢化問題に興味を持っています。北九州市における実習では、実際に行われている政策について積極的に学び、それらを他の地域へどのように応用できるかなどの課題を見つけました。今回、成績優秀者特待生に選出して頂いたことへの感謝を忘れずに、今後はより一層勉学に励んでいきたいと思います。 

まちづくりコース 3年 樋口 陽之

私は都市解析のゼミに所属しており、人口・産業・交通などの様々なデータや住民へのヒアリングから得られる生の声を複合的に分析し、それを踏まえて地域がより活発になるために効果的なアプローチ方法を研究しています。ゼミでは実際にフィールドを持っており、地域の人と協働しながら実践的に学びを深めています。また、まちづくり実習にも非常に力を注ぎました。まちづくり実習ではゼミの垣根を越えたグループ編成がなされ、グループごとに対象地の分析から課題に対するプランの提案までを行います。グループの意見をまとめ、企業・行政・大学とも連携しながら実践的な実習に取り組んだことで、様々な環境、場面で通用するスキルが身についたと感じています。このような学習の環境を与えていただき非常に嬉しく思います。
また勉学だけでなく部活動にも力を入れて取り組んでいます。部活は体育会弓道部に所属しており、自主稽古も含めると週7で稽古をしています。勉学と部活動の両立は簡単なことではありませんが、気持ちさえあればどちらも手を抜かずに全力で取り組めるということを今回特待生に選んでいただいたことで感じられました。支えてくれたみなさんありがとうございます。 

地域政策コース 3年 山室 仁美

私は、地球環境政策に関するゼミで学んでおります。ピコ太郎中心に認知が促された【持続可能な開発目標】の一つ、【責任ある消費と生産】を達成するために、認証ラベルをツールとして考え、その意義と認知度について研究しています。約870人の方にご協力いただいた【ラベル認知に関するアンケート】にて、認証ラベル付き商品の消費傾向、認証ラベルの認知度・理解度を分析すると、厳しい環境・経済・倫理・社会的基準をクリアして付された商品が広く理解されていないということが分かりました。今後は、環境教育・消費者教育のあり方、ラベル認証普及に向けた取り組みに焦点を当てて、研究を継続していくつもりです。
今年度も、このような栄誉ある賞を頂けて、大変光栄に思います。日々全力でサポートしてくれた家族、ご指導頂いた先生、支えてくれた全てのみなさんに感謝いたします。
また所属している応援団チアリーダー部では、春の全国大会で準優勝することができました。今年度は保護者会・90周年イベント・入学式・卒業式など、大学の代表としての活躍の機会を多くいただくことができ、大変光栄に思います。支えてくださった学生担当の方、顧問の先生、家族、友人に感謝いたします。今後も文武両道に励んでまいります。 

グローバル協力コース 3年 尾形 梓

私は国際政治学のゼミに所属し、地球規模課題の解決という大きなテーマに沿って、世界の貧困問題から環境問題、人権侵害の問題等を学んでいます。その中でも特に関心があるトピックは、グローバルタックスの導入と児童労働問題です。
現在はそういった分野を英語で学ぶべく、カナダで学部留学をしています。現地の授業のレベルの高さに心が折れそうでしたが、今回特待生に選出していただいたことを励みに、横浜市立大学で学んだことを生かして、より一層学業に励んでいきたいと思います。
 

まちづくりコース 4年 鈴木 梓

この度は、このような素晴らしい賞を頂くことができ、大変光栄に思っております。いつも支えてくれる家族や友人、熱心にご指導してくださる三輪先生をはじめとする皆様への感謝の気持ちを忘れずに、今後も努力し続けたいと思います。
私が最も力を入れて取り組んできたことはゼミ活動です。ゼミ活動では、保育所と地域とのつながりを日々のおさんぽを通して深めることを目的に、様々なワークショップを地域の方々・保育園スタッフの方々・園児の皆さんとともに企画・実施してきました。ワークショップは、防災・安心安全・子どもの街のお気に入り探しなど毎回異なるテーマで実施していくため、地域の様々な方と接する機会があり、楽しみながらも自分の成長につながることが多く、とても充実していました。
 4年生になった今年は、卒業論文の執筆と様々な勉強に専念したいと考えています。『子育てと仕事の両立しやすい・職住近接の街』に関するテーマで卒業研究を進めているので、母親の意見や幼稚園・保育園側の意見など様々な方の意見に耳を傾け、卒業論文の執筆に励みたいと思っています。 

地域政策コース 4年 太田 春菜

私は地域政策コースのゼミに所属しており、日本の地域や社会課題に向き合っています。大学での講義で得た知識や好奇心をもとに、実社会と接点を持ち、知見を広げることを意識して大学生活を送ってきました。生活の質や幸福度(well-being)を高める健康まちづくりに関心を持ち、卒業論文では、介護予防をテーマに執筆しています。将来は、人の健康を支え、人や地域の本来の良さを引き出せる人になり、社会に貢献したいと考えています。周りの人への感謝の気持ちを忘れずに、努力を続けていきたいと思います。 

グローバル協力コース 4年 長野 楓

国際政治学を専攻しています。現在は国際競技連盟のガバナンスに関心があり、FIFAを題材に卒業論文を執筆しています。資本主義の下で市場や利害が複雑化する中、FIFAでは幹部による汚職が摘発されています。サッカーをめぐる巨額の資金を適正に管理し、透明性のある組織運営をいかに実現すべきか考察しています。来年度からは社会人として、自己実現をしながら経済社会に貢献できる人材を目指したいです。
卒業まで残された時間と今ある環境への感謝を忘れず、お世話になったすべての方々にいつか恩返しができるよう日々を全うしていきたいです。
 
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