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平成30年度伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生紹介(成績優秀者特待生(医学部医学科、医学部看護学科))

伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生 紹介3

平成30年度の伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生に選出された全55名を紹介します。
奨学生・特待生の皆さんには「今興味を持っていること又は取り組んでいること」、「今後の抱負」について語っていただきました。

成績優秀者特待生-医学部 医学科

医学科 2年 青山 祥太朗

この度は特待生に選出いただき、誠に光栄です。一年次の共通教養では幅広い知識を学びましたが、二年次からは一転して専門的な基礎医学の勉強が始まりました。勉強しなければならないことは膨大で、初めのうちは戸惑いも感じることもありましたが、どの講義も大変興味深く、すぐに面白く思うようになりました。このような素晴らしい環境を与えてくださった先生方には、感謝の念に堪えません。患者さんに少しでも貢献できるような医師になれるよう、これからも努力していきたいと思います。 

医学科 2年 阿部 直樹

この度は特待生として選出していただき大変光栄です。勉学に集中できるよう日頃から私を支えてくださっている方々に感謝しております。今回成績を表彰していただいた一年時には教養レベルの物理学、数学や基礎的な生物学の勉強をしていました。現在は基礎医学の勉強に力を入れて取り組んでいます。基礎医学の勉強は暗記事項が非常に多いです。しかしある一定量の知識を詰め込むと一年生の時の生物学の勉強から始まり一見別分野と思える科目間でも関連性が見えてくるところが面白いと感じられます。今後も医学の勉強に励み、研究臨床ともに行える能力のある医師になることが現在の目標です。 

医学科 3年 阿部 竜太

この度、特待生に選出して頂き大変光栄に思います。現在は臨床医学の講義の傍ら、分子細胞生物学教室において転写制御メカニズムに関する研究に関わらせて頂いています。私達の遺伝情報を元にタンパク質が合成されるまで過程の一段階である「転写」は生命現象の根幹を成し、多くの疾患に関わる一方で、そのメカニズムの全貌は明らかになってはいません。次世代シーケンサー、ゲノム編集といった最新の技術に触れることが出来、試行錯誤の中ではありますが大変刺激的な日々を送らせて頂いています。
今後は医学、医療の担い手としてその役割を最大限果たせるよう、臨床医学と基礎医学、その双方を大切にしながら努力していきたいと考えております。 

医学科 3年 梅木田 悠花

2年次では基礎医学で人体の正常な構造や機能について学びました。3年次からは臨床科目の授業が始まり、様々な疾病について幅広く勉強しています。正常な人体への理解を元に疾病を学んでいく難しさや膨大な知識量に圧倒されることもありますが、疾病が起こる機序やその治療法が大変興味深く、楽しみながら勉強に励んでいます。将来どの診療科を専門としても患者さんにとってより良い医療を提供できるように、学生である今はどの科目にも懸命に取り組みたいと思います。学生生活を支えご指導くださる先生方や家族、友人に感謝し、今後も努力していきます。

医学科 4年 伊藤 龍一

このような栄誉ある賞に選出いただき誠に光栄です。私は4月からの3ヶ月間、循環器腎臓高血圧内科学教室に配属し、糖尿病腎症の新規病態解明に取り組みました。研究室では基礎的な実験手法から実践的な考察法まで学ぶことができ、有意義な3ヶ月間でした。現在も研究を続けており、未解明の新規因子が果たす役割の解明に日々奮起しております。研究を通して、物事を多角的に考える難しさを実感するとともに、知的欲求を満たす喜びを感じております。また、来年から始まる病棟実習に向け知識を整理しておりますが、個々の知識を論理的に繋げて記憶していく事を目標に学習しております。YCUという恵まれた環境で学習できる事、そして日々支えてくれている家族に感謝しながら今後も努力してまいります。 

医学科 4年 立野 瑞樹

4年次の研究実習で、私は炎症性腸疾患(IBD)センターにて、当施設で行われている潰瘍性大腸炎に対する既存薬を生かした治療法の有用性評価という研究を一から行わせていただきました。以前から興味のあったIBDという未解明な部分が多い分野を深く学び追究する楽しさとともに、未知のことを明らかにし、患者さんのもとに届けるべく臨床へと繋ぐ医学研究の重要性を強く感じました。現在深刻な社会問題である医療経済面にも着目し、これまでとは異なる側面から医療について考えるきっかけとなりました。今後も研究や臨床実習を通じてさらに視野を広げ、幅広い知識を持って患者さんに寄り添える医師になることを目標に日々努力していきたいと思います。 

医学科 5年 東 靖子

 今年の3月より病棟実習が始まり、今まで座学で学んできた内容を実臨床で経験できることに充実感を感じるとともに、さらなる幅広い知識を身につける必要性を痛感する毎日です。4年次に循環制御医学教室で胎児の循環動態について研究させていただいたことを契機に、現在は周産期・新生児医療に大変興味を持っております。現在自分が興味を持っている分野を大切にしつつ、今後も多くの患者さんや医療者の方々との関わりの中で、生涯誇りを持って打ち込める道を模索していきたいです。恵まれた環境で勉強させていただいていることに感謝し、広い視野を持った強く優しい医師になれるよう精進していきたいと思っております。

医学科 5年 柳澤 輝一

この度はこのような栄誉ある賞を頂き、誠に光栄です。これまで支えてくださった方々に改めて感謝申し上げます。私は4年次に造血前駆細胞の代謝解析の研究を行い、造血幹・前駆細胞が造血系を維持するメカニズムについて考察を深めました。現在の5年次の病棟実習では、実際の治療の現場に立つことで座学では知り得なかった様々な知識を吸収でき、大変有意義に感じております。今後は基礎研究とその臨床応用の両方に携わる医療者を目標として、基礎研究を継続し、臨床能力を向上させるべく精進して参ります。また、課外活動では硬式庭球部に所属しております。厳しい雰囲気の中で仲間と切磋琢磨する環境に身を置くことで、多くのことを学ばせていただいております。今後も勉学との両立に努めつつ、かけがえのない時間を存分に楽しもうと考えております。 

医学科 6年 髙瀬 宙希

病棟実習では必要とされる知識の多さに圧倒される毎日です。今回の選出は今までの積み重ねが形になったようで嬉しく思います。大学では学業以外にもバドミントン、東洋医学、ジャグリングの部活に所属し見聞を広めました。将来は麻酔科や病理診断科に興味がありますが、興味の幅が尽きないのが正直なところです。私は子供のころより生き物が大好きで、人という最も身近な生物を深く知るだけでなく、病気の治療を通じてその命を救うこともできる医学の道に興味を持ち志しました。将来は基礎研究にも関わり、生命の不思議の一端を知る手助けができれば良いと考えています。この選出を励みに初期研修の場でも努力を重ねていきたいと思います。 

医学科 6年 太田 みのり

5年次から臨床実習が始まり、必死に食らいついてきました。その努力が評価され光栄に思います。しかし増える知識や経験により病態がクリアになり、人の役に立てることに喜びを感じる一方、知的好奇心が満たされることはありませんでした。
ずっと悩んできた臨床と研究という選択でしたが、基礎研究への思いが強まり、やっと決心がつきそうだと感じています。
残りの短い学生期間中も研究を行い、臨床の視点をもって基礎の世界の中で闘えるように、今できることに全力で取り組む所存です。先が見えない選択は不安も大きいですが、基礎に興味を持った後輩の皆さんに楽しさを伝えられる存在に、いつかなれるよう楽しみつつ頑張りたいと思います。
 

成績優秀者特待生-医学部 看護学科

看護学科 2年 辻 由華

この度は特待生に選出していただき大変光栄に思っております。
2年次からの授業では今まで培った知識と技術を応用して、より主体的に取り組んでいくことが必要であると感じています。特に基礎看護学実習では、患者さんにとって最善な看護とは何か、寄添うこととは何かについて熟考し、自らの未熟さと臨床での難しさを痛感しました。同時に、前向きに常に学ぶ姿勢を持つことの大切さを学びました。
親身になって支えてくださる先生方や同期、家族には本当に感謝しています。
今後は、「国際的に活躍できる看護師」を目指し、学業だけでなく課外活動にも力をいれ、様々な人と交流し自身の知見を広げていきたいと思います。 

看護学科 2年 塚田 理乃

1年次には総合講義や教養ゼミなど、他学部の学生と関わる機会に多く恵まれました。様々な考え方に触れたことは物事を多角的に捉えるきっかけとなり、今後看護職として対象者のニーズや個別性に合わせたケアを行うためにも大切な視点を学ぶことが出来たと思っております。2年次からはより専門的な学習が始まり、領域毎に異なる看護の面白さ、奥深さに刺激を受ける毎日です。現在地域看護学に興味があり、将来は地域で生活する方々の病気を未然に防ぎ、健康に暮らして頂けるためのサポートが出来たらと考えております。安心して学習出来る環境、支えてくださる周囲の方々への感謝の気持ちを忘れずに、今後も全力で日々の勉学に励みたいです。 

看護学科 3年 澤田 実華

これまでの講義、演習、実習を通じて、対象者を全人的に捉えることの難しさを感じています。何に価値を見出すかは人それぞれであるからこそ、その人らしい生活を尊重し支えることはとても難しいです。後期から本格的に各領域の実習が始まりましたが、対象者自身と取り巻く環境を理解し、その方の強みを生かした支援ができるよう、広い視野と深い洞察をもって看護実践してまいります。
また、本学に入学して以来、附属病院での災害対策訓練や学外における小児糖尿病サマーキャンプへの参加、アルバイトなど、多くの方との関わりをもつことで、様々なことを経験させていただきました。日々、自己を高められる環境に感謝し、これからも学びを深めていきたいと思います。
 

看護学科 3年 花岡 咲季

看護を学び始めて3年目になり、講義や演習、実習を通して幅広い知識や技術を学んできました。そして今年の9月からは領域別の本格的な実習が始まります。私は看護を行うためには、患者様の価値観や個別性を理解し、その方が本当に必要としているのは何かを見極めることが大切だと考えています。実習は期間中特定の患者様を受けもたせて頂くなど、まさに個別性を考慮した看護ができる貴重な機会です。今まで培ってきたものを実際の看護に結びつけることができるのか、緊張や不安はありますが、より多くの学びを得られるよう積極的に取り組んでいきたいと思います。 

看護学科 4年 吉田 香

現在老年看護学ゼミに所属し、大きなテーマとして家族を含めた保健指導の効果や課題について卒業研究を進めています。去年に引き続き今年も様々な専門科目において臨床実習を経験させていただきましたが、疾患は患者様の一部でありその方の全体を捉えること、またその際に家族などの周囲のサポートもアセスメントしていくことが大切であるのだと強く感じました。今後は、今までの講義や演習、そして実習での気づきや学びを活かし、対象となる方の個別性や強みに対して丁寧に向き合い、その方のニーズに合った支援ができるようになりたいと考えています。 

看護学科 4年 中満 めりな

私は、成人看護学ゼミに所属し、「大規模災害発生時に被災地支援のため派遣された看護職の支援活動における課題」というテーマのもと、研究を進めています。災害看護に興味を持っており、このテーマを設定しました。研究というものは初めてなので戸惑うことも多くありますが、興味を持っていることを調査でき、とても楽しいです。また、臨床での実習は、それぞれの実習ごとに違った学びや経験があり、どの実習も忘れられないものとなりました。経験を通して得た学びを看護師になってからも生かしていきたいです。今後は国家試験や卒業研究発表会に向けて努力しつつ、残り少ない学生生活を1日1日大切に、楽しみながら過ごして行きたいです。 
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