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【開催概要】市民講座「ここまでわかった!最強のサイレント・キラー『動脈硬化症』の最新知識☆☆☆」

2017.12.05
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  • 講座・セミナー
  • 医療

「ここまでわかった!最強のサイレント・キラー『動脈硬化症』の最新知識☆☆☆」

平成29年12月5日(火)開催概要

講師:石上 友章(横浜市立大学 医学群 循環器・腎臓・高血圧内科学 准教授)

今回は、「ここまでわかった!最強のサイレント・キラー『動脈硬化症』の最新知識☆☆☆」と題して、横浜市立大学 医学群 循環器・腎臓・高血圧内科学 石上友章 准教授が講演を行いました。
講演では、健康長寿を脅かす“サイレント・キラー”動脈硬化症にならないためには、糖尿病、脂質異常症、高血圧といった生活習慣病を予防することが重要であり、糖尿病、脂質異常症については、発症初期の治療が大切なこと、高血圧については、継続した降圧治療が重要なことを説明しました。続いて、動脈硬化になってしまった場合の治療法として外科的治療であるバイパス治療、内科的治療であるカテーテル治療および薬物治療があることを解説し、いずれの治療も万能ではないため、それぞれの病気の程度に応じてしっかりと治療法を選ぶ必要があるとの説明がなされました。
また、動脈硬化は生活習慣病の他に“血管の炎症”が原因になっているという新たな知見を紹介しました。最新の研究成果から、動脈硬化症をおさえる働きがあるとされるIL5という物質に対する高い抗体値が動脈硬化症の患者さんで見られ、自己抗体が原因で血管に炎症が起きている可能性があること、抗体には腸内細菌が関わっているかもしれないことがわかりました。このことから、動脈硬化の改善には生活習慣病とともに血管の炎症を制御することが重要ではないかと述べ、講演を締めくくりました。
質疑応答では、非常に多くの質問が寄せられました。受講生の方からは「生活習慣病を早期に発見し、予防・治療などを行なっていくことがとても大切であることが理解できた。」、「動脈硬化の認識がかわりました。炎症の関係はさらに深く勉強して見たい。」といった感想をいただきました。
今後も当センターの研究成果情報を講座やWEBサイト、広報物等を通じて皆さまに公表していきますので
何卒よろしくお願いいたします。
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